- 2010-11-11
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、おとといから昨日にかけて、「食事と集中力の関係」についてお話をしてきました。
<一昨日の記事>
「おなかいっぱい」は集中力の大敵!
<昨日の記事>
「よく噛んで食べる」と、勉強に集中できる
簡単に言いいますと、「満腹は集中力を落としますよ~」「よく噛まないと集中力を落としまっせ~」ということでした。
私は中学・高校時代、とくに夕食なんかは常に腹十二分目ぐらいの満腹になるまで食べてました。
さらに、しっかりと噛まないでガツガツと食べてました。何度親から「もっとよく噛んで食べなさいっ!」と注意されたかわかりません。
早食いで大食いだったわけです。こんな状態じゃ、そりゃあ夕食後に勉強のやる気なんて起きなかったはずです。
毎晩、ご飯もおかずも「おかわり!おかわり!」で腹十二分目になるまで食べて、「うぇっ・・・食いすぎたかな」なんて言いながら、その後「どーもなぜか最近勉強する気にならねーな。ねむいよ」みたいなこと言ってました。今思えばかなりのアホです。
といっても私だけでなく、10代の方なら、多くの人は満腹になるまでガツガツ(あまり噛まないで)食べたい時期だとは思います。でも、これが先日の記事にも書いたように、集中力の大敵だったわけですね。
で、実はもう1つ、10代の時期の食事で注意しないと集中力を落とす可能性が高いものがあります。それが、
肉・脂物(あぶらもの)
です。
ようするに、たとえば焼肉・牛丼・豚のしょうが焼き・から揚げ・とんかつ・天丼などなどですね。って、うまいもんばっかじゃん!と怒らないでくださいませ(笑)。一切食べるなということではありません。
ただ、これらの肉類や脂物関係を食べると、
「脳や体を非常に疲れさせる」
ということだけは知っておいてほしいのです。
まず、脂物は胃に血液が流れやすいです。前回の記事でもお話しましたが、血液が胃に集まってくると、その分脳の血流が減ります。その結果眠気が襲うことになります。
一度やっていただくとわかるかと思いますが、たとえばお昼ごはんに天丼なんかを食べてみてください。理想は天丼大盛り!そうすると、非常に高い確率で、あなたは1時間以内に眠りについていい夢を見ています(笑)。
また、肉は消化に悪いことで知られています。肉を食べると、(量にもよるでしょうが)8時間ほどは胃の中にずっと残ってしまうようです。
消化に悪いと言うことは、消化活動をするために体内の血液が胃に集まってくる関係で、さきほど同様、やはり脳の血流が減り、多かれ少なかれ眠気が襲います。
一度やっていただくとわかりますが、たとえばお昼ごはんに吉○家か松○の牛丼大盛りを食べてみてください。そうすると、非常に高い確率で・・・以下同文。
ちなみに、肉の場合、「消化に悪い」ということ以外にも、血液中でアンモニアが生産されしまい、その解毒のために腎臓(じんぞう)・肝臓が非常に活発化するので、体の芯から疲れてしまう傾向があるようです。
肉も脂物も、まったく食べるなということではないのですが、そういった集中力を落とす傾向がある食べ物だということも知っておいてほしいと思います。
くれぐれも、入試当日のお昼ごはんに、
「午後の試験に“勝つ”ためにも、お昼はカツ丼大盛りだぜ!」
なんてことだけはないようにお願い致します。試験本番でお昼寝をしてしまうという大惨事になりかねません(笑)
※参考文献「『疲れ』をとる頭のいい方法」(河出書房新社)