- 2019-10-12
- その他・雑談
こんにちは、中西です。
現在、台風が日本列島を直撃していて、初となる「大雨特別警報」が出ていたり、複数の地区で「避難指示」が出ています。
おまけに千葉県で竜巻や震度4の地震まで発生していて(私も揺れを実感しました)、台風だけでなく複数の災害対策について意識せざるをえない状況です。
不幸中の幸いだったのが、週末だったと言うことです。
これが平日だったら、通勤通学・仕事中に事故にあったり、帰宅難民になる人も続出した可能性があります。
さすがにこれだけ警告されているので、よほど重要な用事でもない限り、わざわざ出かける人はほとんどいないと思います。
つまりこの週末は家にこもっている人が大半だと思いますが、この機会を利用して、災害対策や防災について少し時間をとって勉強しておくのがオススメです。
前回も少しお話ししましたが、今このタイミングであれば、災害と言うものが現実的な危機として認識できるので、効率的に頭にインプットしやすくなります。
現実的な危機として認識していると言う事は、言い方を変えると災害に対する「興味(関心)」が高まっている状態です。
興味が高まっている状態と言うのは、脳科学的に言えばドーパミンが増えている状態ですが、このドーパミンは記憶増強物質でもあります。
よく「自分の興味がある事は覚えやすい」などと言いますが、これは気のせいではなく、科学的にはドーパミンが作用して起こる現象なのです。
(逆に言うと自分の興味がないことを覚えようとするのは大変だし、効率が悪いと言う事ですね)
つまり言い方は少し悪いですが、台風が(平日より時間に余裕のある)連休の週末に来ていると言う事は、
災害対策や防災の意識が高まっているという意味で、それについてしっかり学ぶ絶好のチャンスとも言えるのです。
逆に考えればわかりますが、普段何も起こっていない平常時に災害対策を学ぼうとしても、いまいち危機感がないのでそこまで強い興味が湧いてこないことも少なくありません。
「治にいて乱を忘れず」と言う諺が大昔からありますが(出典は易経なので3500年前から!)、
それはつまり人間は平和な時は「乱」を忘れやすい生き物だから、教訓として残っているわけですね。
防災グッズが飛ぶように売れるのも、大体何か災害が起こったタイミングです。
それぐらい人間の意識と言うのは、平穏無事な状況では災害に対する興味関心が薄まってしまっているので、学ぶ意欲も薄まっています。
仮に頑張って学んだとしても、関心が薄いタイミングなので、記憶に残りにくいのです。
こういったことを総合的に考えると、この連休中は家にこもっていて、時間にも少し余裕がある人が多いと思うので、
この滅多にないタイミングを利用して、少し時間をとって災害対策を学んでおくのは、記憶効率も良いですし、今後の為にも大事なことだと思います。
それではまた。