- 2011-3-19
- その他・雑談
早稲田集中力研究会の中西です。
連日テレビで地震関連の放送がされているようですが、それを毎日何時間もずっと見続けていると、
私たちは往々にして、なんとなくそれで今回の地震についてある程度状況を把握したように錯覚してしまいがちです。
テレビの映像は視覚から入る情報でインパクトが強いですからね。
現状、被災地には自衛隊の方や各国の救助隊の方、それと報道関係者くらいしか行くことができないわけで、そんな中でいま私たちに必要なこと(というかできること)の1つは、
「想像力」を働かせることなのではないかと、ずっと考えておりました。
つまり、メディアの報道以外にどんな状況が起こっているか、
ネットやマスコミ等のさまざまな情報の断片からでも、できるだけリアルに想像する力。
義援金や物資の提供をするにしろ、いずれ何らかの行動をとるにしろ、自分の中で何かを見つめ直すにしろ、
現場に行けない私たちには、できるだけ正確な情報を得る努力と同時に、現場で起こっていることや周辺がどうなっているかをイメージする
「想像力」が非常に求められている気がします。
今回は、その一助になると思われるあるサイトから、印象的だった言葉をいくつかご紹介します。
そのサイトは、ツイッターなどのソーシャルメディアを通して、国内外で投稿されたメッセージをまとめたサイトprayforjapan.jpです。
以下、そちらから、印象的だった投稿を引用させていただきます。
テレビに映らないところで、たくさんのサムライがいました。
ぜんぜん眠っていないであろう旦那に、「大丈夫?無理しないで。」とメールしたら、「自衛隊なめんなよ。今無理しないでいつ無理するんだ?言葉に気をつけろ。」と返事が。彼らはタフだ。肉体も、精神も。 @yoshimicov
父が明日、福島原発の応援に派遣されます。半年後定年を迎える父が自ら志願したと聞き、涙が出そうになりました。「今の対応次第で原発の未来が変わる。使命感を持っていく。」家では頼りなく感じる父ですが、私は今日程誇りに思ったことはありません。無事の帰宅を祈ります。 @Namicoooo
子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行きました。店員さんがその子供の背中に向けてかけた「ありがとうございます」という声が、震えてました。 @matsugen
停電すると、それを直す人がいて、断水すると、それを直す人がいて、原発で事故が起きると、それを直しに行く人がいる。勝手に復旧してるわけじゃない。俺らが室内でマダカナーとか言っている間クソ寒い中死ぬ気で頑張ってくれてる人がいる。 @yoh22222
避難所でおじいさんが「これからどうなるんだろう」と漏らしたとき、横に居た高校生ぐらいの男の子が「大丈夫、大人になったら僕らが絶対元に戻します」って背中さすって言ってたらしい。大丈夫、未来あるよ。 @nekoshima83
ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところ見て感動。子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった
@unosuke
“Operation Tomodachi” 米軍による救済活動名