- 2024-1-8
- その他・雑談
こんにちは、中西です。
今回は雑談回です。ふだん固い話が多いので、たまには良いでしょう。
昨年末の文春砲で、性加害疑惑が日本中を騒がせていた松本人志さんが、
本日、芸能活動休止を発表しました。
これほど大きな芸能関係のニュースはなかなかないと思います。
▼ダウンタウン・松本人志さん 芸能活動休止を発表 「まずは様々な記事と対峙して、裁判に注力したい」
https://news.yahoo.co.jp/articles/69a11bef397633910af8571fc965ac7f73bee339
数日前に、被害者とされていたA子さんの会合後のお礼のLINEが芸人界隈から流出し、
ずっと沈黙していた松本人志がそのスクショを自らSNSにアップして「とうとう出たね。。。」と一言コメントを付けて投稿。
(この投稿は1億回以上表示されたようです。)
松本さんとしては、自分が無実である決定的な証拠が出たと考えて投稿したのだと思いますが、残念ながらこの投稿は賛否両論になってしまいました。
まずこの投稿を行った時点で、最初に「一切が事実無根」と主張していた吉本側の発表に嘘があったことが確定しました。
また、お礼のLINEを見たファンの一部は「やっぱりまっちゃんは無実だ!」と思ったようですが、
残念ながらそのスクショの画像で性加害が否定されるわけではありません。
数年前に、Iさんという女性ジャーナリストが、Yさんという著名なジャーナリストから性加害を受けたとして、裁判になったことがありました。
この時にIさんは、翌日にYさんにお礼のメールを送っていたのです。
ところが、裁判所はYさんの性加害を認定し、Iさんが勝訴しました。
ジャニー喜多川から性加害を受けたタレントたちも、「ジャニーさんに感謝している」と言う話をしていました。
他にも、一般人女性の話として、性加害を受けた後に普通にその相手とやりとりをしていたといった話がSNS上に散見されました。
その時は、自分がされたことを防衛本能で認めないようにしていたり、後になって冷静になって気づくと言うこともあるようです。
ようするに、「お礼をした」という事実は、「性加害の有無」の判断材料にはならないということです。
また、松本さんはこれまで自らのSNSで見解を一切表明せず、会見も開かず、完全沈黙を貫いていたのに、
そういう自分に都合の良い(ように思える)時だけスクショを投稿した彼の行為に、失望しているファンも多かったようです。
つまり、松本さんからすると、A子さんのお礼のスクショを投稿して、自分が無実だとアピールできたと思ったら、思いのほか反論・反感も多く、
過去の裁判の判例でもお礼LINEでは無実にならないと、おそらく気づいたのでしょう。
一方で、自分の番組のスポンサーが次々と消えていく事態に突入していました。
このままいけば、近いうちに自分の番組のスポンサーが全て消えて、番組を終了せざるをえなくなる。
一般の視聴者でさえ、彼の複数の番組でスポンサーが消えているのが知れ渡っていたわけですから、テレビ局内部にいる彼には、より詳しいスポンサーの情報が伝わっていた可能性も高いです。
「スポンサーがどんどん消えて、松本人志とダウンタウンの番組がすべて終了させられた」
という不名誉だけは絶対に避けたい。彼はそう考えたはずです。その結果、
「スポンサーが次々と消えて、それがネットで毎回話題になり、最後にテレビ局から番組終了を告げられるような終わり方をする位なら、自分から芸能活動を休止する方がマシ」
と彼は考えた。私はそう見ています。
吉本興業の発表によると、今回松本さんが活動休止する理由として、
「裁判に注力したい」
という本人の強い意思があったそうですが、
本当に事実無根なら、そんな理由で松本人志が芸能活動を休止するはずがありません。
私は「4時」から彼を知っていますし、「ごっつ」のリアルタイム世代で、「遺書」もその後の本も買ってます。彼のテレビ以外のコンテンツも大半見ましたし、ラジオの放送室も全部聴きました。
テレビは18年家に置いてませんが、唯一ネットで見てるテレビ番組が「ガキ使」と「水ダウ」の2つだけで、ガキ使を見るためだけに月1000円のHuluに入っております笑
このレベルでファンと言っていいのかわかりませんが、とりあえず30数年見てきているので、彼の性格は良いも悪いも大体理解しています。
その上で言わせていただくと、今回の騒動における彼の対応は、本当に残念すぎます。もっと言うと、私が知っている限り、最もダサイ松本人志を見せられた気分です。
私は彼がやった行為が真実かどうかはともかく(事実なら許されませんが)、個人的にはそのこと自体よりも、
この疑惑に対する彼の「対応」のあまりのダサさに、心底残念な気持ちになっております。
何より、公共の電波を利用して長年商売をしてきた人間としての責務(説明責任)を果たしていない。
事務所の吉本に言わせるだけでなく、日本トップのフォロワーがいる自分のSNSもあるわけですし、自らの言葉で説明する責任が彼にはあると私は思います。
それをやらずに逃げ続けて、自分に都合の良さそうなスクショだけ投稿し、
そのスクショも思いのほか分が悪いと気づいた途端に、「辞めさせられる前に自分から辞める」と言う判断をした。
ただし、その本音はそのまま言えないので、
「裁判に注力するために芸能活動を休止する」
などという建前を作って、表向きにはそういうことにした。
この建前を本気で信じている人たちが大勢いて驚いたのですが、多数の番組を抱えて、全て長寿番組にするほど、責任感のある人間が、
事実無根にもかかわらず、「裁判に注力する」などと言う理由だけで、
大勢のスタッフにも、レギュラーメンバーにも、テレビ局にも、吉本にも、スポンサーにも、視聴者にも、
絶大に迷惑がかかりまくる「芸能活動の休止」と言う判断を、下すはずがありません。
「裁判に注力する」だけなら、これまで通り芸能活動をしながらでも十分できるに決まっています。
何より、松本人志が「事実無根の裁判」などに集中するために、レギュラー番組をはじめとする芸能活動の全てを休止するはずがありません。
彼は、文春砲で崖っぷちに追い込まれ、逆転できそうだったお礼のスクショすら覆らないことに気づき、
スポンサーが次々と降板して番組が終わる事は避けられないと判断し、そんな屈辱を味わう位なら、
「自分から芸能活動を休止する方がマシ」
と言う判断をしたまでです。
どちらにせよ、芸能活動を休止するのは避けられない流れになると踏んだ彼は、スポンサーが消えて情けない形で番組を終わらせられるくらいなら、
「自ら芸能活動を休止する」
ことを選んだ、ということです。
彼は以前こんなことを言っていました。
「付き合ってる彼女に振られそうになったら、その気配を察知した瞬間に、自分から振る」
彼は「振られる」という屈辱に耐えられないわけです。
まあ誰だって嫌なものですが、人並み以上に彼のプライドがそれを許さない。
良いとか悪いとかではなく、こういう性格の人なんですよ、彼は。わかる人にはわかると思いますが。
今回の彼の芸能活動の休止は、同じ類のものだと私は見ています。
そして、反社との付き合いの発覚とともに引退した、彼が最も尊敬し親しんでいた島田紳助さんのように、
松ちゃんもこのまま引退する可能性がそこそこあると思います。
島田紳助は会見を開きましたが、松ちゃんはいずれにしろ会見は開かないでしょう。
繰り返しますが、公共の電波を長年利用し続け、それで一般人が決して手に入れられない莫大な富と名声を手に入れてきた人の責務(説明責任)を全然果たさず、自ら逃げているとしか思えません。
男気もある人でしたが、ここに来て、この対応は本当に残念でなりません。
個人的に1番気がかりなのは「水ダウ」がどうなるかということですが、
この番組だけは彼がいなくてもできるはずなので、「水ダウ」だけは何とかやってほしいです
。゚(゚´Д`゚)゚。ケンタロウ!