- 2017-12-17
- その他・雑談, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
本日は日曜日なので、雑談系ネタで。
(このブログ・メルマガは日曜日は雑談系に
なることが多いです。)
先日ある駅の付近を歩いていたら、宝くじ
売り場で数人が並んでいました。
売り場の前では旗を持った人も声を出して
宝くじの宣伝をしていて、軽く賑わっていました。
私は普段ギャンブルは全くやらないのです
が、宝くじだけは数年に1回ノリで買うこ
とがあります。
パチンコとかその他のギャンブルは、それ
自体に非常に時間を取られるため、やろう
とは全く思えません。
ただ、宝くじだけは全くと言っていいほど
時間が取られないので、自分の中でアリに
しています。といっても年末や夏に必ず買
ってるわけでもなく、たまたま通りかかっ
た時に買う位。
それでも買うと言う事は、
「もしかしたら1等が当たるかもしれない
( ´∀`)」
と思いながら買っているわけです。今回も
確実にそう思いながら買っておりました。
で、帰り際ふと思ったのですが、その日は
降水確率が10%だったので、私は出かけ
る時にカバンの中に折り畳み傘を持って
いきませんでした。理由は言うまでもなく
「10%なら降らないだろう」
と思ったからです。
しかしその数時間後、私は1000万分の1の
確率でしか当たらない宝くじ売り場に並んで、
「1等が当たるかもしれんしなヽ(´∀`*)ノ」
と考えて買っていました。
雨は10分の1の確率なのに「降らないだろ」
と判断し、後者の宝くじは1000万分の1の
確率なのに「当たるかも」と判断する。
この2つの判断は、冷静に考えれば、
どう考えても論理的に矛盾しています。
なぜこんな判断をしているのかと言うと、
それは確率ではなく、実は単なる
願望で判断しているからです。
しかも自覚なく(。´Д⊂)
つまり10分の1の確率で、雨が降ったら
びしょ濡れになりかねないのに
「雨が降ってほしくない」という願望
がベースにあるため「降らないだろう」と
“冷静に判断”したのです。
1000万分の1という雷に当たるほどの低い
確率しかなくても
「宝くじが当たって欲しい」
と言う願望によって「当たるかも」と
クールに判断したということです。
しかし確率とリスクを冷静に考えるなら
この日の私は本来、
・折り畳み傘は持っていく
・宝くじは買わない
のが正しい判断になるはずです。
まぁ私が煩悩まみれの馬鹿と言うことも
あるかもしれませんが(笑)、あの日私と
同じような行動をとった人は他にもたく
さんいたと思います。
要するに、人間と言うのは欲望や願望の
せいで、なかなか正しい判断はできてい
ないことが多いと言うことです。
ちなみにこういった人間心理が判断に影響
を及ぼすことは、心理学でもプロスペクト
理論などで実証されています。私が煩悩だ
らけのア〇なのではなく、人は皆そうなの
であります!(強調)
別の言い方をすると、それぐらいに人は
自分にとって都合よくしか現実を見ること
ができないということです。
宝くじや折り畳み傘位の話であれば大した
ものではありませんが、人生に関わるよう
な判断、例えば受験においてこういった
「自分の願望をベースに、都合よく現実を
解釈してしまっている」ことがあると、
致命的な判断ミスにつながることにも
なりかねません。
受験勉強においても
「この問題は本番で出るのか」
「この部分は覚えたほうがいいのか」
といった判断をしなければならないことも
多いわけですが、上記のような「自分に都
合よく解釈して判断してしまう」といった
ことが人間には多々ありますので、
大事な判断をするときには願望や欲望に
左右されて間違ったことを考えていないか
という視点も持っておいた方がいいですね。
やや抽象的な話ですが、現実に影響与える
判断基準に関する話なので、こういうこと
を知っているかどうかは重要です。
よかったら参考にしてみてください。
私も年末に宝くじの当選結果をクールに
確認後、来年のジャンボはどうするか
考えます。。
それではまた。