- 2016-2-6
- 試験本番の対策
こんにちは、中西です。
今日も本文に関連して
一昨日のこちらのニュースから。
▼センター試験の平均点、
6科目で過去最低 最終集計
http://www.asahi.com/articles/ASJ2456V2J24UTIL02J.html
簡単にまとめると・・・
—————————————–
・センター試験本試験の最終集計結果を発表した。
・世界史A、日本史A、倫理、化学基礎、
地学、韓国語の6科目で、
平均点が過去最低となった。
—————————————–
という話。今年の大学受験生はもうご存知ですね。
ちなみに、私も現役のとき受けた
「地学」の平均点は
100点満点中、38.64点
だったそうです。。。
さ、さ、38点!!??
なんじゃこりゃ!怖い、怖すぎます。
新聞各紙のこの
ニュース報道をチェックしたら
どの新聞もただセンターの結果を
たんたんと発表しているだけでしたが、
唯一、読売新聞がこの
「6科目が過去最低」
について分析していて、それによると
—————————————–
「大手予備校の河合塾は、
『受験者数の少ない科目は、個々の受験生の
成績で平均点が大きく左右されやすい。
今年に限って問題の難易度が上がったわけではない』」
—————————————–
ということでした。
つまり問題が難しくなったのではなく
個々の受験生の成績により
平均点が下がったと。
まあ「下がった」 とか「過去最低」
などというと、悪いことのように聞こえますが、
個々の受験生にとっては、
“みんなも悪い”ということになりますから
ある意味助かる結果になるのかもしれません。
(理社など科目別で差が出る場合はきついけど)
この話は今回の本文にも関連するので
このテーマに興味のある方は、
以下も読んでみてください。
本題。
現在開催中のOCPのスピンオフ企画
「オンライン合宿」の方で
資格試験のメンバーさんが、
こんな報告をしていました。
本人の許可を得たので
まんま掲載しますと、
—————————–
試験初日の会社法では
非重要論点から出題されて
頭が真っ白になり、
翌日の民訴に向けて
気持ちの切り替えが難しかった。
・しかし、今日同級生に聞いたところ、
14名中6名がほとんど
書けなかったことが判明。
自分だけではなかったと安心した。
・今回の会社法のように、
事故が起きた時には1人で落ち込まず
周りと話をすることが大事
—————————–
・・・つまり、試験を受けたときに
問題が解けずに大ショックを受けていたら、
実は他の受験生も同じだったというオチ。
別の話で、問題の傾向が今年から
いきなり大幅に変わってしまい、
例年とは全く違う出題があって
落ち込んでいたら、
他の受験生も同じように落ち込んでいた、
という話もありました。
他の受験生が同じように
感じていたということは、
例年より一気に平均点が下がっているなど、
相対的にそれほど悪い状態ではない
可能性があります。
何がいいたいかというと、
試験でその手応えや出題傾向・問題レベルなど、
何か大きなショックを受ける
出来事に遭遇した際、それは
「自分だけではない」可能性
も頭に入れておいた方がいいということです。
だからといって
そういう悪い状況で油断していい
という話では当然ありませんが、
一方で、試験の難問化や傾向の変更で
必要以上に落ち込みすぎる人が
いるのも事実です。
ひどい場合だと、もう嫌になって
試験の途中で退席する人が出る
こともあるようです(先日受験生から聞いた実話)。
長期間にわたって真剣に勉強してきたのに、
試験の当日に想定外の問題が
出てしまった場合、
冷静でいられないのはわかります。
試験中に大きなショックを
受けることもあるかもしれません。
ただ、それは自分だけではなく、
試験を受けている全受験生が
同じ状況になっているパターン
もよくあるのです。
試験中にお互いの心理状況など
わかるはずもありませんから、
そこになかなか気づきにくいと。
その場合、試験の平均点が
大幅に下がるなどして
「よく考えたら、みんなもまともに
解けてないので、そこまで落ち込むほどの
大ショックを受ける必要はなかったな」
というオチになる可能性は
少なからずあるのです。
まあ本当に自分だけ失敗してしまう
こともあるので気休めを言うつもりは
ないのですが、
ここ最近オンライン合宿の受験生の
報告を見ていると、上記の
「失敗は自分だけじゃない可能性」
という視点がすっかり抜け落ちて
苦しんでいる人が多々いたので、
あらためてこの視点を頭の片隅でいいので
入れておいてほしいと思った次第です。
それではまた。