- 2012-8-4
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強を何のためにしているのかと言えば、
大学受験生であれば、大学に合格するためです。
このメルマガは推定3~4割が資格試験の読者さんですが、
資格試験も、勉強する理由はその資格を取得することです。
ところが、毎日頑張って勉強して、目の前に立ちはだかる壁を乗り越えながら
「合格」することをひたすら目指していると
【 「合格」というのはただの「手段」 】
であったことを忘れてしまいがちです。
大学生になることも、資格を取得をすることも、
それ自体がそもそも最終的な目的だったのでしょうか。
「え?そうなんじゃ・・・」
と、もし今思ったとしたら
ちょっと一度立ち止まった方がいいかもしれません。
大学合格も、資格取得も、本来ただの「手段」でしかないはずです。
何のための「手段」かといえば
究極の話、自分の人生を幸せにするための「手段」だったはずなのです。
自分として幸せな方向に人生を進めるために、
大学進学や資格取得をそもそも目指したのではないのでしょうか?
ところが、私も含めて人間は往々にして、放っておくと
「手段」が「目的」化してしまう生き物です。
(個人のみならず、企業レベル、国家レベルでも)
そして、手段が目的化したまま突き進んでいくと、
どこかの時点ではたと気づいた時には
自分の本来理想としていたところとは、
まったく違う状況になっている゚(゚´Д`゚)゚ことも往々にしてあります。
したがって、これは受験に限らず何においてもそうですが、
何かを目指して行動をしているときは、
「何のために、今自分はこれを行なっているのか?」
という点を、定期的に振り返る作業がどうしても必要不可欠なのです。
先日このメルマガでご紹介した私の師匠にあたる経営者Aさんも
この重要性を熟知されている方でした。
私も含めたスタッフたち全員に対して
定期的に“定点チェック”という名称の個別面談を行なって下さいました。
この定点チェックは早い人なら5分程度の確認で終わりますが、
私は当時(今でも?)かなりややこしい人間だったので、
毎回1~2時間もとって定点チェックを行なってくださいました。
「お前は何のために、この会社で働いているのか?」
「お前の今やっている仕事は、どんな意味があるのか?」
「お前はこの会社を利用して、どんな夢を実現したいのか?」
また、私の方からもAさんに対して
「今後どういう会社を創っていくのですか?」
みたいな質問を投げかけ、
仕事や会社の根本的な部分を掘り下げるやりとりを延々とします。
前回の定点チェックの確認作業も多いのですが
そうやって、定期的に
「なんのために今自分はこれをやっているのか?」
を確認する、あるいはあらためてゼロベースで考えてみる作業というのは
目標を達成させる上で、これ以上ないくらいに
極めて重要な作業なのです。
超が3つ付くほど忙しい多忙を極めるベンチャー企業の経営者が、
もっとも時間とパワーを割いて行なっていたのが
この“定点チェック”だったのです。
それほどまでにこの作業が重要だということです。
「そういえば、しばらくそんな確認作業は全くやってなかったかも(・。・;」
という人は、この機会にぜひ一度振り返ってみて下さい。
「なぜ自分は受験勉強をしているのか?」
「自分は将来何を手に入れたいのか?」
すでにわかりきっていることであっても、
定期的にこれらを確認する作業を
受験生活の中にぜひ取り入れていってほしいと思います。