早稲田集中力研究会の中西です。
前回の続きです。
前回は、センターでの心構えをお伝えしました。
後編の今回は、ざくっと具体的な注意点を書いて終わりにしたいと思います。
▼睡眠について
当たり前なのですが、理想は十分な睡眠をとることです。また、翌日の起床時間にもよりますが、できるだけいつも通りに寝たほうがいいでしょう。
もちろん、眠気があるなら、いつもより少し早めに寝てもいいと思います。
が、前日の睡眠については、あまり神経質にならないほうがいいです。というか、正直多少くらい睡眠時間が少なかろうが、あまり結果は変わりません。
常識と逆のことを言うようですが、たしかに一般的には、睡眠は勉強の生産性を左右しますが、
試験本番は緊張感がいつもとは比べ物にならないくらいにありますので、多少睡眠不足でも十分目は覚めてますから。
「しっかり寝なきゃ寝なきゃ」とか「睡眠が短いと大変なことになる」みたいに気にしすぎないように。ほとんど寝れなかったのに合格した人なんて、もう山のようにいますから安心してください。
繰り返しますが、理想はしっかりと寝ること。でも、最悪あまり寝られなくてもなんとかなります(だからといって、遅くまで勉強をしないで下さいね。念のため)
余談ですが、1日目が終了した日の夜はよく寝れます。緊張と会場までの歩行による運動と、なによりめっちゃ頭を使ったことで、大半の人はぐっすり眠れるでしょう。
▼食事について
以前にも書いていますが、肉やあぶら系の食べ物は、前日や当日には食べないほうがいいです。とくに当日。
こういった食べものは、とにかく脳や内臓が疲労しすぎて、無駄に体力を消耗しますのでご注意を。
▼当日もストレス解消を心がける
1、会話
家族でも友人でもいいので、できるだけ誰かと会話をしたほうがいいです。会話がストレスの解消になるのは、多くの人が経験的にも証明しています。
一人でだまっていると、必要以上に心理的に内向きになって、逆に緊張や不安が高まりがちです。
会話する気分にならなかったとしても、できるだけ、会話をするようにしてください。想像以上に、気持ちが安定することに気づくと思います。
2、散歩
試験の合間の休み時間に、1~2分でもいいので軽い散歩(場所はどこでも。会場の階段の上り下りだけでも効果あり)をすると、リフレッシュになります。
1~2分と時間にしたら短いですが、散歩の1~2分というのは、勉強して同じ姿勢で疲れた体には、かなりのリフレッシュになります。
また、散歩で脳が活性化することも証明されています。ぜひ可能であればやってみてください。
3、体をほぐしておく
当日試験前や休み時間に、ストレッチをして体をほぐしておくと集中しやすくなります。体と脳は密接に連動しているので、体が硬いと集中力の持続も短くなりがちだからです。
適当でいいので、体のスジを伸ばしたり、グニャグニャと体を動かしてほぐしておきましょう。
▼会場にいる周囲の受験生について
ほぼ間違いなく経験するのが、「周囲の人が自分より賢く見える」現象です(笑)。これはもう受験会場の法則といってもいいかもしれません。
しかし、これは全員に起こる現象なので、あなたも周りの人から「賢そうな人」に見られています。受験会場で起こるこの現象は、100%「幻覚」ですから安心してください。
(中には何冊も参考書を出していまさら猛勉強して周りを驚かしている御仁もいるかもしれませんが、適当に上から目線で「今さらなにやってんだよ」とか心の中で言っておきましょう。
腹の立つ行動をとる人がいたら、自分のバランスを保つためにも心の中で毒舌を吐くのは有効です。本番にうるさい奴とか変な人に遭遇することもあるんです実際。そういうときは、心で毒を吐いて、その後無視するのがベストです)
というわけで、簡単ですが、私からお伝えできる試験の心構えや注意点は以上です。
間違いなく、この2日間はあなたの人生で忘れられない2日間になるはずです。
この記事を読んだあなたが、本番でベストを尽くせることを心よりお祈りしております。
では、最後の最後まで絶対あきらめないで、頑張って来てくださいね!