- 2013-12-20
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
センター試験まで残り約1ヶ月ということで、ここ最近はセンター試験関連の記事が増えております。今回も同じく。
(たぶん、あと1ヶ月くらいはそんな記事がふだんより多くなると思います。どうぞよろしく<(_ _)>)
センター試験というのは基本的には教科書レベルの問題が出るわけですが、大抵は総合点で判断されますので、「足を引っ張る科目(分野)」があると致命傷になりかねません。
よって、そのような「足を引っ張る科目(分野)」については、まさに今この時期に叩き潰しておく必要があります。オリャーなめんなー!!って感じで。
たしかに受験においては「圧倒的な得意科目(得意分野)」を持っていると戦略的にも心理的にも有利になる部分が少なからずあるのですが、
現在のような残り時間があまり無くなってきてる状況においては、「何か得意科目を作って本番で有利にするぞ!」という考え方は、ちょっとズレております。ズレているというか、もう遅いです。。
あるとすれば、すでにある程度以上のレベルで得意科目になっているものを、さらに詰めていってゆるぎない得意科目にするパターンぐらいです。
今、得意科目でも何でもないものを、残り1ヶ月程度で新たに得意科目といえるレベルまで持って行くには少し無理があります。
例外は、漢文のようなあまり時間がかからない科目だけが手つかずになっていて、それ以外の科目はほぼパーフェクトに近いようなおかしなバランスになっている状況の人。
こういう状況あれば、残り1ヶ月をその漢文をメインでやりこめば、1ヶ月もあれば得意科目にはなりますが、まあそんなバランスの人は極めて稀です。通常は他にもやることはいっぱいあるわけです。
たしかにこれから1ヶ月でも実力は大いに伸びるのですが、考え方としては「得意科目を作る」というような方向性ではなく、
「中途半端になっている分野(科目)を徹底的に無くす」
という方向で考えるべきです。そのほうが、残り1ヶ月で総合点は上がりやすくなります。
とくに、中途半端に8~9割ぐらいまでやっていて、マスターするまでに残りそれほど大して時間がかからないのに、ついそのまま勉強が止まって放置しているような分野ですね。
その分野が出題される可能性も低いから戦略的に「捨てている」ということなら別ですが、単に「放置したまま」のような状況であるなら、そこは一刻も早く“最後の詰め”の勉強をして、完璧につぶしていくべきです。
そう考えたときに、次の3点を満たす分野はすぐにでも完成させてしまわないと危険です。危険というかもったいないです。
1、途中まで勉強が進んでいる
2、完成させるまでそれほど時間がかからない
3、点数への影響力が大きい(ex 古文の文法など)
この3条件ですね。1と2の条件だけでもすぐにやる価値がありますが、3の条件も含めてすべてを満たす分野があるなら、もう今日明日にでもその勉強をスタートさせて一刻も早く完成させるべきです。
こんなのを年内ずっと放置して年明けに完成させようとしていたら、万が一本番に間に合わなかったら致命傷になりかねません。
しかもその場合は「もっとしっかりやっておけば良かった・゚・(ノД`;)・゚・」と後悔も大きくなります。現時点で手つかずになっている分野、中途半端で終わっている分野が無いか今のうちにしっかりチェックしておいてください。
その分野が点数への影響力が大きい重要分野なら、それを放置してセンターを受けるのは、“爆弾”を抱えたまま試験を受けることを意味します。
センター試験は“爆弾”を抱えて受けるべき試験ではありません。爆弾は事前にすべてつぶした上で、自信を持って戦場にのぞんで行けるようにしてください。