- 2013-9-2
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
さて、本日からいよいよ9月の第1週がスタートしました。
大学受験生の方は、今日から2学期がスタートしている人も多いと思います。
いずれにしろ8月も終わって節目の日だと思いますので、今日は大学受験生の人へ、2学期を迎えるにあたって、今のうちに考えておくべきことをお伝えします。
まずその前に、もし「夏休みの振り返り」をまだやっていない人は、必ず今日中にはやっておきましょう。
数日前にもお伝えしましたが、夏休みという長期休暇における「振り返り」をしておくことは、
今後同じ失敗を2度しないためにも、また、うまく行った部分はしっかり評価して自分を鼓舞するためにも、とても重要な作業になります。
この「夏休みの振り返り」の作業は、ハッキリ言って、今週の半ばをすぎてしまったら、もう全くやる気が起きなくなりますよ。夏休みの余韻が消え失せるからです。
あとたった1~2日ほどで「そんな昔のことの振り返りなんて、もうめんどくせー」となるのです(笑)
何事もタイミングがあります。この「夏休みの振り返り」ができるタイミングは、(夏休みが8月末までの人の場合)まあ持って今日か、遅くとも明日までだと思っておきましょう。
この作業はそんなに難しく考える必要はないですし、何時間もかけてやるようなものではありませんが、
この夏休みが終わり、2学期がスタートする(直前の)タイミングで、夏休みの自分を一度振り返っておくことは必須です。
時間がないなら10分でもかまいません。タイマーで10分に設定して、その10分の間だけ超集中して「夏休みの振り返り」を書きまくる、ということでもいいです。それで終わりでもOK。
自分の中で分かり切ったことであっても、それをあえて「書き出す」ことに意味がありますからね。
とにかく2学期をスタートさせる前提として、まずこの「夏休みの振り返り」の作業は必ずやっておきましょう。
それが終わった人は、今週中くらいをめどに、次の状況をイメージして2学期の勉強計画を立ててください。その状況とは、
【 12月31日に「こうなっていたい!」と望む自分の勉強状況 】
です。
大学受験生の場合、9月の初週からスタートしたこの2学期の「次の節目」はいつかというと、「年末」になります。
これから9月、10月、11月、12月と時間が進んでいくわけですが、この流れの中で大学受験の節目という意味では、「12月末」が次の節目になるわけです。
年明けはすぐにセンター試験という怪物(*_*)が待ちかまえていますし、その後はセンターの結果をふまえて2次、私立入試などが控えています。
つまり年明けからは、もう参考書やら問題集やらを「勉強計画」のメインに組み込んで進めていく勉強形式というよりは、
「これまでやってきたことの総復習」
とか、
「過去問などの実践演習」
がメインになってくるわけです。
よって、参考書や問題集による実力養成をしていく勉強計画は、(個々の状況にもよりますが、総じて)年末の12月31日で節目を迎えると考えておいたほうがいいです。
もちろん、その後も参考書の勉強を進めることはできますが、それはあくまで総復習的な勉強や過去問メインになってくるということですね。
よって、次の大きな節目は12月31日だと考えて、その日に自分はどうなっていたいか(どの参考書を何回復習し、どの問題集が終わっているかなど)を、
この9月の最初の時点で、できるだけ具体的に、詳細に決めておくことが、2学期を成功させるポイントになってきます。
その絵が具体的に描けていないとどうなるか?
9月、10月、11月と時間が進んでも、とりあえず「今やるべきこと」ばかりやってしまい、何か勉強をやっているように見えて、
いっこうに合格するために必要な勉強が進んでいかない、それにすら気づかないまま時間がすぎていく、ということになりかねないのです。
【 12月31日に「こうなっていたい!」と望む、自分の勉強状況 】
が明確に決まっていれば、常に自分の方向性が見えていますし、
いつもその12月31日の状況と比較して、どの程度進んでいるか、どの程度遅れているか、という点も大まかにでも見えるので、
何週間、何ヶ月もズレた時間の使い方をしてしまうようなムダな失敗を防げます。
学校の宿題やら、定期テストの勉強やら、模試やら、模試の復習(まともにやるとかなり時間をとられます)といった、とりあえずやらないといけない「目の前のこと」ばかり追いかけていると、
本来やるべきことがいっこうにできず、進むべき方向にまったく進んで行かずに、
ただ目の前のことを処理するだけで膨大な時間がすぎていく・・・なんて悲惨な事態を招くことも少なくないのです。
よって、大学受験生が9月の初週のこの時点でやっておくべきことは、「12月31日にどんな状況になっていたいか」という、なるべくリアルな絵を描くことです。
「12月31日の時点でこれだけやれてれば、きっと合格できる!」
と思えるような、そんな「最強の自分」になっている状況を描いてください。
これを今週中をめどにやっておきましょう。
この作業を「なんだかめんどくさいなー(ノд-。)」と思った人は、逆にそれをやらなかったら、どんな9月、10月、11月、12月になるか想像してみてください。
12月31日の状況を決めておかないと、ズルズルと「やらないといけない」と言われる勉強をとりあえずやっていくだけで、
今、自分の勉強が遅れているのか進んでいるのかまったく理解しないまま、
「勉強をやっているつもり」の自己満足ですごしなら、その自己満足に陥ってることすら気づかずに、2学期の最後を迎えることになりかねないのです。
というわけで、ここから年末まで、充実した4ヶ月をすごすためにも、
まずは今週中をめどに「12月31日にどうなっていたいか」という絵を、具体的にしっかり描いておいてください。
そこからが、本当の意味で9月のスタートです。