- 2013-10-22
- その他・雑談, 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今日のニュースでちょっと驚いたのですが、ついに「笑っていいとも!」が来年3月で終了するそうですね。
これまで何度かそんな噂がありましたが、今回の発表はタモリさんがいいともの放送中正式発表されたもようです。
来年3月ということは、タモリさんが69歳になる年ですから、70歳前に終わろうということだったのかもしれません。
余談ですが、私が「いいとも」を初めて見たのは、高校に入ってからなんですよね。中学の頃はそもそも昼間は学校だし、テレビもほとんど見なかったので増刊号も見たこと無かったです。
今思えばとっても遅い「いいとも」デビューでしたが、高校の夏休みとか風邪ひいたときとか、大学の頃にも一時期けっこう見てましたから、
人生トータルでは随分とお昼休みをウキウキウォッチングさせてもらいました。32年間お疲れさまでしたm(_ _)m
さて、この流れで今回の話に入りますと、「いいとも」がなぜギネスにも載るほどこんなに長く続いたのかという話で、よくタモリさんの「いい具合に淡々とやってる感」が挙げられることがあります。
自分が出るときは出て、周りの出演者に任せるときは任せる。このさじ加減がとてもうまい人だったと言うわけですね。
たとえば週1ペースの番組ならもっとハイテンションでも続くのかもしれませんが、毎日の生放送で常にタモリさん本人が前に出て、放送中ずっとハイテンションでやっていたら、とても32年間は(とくに60代以降は)続かなかったのではないかと思います。
とにかく「力を入れすぎない」こと。これが継続の秘訣だと、たしかタモリさん本人も以前何かのインタビューでおっしゃっていた記憶があります。
実はこの「力を入れすぎない、頑張りすぎない。」という継続の秘訣は、受験生にとっても非常に参考になる話です。
もちろん受験生は勉強を真剣に頑張る必要はあるわけですが、自分の中で毎日毎日「頑張っている感」があるとしたら、これは長続きしない可能性が高いのです。
極端な例でいえば、睡眠不足と戦いながら、ときどき手に鉛筆を突き刺して眠気を覚まし、ときどき首がカクンとなりながらも問題集と向き合っているような状態とか。
こういう「頑張ってる感」が漂い続けて結果が出るのは、せいぜい数日程度です。(だから定期テストならそれでも結果を出せることがあります)
受験勉強のような何ヶ月にもわたる長期戦においては、どこかで「淡々とやっている感」が無いと、トータルの勉強量は決して大したものにはなりません。
ある日はめっちゃ頑張ってるけど、その後は数日やる気がなくなって、またやる気が出たときには死ぬほど頑張って・・・みたいな波のありすぎる勉強のやり方では、自分の「頑張ってる感」のわりには、実のところそれほど勉強できていないことが多いものなのです。
合格する人は必ずと言っていいほど、どこかで「淡々とやっている感」を持ちながら勉強しています。
本当に継続力のある人、本当に長期的に生産性の高い毎日を送っている人というのは、どこかでこの「淡々とやってる感」がある人です。
私が一番勉強していた時期も、「頑張ってる感」よりはこの「淡々とやっている感」のほうが強くありました。
よくこのブログで「規則正しい生活」や「習慣化」の重要性を解説していますが、「淡々とやっている感」の土台となるのがまさにこの2つなのです。
心のどこかで「ぬぉおおおー!!」とか「ぐぉおおおーー!」とか叫びながら勉強をしている人は、だいたい単発(せいぜい数日)でそのテンションが終わる人です。
誰よりも「淡々とやっている感」がどこか漂っていたタモリさんが、「生放送を32年間毎日継続する」という、かつて誰もやったことがない偉業を達成したのは、決して偶然ではないのです。
受験生も、日々上下する自分のテンションに左右されない「淡々とやっている感」を大切に維持しながら、
日々の受験勉強に取り組める仕組みづくり、習慣づくりを心がけて行ってほしいと思います。