- 2013-9-17
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 模試の対策テクニック
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
この時期になってくると、大学受験生は模試を受ける機会が増えてくると思いますが、
模試の結果というのは、ある程度の参考にはなるかと思いますが、だからといってそれをあまり深刻に受け止めないほうがいいです。
模試の結果を真に受けすぎないほうがいい理由は、ハッキリ言って数多くあります。
半年前に削除された旧ブログには、その理由を全部掲載していたのですが、こちらのブログでも今後全部説明していく予定なので、
模試のテーマに興味のある人はこれからちょくちょくマメにこのブログに遊びに来てください(笑)
今回はそのうちの1つをお伝えしますと、模試の結果というのは、それによってあなたの現在の実力を「ある程度」は測定することはできますが、
あなたの「未来の伸びしろ」までは、ほとんどまともに測定することはできないです。
もちろん、その部分も加味して判定も出しているわけですが、あくまでそれは一般論です。
たとえば、模試が以下のような部分も測定してあなたの判定を出しているのでしょうか?
1、あなたの現時点におけるセンター試験の勉強の進み具合と、二次試験の勉強の進み具合
2、あなたの自学自習に使える残り時間(人によって相当違います)
3、あなたがどんな参考書をやっていて、それがあと残りどれくらいで完成するか
4、あなたが正しい勉強法をやっているか、今後も的を外した勉強法をしないかどうか
パッと思いついたことを挙げてみましたが、もうこの時点でも「あなたの今後の伸びしろ」を正確に予測できないのは明白ではないかと。
まだちょっと抽象的なのでもう少しつっこんで説明しますと、たとえば上の例の3であれば、
ある参考書は「5回」繰り返して復習すれば自分の実力になって一気に成績がアップする場合、
あなたが現在3回までやっていたとしても、まだ1回目と変わらないくらいに全然実力が上がらない、ということが少なくないわけです。
ようするに、参考書というのは中途半端に終わらせている段階では、まだ実力にならないわけですね。
でもその参考書は3回目までは進んでいるので、このあと4回目、5回目の復習についてはかなり短期間で終わると。
ですから、あなたとしてはあと残りの期間で確実に4回目、5回目の復習をしてその参考書がほぼ完璧になり、一気に実力が上がるのがわかっていても、
模試の判定では、この現状などは加味してくれません。というか測定しようがありません。
まだその参考書を一度も手をつけてない人と同じレベルだと判断されてしまうわけです。
こんな感じで、模試というのは測定できないことが多いのです。
「ある程度の参考」ぐらいにはなりますが、模試だけでは判断できないその他の複数の要因によってあなたの未来が決まってくるため、
厳密には、あなたの未来を「正確に予測する」ことなどほとんどできないと思って間違いないです。
にもかかわらず、めっちゃ偉そうにズバリと「D判定」とか言ってきて、ご丁寧にその理由を解説までしてくれるわけですね(笑)
「ありがた迷惑」「大きなお世話」とはまさにこのことかと(-_-)
紙面の関係で今回はここまでにしますが、この点だけみても模試の結果を「真に受ける」「深刻に受け止める」のは、あまりメリットのある話ではないのはご理解いただけると思います。
試験慣れする意味でも、模試は積極的に受けにいったほうがいいです。でも、結果はあまり深刻に受け止めない。
模試に対しては、この距離感で付き合うのが重要ですね。