- 2013-7-29
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
この夏休みに受験生が力を入れてやっておかないといけないのは、自分の受験の中で「蓄積が大きくものをいう科目」の勉強です。
「蓄積が大きくものをいう科目」というのは、受験の内容・レベルにもよりますが、大学受験であれば英語・数学がそれにあたることが多いです。
この「蓄積が大きくものをいう科目」とは、別の言い方をすれば、「秋からの一発逆転が不可能な科目」ということ。
もし、あなたの勉強の進み具合が、全科目的に遅れているようなかなり危ない状況であれば、
この夏にメインでやるべきなのは、上記のような秋からでは逆転がほぼ不可能な「蓄積がものをいう科目」以外にありえません。
逆に、「分量が比較的少ない」「暗記物がメイン」という要素がある科目というのは、最悪、あとからでも起死回生の一発逆転もねらえます。
とくに「暗記物がメイン」になっている科目というのは、秋以降からでも本気でやり出せば、間に合うことが少なくありません。
つまり「暗記物がメイン」の科目は、後半の緊張感を利用して「気合いで乗り越える」ということも可能な部分があるのですが、
上記の「蓄積がものをいう科目」というのは、あるラインを越えて遅れてしまった場合、もう「気合いで乗り越える」ことはほとんど不可能な状況になるということです。
そのギリギリのラインがどこにあるかというと、「夏休みの最終日」です。
夏休みの最終日までに「蓄積」をしておかなかった場合、「蓄積がものをいう科目」については、秋以降からはどんなに頑張ってももうアウト。
つまり、今の時点で勉強の進み具合が遅れてしまっている人は、逆転できる最後のチャンスが、この夏休みだということです。
このあたりのことを意味して生まれた言葉が、「夏休みは受験の天王山」という言葉でしょう。
この夏が一番大きな山場であり、ここでついた差は、もう秋以降には取り返せません。そう思っておいて間違いないです。
読者さん一人一人の勉強の進み具合や目指すレベルは違いますが、とくに全体的に進み具合が遅れている人は、この夏に一番力を入れてやるべきは「蓄積がものをいう科目」です。
「蓄積がものをいう科目」にじっくり取り組めるのは、今しかありませんからね。
ぜひ、この夏のあいだに可能なところまで「蓄積」をしておいてください。