- 2026-11-2
- 未分類
こんにちは、中西です。
11月に突入して、いよいよ2026年も残り2ヶ月となりました。
すでに10ヶ月が過ぎたので、1年の大半が終わってしまったように感じますし、事実そういう面は相当あるわけですが、
一方で、残り2ヶ月を充実させることで、来年以降に2026年の印象が大きく変わる可能性も十分に秘めています。
私自身も、2026年の印象を最高に良くするために、年内に達成する大きめの目標を1つ立てました。
さらに、その目標をある尊敬する方に聞いてもらい、年内に達成する目標として宣言させてもらいました。
もともと自分の中では絶対に達成する目標として設定していましたが、
客観的にはかなり高い目標なので、より自分を追い込めるだろうということで、宣言を聞いてもらったのです。
多少の失礼は承知で半分無理やり聞いてもらった感じなのですが、達成できなければ私が恥をかくことになります。
「残り2ヶ月しかない」と考えるか、「まだ2ヶ月ある」と考えるか。
この考え方の違いが、最終的に2026年の印象を大きく左右する可能性があるのです。
これは心理学的にも認められておりまして、有名な「ピーク・エンドの法則」というものがあります。
これは1993年に、後にノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン教授らが発見した法則です。
その名の通り、人間が過去の経験を振り返る場合、最も印象の強かった瞬間(ピーク)と、最後の瞬間(エンド)の影響を受けやすいことが確認されています。
さらに2022年には、アメリカのジョージ・メイソン大学などの研究チームが、ピーク・エンドの法則についてメタ分析を行いました。
このメタ分析でも、ピーク・エンドの法則が支持される結果となっています。
さらに興味深いのは、「体験した時間の長さ」と、その体験を振り返ったときの総合的な評価には、ほとんど関連が確認されなかったことです。
つまり、体験した時間が長いからといって、将来的に振り返ったときに、その体験が強く印象に残るとは限らないということです。
これは個人的にも何度となく経験があります。
例えば、私は派遣社員を3年ほどやっていたことがあるのですが、
それよりも短い期間しか働いていなかった勤務先やフリーランスやアルバイトの記憶の方が、よほど印象に残っていて、今でもずっと覚えています。
一方で、その派遣社員として働いていた3年間の記憶は、98%ぐらい消えてしまったような感覚です。
記憶とは不思議なもので、単に体験した時間の長さではなく、最も印象深かった瞬間と終わりの瞬間が、その体験全体の印象を大きく左右するわけです。
これを2026年に当てはめて考えるなら、
将来2026年を振り返ったときに、
今年一番印象深かったことと、
2026年の終盤にどんな時間を過ごしたか
が、その年の印象を大きく左右する可能性があるということです。
もし、この10ヶ月で特に印象に残るようなことが何もなかったのであれば、
残り2ヶ月で何か目標を立てて、その目標を達成することにフォーカスするのがおすすめです。
どうでもいいような目標ではなく、自分にとって意味のある目標なら、どんなものでも構いません。
今年の10ヶ月でできなかったことでもいいと思います。
というわけで、2026年も残り2ヶ月となりましたが、
心理学で30年以上前から知られており、2022年のメタ分析でも改めて支持された「ピーク・エンドの法則」を利用すれば、
残り2ヶ月の頑張り次第で、今年の印象をまだまだ良くすることは可能だと思います。
この10ヶ月を振り返って後悔がある人は、ぜひ残り2ヶ月で自分にとって意味のある目標を立てて、
2026年が良い1年だった記憶となるように、頑張ってみてください。
※参考①(1993年の研究)
When More Pain Is Preferred to Less: Adding a Better End
https://doi.org/10.1111/j.1467-9280.1993.tb00589.x
※参考②(2022年のメタ分析)
All’s well that ends (and peaks) well? A meta-analysis of the peak-end rule and duration neglect
https://doi.org/10.1016/j.obhdp.2022.104149


集中力研究家&コーチ中西の











