- 2021-9-14
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こんにちは、中西です。
先日の総裁選立候補の会見以来、このメルマガでは
【 高市早苗(前総務相)が次期総理に圧倒的にふさわしい 】
という私の考えを、具体的な根拠を述べてお伝えしてきました。
ようやく緊縮財政を叩き潰し、
「全国の受験生が未来に希望を持って安心して勉強に集中できる、最低限の当たり前の国」
に戻れる可能性が出てきました。
あの出馬会見を見て彼女が総理に最も素晴らしい(それどころか過去の歴代総理と比較してもトップクラスで素晴らしい総理になる可能性が高い)人物だというのは、
「正しい財政認識(貨幣観)」
を持っている人なら誰でもわかるはずです。
彼女が誰からも邪魔をされず、正しい財政認識をもとに積極財政を展開できれば、
「日本初の女性総理」とか全く関係なく、田中角栄を超える大宰相になる可能性すらあると思っています。
(ただしなぜか「消費税を減税しない」などいくつかの懸念点があり、総理就任後に豹変する可能性も否定できないこととその理由もお伝えしましたが)
そこまで詳しく理解できている人でなくても、これまでの緊縮財政の経緯、これまでの(90年代後半以降の)歴代総理の財政政策のあまりのダメさ加減を理解できている人であれば、
もはや庶民の肌感覚とか直感レベルでも、「彼女こそが次期総理大臣になるべきだ!」というのが確信できるようです。 会見のコメント欄を見れば一目瞭然。
が、ここに来て、予告していた通り、財務省の御用メディアをはじめとするマスコミや、何もわかっていない著名人・インフルエンサーからの「高市下げ」が始まっています。
わかりやすい人でいうと、最近 HIKAKIN 以上に再生回数があるらしい若者に大人気の「論破王」ひろゆきさんです。
彼が根本的に財政認識を「完全に間違えている」というのは、私はずっと前から知っていましたが、 その話をこのメルマガで先月初めてしました。
(8月19日に配信した「ひろゆきBI論の致命的な間違い」という件名のメルマガ)
そんな状態なので、ひろゆきさんは 最近もYouTube でもうめちゃくちゃなことを言っています。
彼によると「河野太郎以外が総理大臣になったらマジで日本が終わる」そうでございます。
▼【ひろゆき】この人以外が総理大臣になったらマジで日本が終わります…次期総裁選についてひろゆきが考察する
いや、逆だよ逆。「河野太郎が総理大臣になったらマジで日本が終わる」んですよ。
死ぬほど若者に影響力があるんだから、いい加減にこの程度の単純な事実に気づいてほしいものです。
先日もお伝えした通り、河野太郎は バリバリの緊縮財政論者であり、構造改革派であり、新自由主義者です。
つまり小泉政権以降この国をボロボロにしてきた、まさにその思想にドップリ染まっている人間なのです。シンプルに言うと「河野総理」など全くの論外。 万が一(実際は1/3ですが)、これが実現したら本当に日本は地獄行きです。
しかしマスコミによると河野太郎が一番人気らしく、実際ひろゆきさんのような日本トップのインフルエンサーも彼を推してしまっている。
これは私の想像ですが、正しい財政認識を持っているとか関係なく、これまでの緊縮財政や構造改革が日本をボロボロにしたことを知っているごく普通の社会人の方であれば、
高市早苗氏の会見や主張を聞いて、それでも「河野太郎しかいない!」なんていう馬鹿げたことを言うはずがないと思うんですよね。
河野太郎を推す年齢層がもしあるとしたら、十代から二十代前半ぐらいの若者ではないかと踏んでいます。(繰り返しますがこれは完全に私の想像レベルの話)
まあ日曜日にお話しした通り、武田鉄矢さんのような超有名芸能人ですら河野太郎を押していて、その理由が政策には一切触れず「一番オーラがあるから」という信じがたいものでした。
武田さんは経済的にも年齢的にももう人生を半分上がったようなものですし、本気でこの国の未来を考える気はないのかもしれません。
どっちでもいいのですが、こういう超有名芸能人なども財政認識以前に適当に河野太郎を推していたりするので、その
「全体的な空気感」
だけで若者が河野太郎推しになる可能性は十分あると思っています。
河野太郎が総理になったらどれほどやばいかについては、京都大学の藤井聡教授もあちこちのメディアで強く訴えておられます。
▼京大・藤井聡教授 河野太郎総理なら悪夢「デフレ終わらない」「凄いウソついてる」(東スポWeb)
笑ってしまうのですが上記は東スポの記事ですよ。東スポがどういうメディアがよく分かっていない良い子のみんなは調べなくていいです<(_ _)>
後述しますが、もはや日本の言論空間は「日本経済新聞よりも東スポの方が正しい報道をしている」状況なのです。
天動説から地動説に変わった時のように、今は
「数百年間違え続けた主流派経済学から、MMT(現代貨幣理論)に移行する過渡期」
であり、明治維新の時もそうでしたが、革命が起こる時というのは、こういう権威が崩壊する逆転現象が起こります。
私みたいな経済のド素人が、東京大学名誉教授の経済学者達よりも圧倒的に正しい経済政策を語れるのは、そういうことです。革命が起こっているので余計な知識のない素人の方が権威に勝ってしまうのです。
話を戻すと、高市早苗氏の正しい財政政策が実行されてしまった場合、財務省にとってはとんでもなく都合が悪いわけです。
したがって財務省の御用メディアや財務省側の人間(典型的なのは麻生財務大臣)は、必然的に高市早苗氏を攻撃する形になります。
具体的にはレッテルを貼ったり、 もはや完全にウソがばれてデータでも間違いが立証された「財政破綻論」をいまだに持ち出し、
大規模な積極財政がまるで危険な政策であるかのように印象操作をしてくるわけです。と言うか、そうするしか方法がないわけ。
▼国の財政さらに危うく 総裁3候補に透ける「緩み(ゆるみ)」(日本経済新聞)
日本経済新聞が財務省の御用メディアであることは、これまで本メルマガでも何度も証拠を出してきましたが、上記の記事を見れば一目瞭然です。
上記の記事を一部引用しますと、
『(前略)財政規律との距離、最も遠い高市氏』
『自民党総裁選に名乗りを挙げた3候補は、おしなべて財政規律の回復に腰が引けているようにみえる。(後略)』
『3候補が語るべきは、掲げた政策を実現させるための財源をどう調達するかだ。
コロナの時代、赤字国債を発行しつづけることに罪悪感を持たない政治家が与野党ともに増えた。(中略)
債務累増の副作用は自覚症状がなく、規律回復の難しさを物語る。だが陰で病巣が大きくなっている恐れがある。
財政破綻は日常の延長線上ではなく、ある日突然起こると覚悟しておくべきだ。』
・・・ね、高市氏の積極財政が、まるで大変危険な政策であるかのように報道してるでしょ?
(日経が「3候補」として批判しているのは、河野太郎が高市人気に危機感を感じて、「有事の財政出動は国債発行で行う」などと高市論にすり寄せているためかと。
しかし河野太郎はこれまでの彼の発言と違いすぎるため、間違いなく口先だけです。ようは自分が総理に選ばれたいためにとりあえずそう言っているだけ)
以前からのメルマガ読者さんであれば、何がおかしいか瞬時に分かると思います。
私が地雷ワードに認定している「財政規律」というお花畑の用語もガッツリ入っておりますヽ(´∀`*)ノ
一見すると「財政規律」と言えば、正しいことのように聞こえますが、これはつまり「プライマリーバランスを黒字で保つ」ということです。
政府の財政収支を黒字化したところで、政府の収入が増えるだけ。それはつまり国民への支出が減り、国民が税金を取られ、国民側が赤字になるわけで、
経済政策として完全に100%間違っているというのは何度もお話してきた通り。
これが日本を代表する経済新聞の記事なのです。
東スポの記事とどっちがまともか、あなたの頭で考えてみてください。
突っ込みどころが多すぎてキリがありませんが、とりあえず引用した箇所の最後の一文にある
「財政破綻は、ある日突然起こると覚悟しておくべき」
という意味不明な脅しは、何の具体性もなく、もう経済新聞を名乗るのはやめるべきだと個人的には本気で思います。
この記事を書いた日本経済新聞の編集委員大林尚は、もし「個人の見解」としてこんなことを本気で言ってるなら、日本国民と日経新聞社のために今すぐ編集委員を辞めることを強くお勧めします。
何百回も話している通り、(変動為替相場制で)自国通貨建ての国債を発行する日本が、 財政破綻することは100%絶対にありません。
大林氏はそれでも日本がそのうち財政破綻するというのなら、
「具体的にどのようなプロセスを経て日本が『ある日突然財政破綻する』のか」
を説明すべきです。 まあそんな説明は絶対不可能ですけど。また大林氏は引用部分で
「陰で病巣が大きくなっている恐れがある」
とも言ってますが、「病巣」とは具体的に何のことを言ってるのでしょうか?全く意味不明。
具体的には反論できないからこそ、高市氏のような積極財政の政策に対して、このように「抽象的」に攻撃するか、「ゆるみがある」などとレッテルを貼るしかなくなるわけです。実に哀れな方々やなと。
高市早苗氏を攻撃しているのは、インフルエンサーやマスコミだけでなく、政治家も同じです。
先日、麻生太郎財務大臣も、高市早苗氏の財政政策について聞かれ、
「プライマリーバランスの黒字化は、国際社会の信認を維持する上で重要」
などと回答しています。
▼麻生財務相、高市氏のPB凍結に否定的 「実験場にするつもりない」(ロイター)
「国際社会の信認」が何のことを指しているか全く意味不明ですし、それを維持しなければ具体的にどういう問題が国内で発生するかも一切説明していません。
ね、こうやって高市早苗氏に抽象論とレッテル貼りをして、なんとなく間違っているぽい空気感を作り出し、彼女の正しさを攻撃するしかなくなるんです。
100万歩譲って「国際社会の信認」とやらが財政運営に必要だとして、現在の「国際社会」では「プライマリーバランスの黒字化」なんていう馬鹿げた目標を持っている国など、日本しかありません。
アメリカも欧州各国も、中国ですらも、MMT(現代貨幣理論)の正しさを認識し、
「プライマリーバランスの黒字化」という目標が「国家の経済成長を衰退させる」ことを理解して、そんなものは完全無視して政策を運営しています。
高市氏は当然その世界的な流れも理解していますから、
「プライマリーバランスの黒字化目標の凍結が必要」
と、その重要性を強く主張しているわけです(こんな当たり前のことを言える総理候補も政治家も、これまでほとんどいなかった)。
麻生太郎財務大臣は、プライマリーバランスの黒字化の凍結で「国際社会の信認」が維持できないと言うなら、
「『プライマリーバランスの黒字化目標』を持っていないと日本を信用してくれない国」
が、世界中の一体どこにあるのか、 財務大臣として全国民に説明する義務があります。
まあ当然絶対に説明できないわけですが(「PB黒字化目標」というアホな目標を持ってる国は日本以外存在しないから)、マスコミや言論人・著名人も、
麻生太郎のこの最低最悪のろくでもない発言をしっかり取り上げ、徹底的に糾弾すべきでしょう。これを報道しないで他に何を報道するのか。
なにせ財務大臣の発言ですから、彼の言う通りに政策が進めば、必ず日本は崩壊します。というか散々崩壊しまくり、すでに世界中で最も落ちぶれた先進国となったことが、あらゆるデータから否定しようがないところまで来ました(。´Д⊂)
というわけで、高市早苗氏は財務省による緊縮財政で30年間ボロボロにされてしまった日本を救う可能性が過去最も高い総理候補ですが、
彼女がやろうとしている積極財政が都合が悪すぎる、財務省・財務省の御用メディア・財務省の御用学者・財務省の御用政治家と、無知なインフルエンサー等によって、
今後も情報操作や印象操作で彼女(の政策)を徹底的に貶める報道や配信が行われる可能性が非常に高いです。
国民の認識レベルが戦後最大に問われているということです。
日本を救える可能性が最も高いのは高市早苗氏であり、彼女の財政認識は完璧に正しく、
彼女ほど「総理にならなければならない人」は他にいません。
それではまた。