- 2026-4-25
- 石油危機・イラン戦争
こんにちは、中西です。
ホルムズ海峡は、このまま6ヶ月は封鎖され続ける可能性が高いです。
その理由はいくつもありますが、戦争が続く可能性があるのはもちろんのこと、戦争が終わったとしても、ホルムズ海峡に蓄積された機雷を除去するのに半年ほどかかるからです。
それをアメリカの国防総省がアメリカの議員に伝えたことをCNNが報じ、日テレをはじめとした日本のテレビ局も報じました。
なので、私たちとしては、ホルムズ海峡の封鎖は半年続く前提で考える必要があります。
もちろん、予想外にあっけなく解放されて、奇跡的な何らかの理由で機雷もすべて綺麗に取り除かれ、あっという間に問題が全部解決する可能性もゼロではないと思います。
ただ、確率で言えば、超圧倒的に何ヶ月も続く可能性のほうが高いわけです。
そして半年続く可能性も、ごく普通に現実的にあることが、あらゆる観点から言い切れます。
仮に半年封鎖が続いた場合、世界中で大勢の死者が出ます。
国内でも真っ先に命を奪われる可能性が高いのが、透析患者34万人の方々です。
しかし結果的に最も多くの死者が出る死因は、餓死になります。
あくまで半年続いた場合の話ですが、餓死者が大量に出る可能性が高く、今回の石油危機における死因としては、これがダントツで一番になるのは火を見るよりも明らかです。
ただ、正常性バイアスに陥っていたり、現在の深刻な危機について情報収集していなかったり、数字で把握していなかったりする人たちは、間違いなく「そんなことは起こらないだろう」と思ってしまうわけです。
私は、そんなふうに楽観的に考えてしまっている人を腐るほど見ましたので、間違いありません。
本当にお花畑で平和ボケで、想像力のない人がこんなに多いとは思いませんでした。
普通に論理的に考えれば、そうなる以外の道は存在しないのに。
令和の日本で餓死が大量に発生するなんて、夢にも思わないのでしょうか。
たとえば、国連あたりが警告を発してくれたら、ようやく信じるのでしょうか。
もうすでに国連は警告を発していますが。
▼ ホルムズ海峡封鎖、4500万人が飢餓の恐れ 肥料不足で作付けできず – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR01CEI0R00C26A4000000/?n_cid=SNSTW005&n_tw=1777031450
上記の記事は、国連がそのように発表したという内容です。
これまで何度も紹介してきましたが、IEA(国際エネルギー機関)やIMF(国際通貨基金)も同様に、過去最大の深刻レベルだと強い警鐘を鳴らしています。
「メキシコ産の原油100万バレルが7月に届く!」
のアホな報道で炎上した(100万バレルは国内消費量の半日分以下)、経済オンチの日経ですら、食料危機を報じています。
最近の日経は、おかしな記事とまともな記事が常に同時並行で出ていてすごいです。
のび太くんと出木杉くんがフュージョンしているみたいです。
▼肥料ショック、米国の作付け直撃「高騰で買えず」 忍び寄る食糧危機 – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06AWD0W6A400C2000000/?n_cid=SNSTW005&n_tw=1777004496
国内では、軽油とアドブルーがなくなります。
アドブルーはもう容器がナフサ不足で手に入らないので、アドブルー自体より、容器が先に尽きました。
そのため、今はまだ国内の在庫がありますが、このままだと、まもなく物流のほぼすべてが運送できなくなって行くのは必然です。
物流の9割が、アドブルーが必要なディーゼルエンジン車だからです。
▼アドブルー、容器ひっ迫で店頭消失 | LOGISTICS TODAY
トラックだけでなく、電車もやばい。
▼残るオイルはドラム缶1本の半分だけ…現実味を帯びる運行数減 原油の供給不安の波、天竜浜名湖鉄道にも影:中日新聞Web
https://www.chunichi.co.jp/article/1240925
日本を代表する企業のトヨタも、4つもの工場が止まりました。
トヨタがこうなるのは相当危機的な状態だと思います。
▼中東情勢悪化で…トヨタ4工場の5ラインを一時停止へ 「カムリ」「ランドクルーザー」など生産の工場- 名古屋テレビ
https://www.nagoyatv.com/news/?id=034836
余談ですが、私が若い頃、トヨタの期間工で働いていたことがあります。
その時に工場の社員の人たちが言っていたのは、
「トヨタが潰れる時は、日本が潰れる時だよ」
でした。
皆さん、非常に誇りを持って、安心して働いておられました。
その様子を見て強く思ったのは、ブルーカラーも含め、社会人にとって安心・安定して働けるということが、いかに個人の人生にとっても、国家単位で見ても重要かということです。
それを工場で働きながら現場で学びました。
真夏だったので、死にそうでしたが。
あの絶対に潰れない安心感こそが、すべての礎だったのに、それが今崩壊しつつあります。
まさに、「トヨタが潰れる時は、日本が潰れる時」と言ったあの工場の社員さんの言葉が、
20年以上の時を経て、まるで予言だったかのように、私の中でこんな形で思い出されるとは夢にも思いませんでした。
話を戻すと、国連の警鐘では、全世界で4500万人が飢餓のリスクに晒されるということでした。
しかし私自身は、最悪、国内でそれに匹敵する人数の餓死者が出てもおかしくないと個人的に考えています。
実際、今回の石油危機で予想される死亡者数の想定として、数千万人を予想している人は複数人いました。
約100年前のスペイン風邪で5000万人が亡くなったそうですが、まさかそんなに亡くなるとは、当時の人も思っていなかったでしょう。
今の国内でその規模の人数が亡くなったら、トヨタは潰れなかったとしても、過去最大の危機に見舞われるのは間違いありません。
といいますか、日本中のすべての企業が倒産リスクに見舞われるでしょう。
そうはならないと言い切れる根拠は、どこにも存在しないはずです。
自民党に組織票を与えてズブズブの関係を築き、輸出還付金で莫大なお金を手に入れてきたトヨタは、
皮肉なことに、自分たちが作り出したモンスター政権の失政によって、まもなく過去最大の危機を迎えようとしています。
日本で最も強いところにすら危機が訪れるのですから、それ以下の強さのところは、軒並み最大の危機になるのは必然です。
スペイン風邪の世界の死亡者は5000万人、国内の死亡者は45万人でした。
当時の日本の人口は5500万人で、現在の人口は当時の2.2倍ほどです。
つまり、スペイン風邪の国内の死亡者45万人は、現在で言うとちょうど100万人になります。
100万人は、私の故郷である滋賀県の人口とだいたい同じです。
国連の餓死者の予想4500万人は、スペイン風邪の死亡者数とほぼ同じです。
単純に同じ割合を当てはめるなら、今回の石油危機で国内に100万人の死者を出すことになります。
国内から滋賀県民が消えるほどの、かつてない未曾有の事態にならないことを祈るしかありません。


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