- 2026-3-22
- 石油危機・イラン戦争
こんにちは、中西です。
イラン情勢が少し落ち着いてきたかに見えてきたタイミングで、再び一気に緊迫してきました。
トランプ大統領が、48時間以内にホルムズ海峡を解放しなければ、イランの多数の発電所を攻撃すると発表したのです。
攻撃は一番大きな発電所から行うようで、期限の48時間は日本時間でいうと3月24日火曜日の午前8時45分頃になるようです。
トランプ大統領は、11月に中間選挙を控えているため、
アメリカ国民の物価に対する負担が大きく影響するガソリン価格が、ホルムズ海峡封鎖の影響で高騰し続けていることに、どうやら苛立ちを見せているようです。(選挙で勝てなくなるから)
そこで今回の48時間制限での解放要求となったと見られています。
これに対してイランのメディアは、攻撃を受ければイランは中東にあるアメリカ関連のエネルギー施設を全て報復攻撃すると伝えており、
さらに3月22日日曜日の23時過ぎの最新の共同通信の報道によると、イラン軍事当局の報道官が22日のビデオ声明で、
「アメリカがイランの発電所を攻撃した場合はホルムズ海峡を完全封鎖する」
と表明したことがわかりました。
アメリカとイランがお互いにここまで宣言してしまうと、もうどちらかが譲らない限り、この戦争が激化してしまうしかありません。
つまり、アメリカが48時間が経過しても発電所を攻撃しないか。
攻撃した場合に、イランがホルムズ海峡を完全封鎖するのをやめるか。
いずれかの譲歩がなければ、この戦争はさらに緊迫化して長期化していくことになります。
普通に考えて、この状況でイランがホルムズ海峡を解放するわけがありませんので、
トランプ大統領が48時間後にイランの発電所の攻撃をしないという判断をする以外は、戦争の泥沼化を免れることができません。
つまり、トランプ大統領が48時間経過後に発電所への攻撃を避けるパターン以外ないのですが、
これまでの流れを見る限り、トランプ大統領は48時間後にイランの発電所を攻撃する可能性が高いと思います。
しかも大きな発電所から攻撃していくと宣言していますので、これは厄介なことになります。
つまり、ホルムズ海峡が完全封鎖される流れになるということです。
そうなると、日本は原油が入ってこなくなります。
日米首脳会談でアラスカ産の原油を輸入するような話になっていますが、これを「リスク分散できた!高市首相がよくやった!」みたいなことを言っている言論人が結構いて驚きました。
アラスカ産の原油は非常に質が悪く、中東の原油に比べて利用できるまでに時間も労力も非常にかかってしまうので、コストが一気に跳ね上がります。
とてもではないですが、アラスカ産の原油だけで国内の石油の需要を賄えませんので、
もしトランプ大統領が発電所を攻撃してホルムズ海峡が完全封鎖となった場合、すでに備蓄を解放している日本は、経済全体が危機的状況に陥るリスクが高まっていきます。
ここまで日本と世界に危機的状況を作り出しているトランプに対して、高市早苗首相は
「世界に平和もたらすことができるのは、トランプあなただけ!」
と、先日の日米首脳会談で絶賛しました(゚д゚;)
私にはこんなものはアメリカに媚びを売っているだけにしか見えません。
このタイミングでの、このトランプへの必要以上の大絶賛が、親日国のイランやアメリカの身勝手なイラン攻撃を批判している世界各国にどのように映るかを、高市首相は理解できているとも思えません。
ちなみに先日、アメリカが小学校を爆撃して170名の女子児童が亡くなった大惨事は記憶に新しいです。
世界に平和どころか、地獄をもたらしているようにしか見えません。
「誤爆だから仕方ない」で許されるはずもありませんし、そもそもその誤爆を起こした戦争自体、国際法を違反して起こしたのはトランプです。
唯一の希望は、11月にアメリカの中間選挙があるので、トランプ大統領がアメリカ国民からの支持を得るために、この戦争を長引かせたくないと考えている可能性がそこそこ高いことです。
とはいえ、それまでまだ7ヶ月もあるので、その間ホルムズ海峡が封鎖され続けてしまった場合、
いよいよ国内の物流が停滞して物が届かなくなります。
スーパーに食品が並べられなくなったり(食品をパッケージするパックなどを作れないため)、食べ物や飲み物がスーパーやコンビニに届かなくなったりするリスクが出てきます。
医療の現場でも、原油で作られるナフサが作れなくなるため、点滴の袋など多くの医療器具の供給が止まるようになります。SNSではこれに非常に大きな危機感を持っているお医者さんや医療現場の方が多いです。
つまり、今後医療の現場も大変なことになっていくリスクが高まっています。
しかも、ナフサの備蓄は原油と違って数週間ほどしかありませんので、多くの国民が想像しているより早く、現場が危機的な状況になるところが続出する可能性が高いです。
いずれにしろ、この戦争をトランプ大統領は、11月の選挙までには終わらせるつもりだとしても、それまで長期化する可能性が出てきました。
そして、次の大きな節目は24日火曜日の午前8時45分です。
この48時間制限を超えた後に、トランプ大統領が実際に発電所を攻撃するかどうか。
イラン側がトランプの要求を飲んで、ホルムズ海峡を完全解放をする事はどう考えてもなさそうですので、
そうなりますとトランプは発電所を攻撃する可能性が高いです。
(イランへの脅しでカマをかけているだけの可能性も一応ありますが、今のところガチの警告の可能性の方が高いと思います。)
非常に緊迫した状況になってきていると思いますし、このまま続くとまもなく我々の生活にもダイレクトに影響が出てきます。
引き続き、この問題は全国民が注視し警戒し続け、最悪の事態に備え続ける必要があると思います。


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