- 2023-11-12
- 経済の話
こんにちは、中西です。
昨日、作家の百田尚樹さんと名古屋の河村市長とジャーナリストの有本香さんが代表を務める日本保守党が、初の大阪(梅田)での街頭演説を行いました。
ところが想定をはるかに超えるとんでもない人数が集まり、あまりにも人が多すぎて危険と言うことで、警察から中止要請が降りました。
私は内容は聞いてませんが、写真や動画でどれぐらいの人が集まったか確認したところ、本当に見たことがないようなとんでもない人だかり!
まるで世界的な人気アーティストのライブのような人の集まり方です。
歩道橋の上も身動きが取れない位ぎっしり人が集まっていましたので、1歩間違えたら大変な事態になりかねない状況でした。
新橋や名古屋の街頭演説でも、凄まじい人が集まっていたようですが、百田さんは探偵ナイトスクープもやっていましたし、関西人気が凄いので、やはり大阪が1番人が集まったようです。
で、これほどまでに日本保守党に注目が集まっている理由は、日本保守党の政策や考え方を評価する人が多いと言うのもありますが、
私は、それ以上に、
【 自民党に対する国民の溜まりに溜まった凄まじい怒り 】
が沸点を超えたからだと思います。
特に岸田政権はどう考えても、間違いなく戦後最悪の政権であり、岸田総理の想像を絶する無能さは、控えめに言っても日本の歴史に1000年以上語り継がれるクラスだと私自身は強く感じています。
岸田総理本人だけでなく、岸田総理が選んだ閣僚や自民党の議員の不祥事も、次々と止まらない状況でしたが、
最近また神田財務副大臣による超ド級のとんでもない不祥事も発覚しました。
ご存知の通り、4回の税金滞納と差し押さえです。
しかも税理士で、国民から税金を徴収する立場のトップにもかかわらず、自分は強い意志を持って払おうとしていなかった。
「税金は財源ではない」
という正しい財政認識の、遥か遙か手前の段階で、政治家をやってはいけないレベルの人間が財務副大臣をやっていたということです(゚д゚;)
▼〈滞納を繰り返し、自社ビルは差押4回〉“増税の司令塔”神田憲次財務副大臣は税金滞納の常習犯だった
https://bunshun.jp/articles/-/66885
▼4回税金滞納、差し押さえも 神田財務副大臣「深く反省」 岸田政権に3つの波紋
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3ac50df1f7fb5a4f70fe502e75258a4b725f37a
▼小沢一郎議員「完全に狂っているか、国民を馬鹿にしている」『文春砲』財務副大臣指名の岸田内閣に
https://www.chunichi.co.jp/article/803868
神田財務副大臣の言い訳は「忙しくて忘れていた」ということですが、税理士が4回滞納して差し押さえまでされていたわけですから、「忙しい」が言い訳になるはずもありません。
自民党の人災による緊縮財政で、日本中の社会人が必要以上に忙しく働かされながら税金を納めているわけで、
しかもその税金の負担は、社会保険料を含めて五公五民にまでなり、まさに日本を衰退させているのがこの税制であるわけです。
さらに、本質的には「税金は財源ではない」わけで、政府の支出が税金という財源によって行われている事実もありませんので(政府支出は国債発行で先に行われ、税の徴収はその後)、
財源でも何でもない税金を政府が無理矢理国民から収奪し、民間から貨幣を消滅させているだけだというのが実態です。
何重にも間違った政策をして、国民から富を収奪しまくって日本を貧困化させた上で、さらに財務のトップが自分だけは頑なに税金を払っていなかった。
このような人間を財務副大臣どころか、政治家としても国民が許すはずもないと思います。
今回の文春砲がなかったら、ずっとこんな状態を続けていたのは間違いありません。
しかも、輪をかけて驚かされるのは、これほどまでの凄まじい不祥事を起こしていながら、
なんと岸田総理は、この神田財務副大臣を更迭する判断をせず、職務をそのまま続投させていることです。
いやいや、岸田総理、いくらなんでも嘘でしょう?本気ですかと(゚o゚;;
岸田総理は、以前から国民感情というより「人心」そのものを、本当にカケラも理解できない人ではないかと言う疑念がありましたが、
この神田財務副大臣を辞めさせないと言う判断は、本当にどう考えても意味が分かりません。
この後の展開など誰でもわかりますよ。
神田財務副大臣を辞めさせないことで、国民から袋叩きにされ、マスコミも大問題として報じ、最終的に辞めさせざるを得なくなる。
そうなるに決まっているわけですが、本来、岸田総理が自らすぐ首にしなければならないところ、国民の怒りが沸点を超えて大騒動になるまで更迭をしないと言うのは、
もはや判断が間違っていると言う次元ではなく、何が何だか「全く意味がわからない」という領域です。
本当に、岸田総理はトップとして無能という次元ではなく、何か人間としての当たり前の感覚が狂っているのではないかと思わざるを得ません。一体何なんだこれはと(ーー;)
ここまで来ると、「世も末」「末法末世」とは、まさに今の日本のことだと思います。
【追記】その後、上記の予想通りになりました(。´Д⊂)
余談ですが、今回の神田財務副大臣の不祥事の文春砲は「財務省からのリーク」という噂もありました。
真偽は定かではありませんが、さもありなんと思います。少なくとも、財務省はそれぐらいのことを平気でやりますから。
京都大学の藤井聡教授も、財務省関係者の人脈からの話として、財務省は岸田総理を見限り始めていると言う話をされていました。
理由は、「所得税の減税」をしたからです。
財務省はご存知の通り、増税をする事しか頭にありませんので、減税を極端に嫌がる組織です。
岸田総理は財務省の飼い犬として、忠実に増税路線を進もうとしたところ、物価高に苦しむ国民から怒りを買い、「増税メガネ」の不名誉なあだ名がついてしまった。
そのイメージを払拭して、選挙対策をするために、中途半端な所得減税の政策をしたところ、
国民が喜ぶかと思いきや、その姑息な選挙対策の思惑とその後の増税を全て国民に見透かされており、逆に、国民の怒りにさらに火がついてしまった。
おまけに、その所得減税の政策によって、財務省にまで嫌われてしまった(らしい)。
どっちにもいい顔をすることしか頭にない日和見主義の風見鶏が、中途半端にどっちにもいい顔をしていたせいで、両方から嫌われた。
まるで童話みたいな話ですが、そんな滑稽な事態に襲われているのが、現在のわが国の総理大臣なのです。あまりにも無能すぎて泣けてきます(つД`)
「一番権力のある総理大臣になりたい」
という信じ難い理由で、総理大臣をやっている人間の末路が、
国民からも、国民の敵・財務省からも嫌われる
と言う、とてつもなく滑稽な自業自得の惨状となっております。
いずれにせよ、岸田政権が終わったところで、自民党が政権を握っている限り、
この日本の末期的症状は続きます。
次の選挙で何が何でも、自民党政権を永久に終わらせるしか、この国が生き残る道はありません。
一度腐り切ったゆで卵は、いくら冷やしても、新鮮な生卵に戻ることは絶対に無いのです。