- 2023-3-25
- 第二領域の話
こんにちは、中西です。
私も昔そうだったのですが、世の中には、
「やりたいことが見つからない」
と悩んでいる人は少なくありません。
では、その「やりたいこと」(≒夢)が見つかったら万事うまくいくかというと、
残念ながらそうはならないことが非常に多いです。
やりたいことが見つかっても、それを実現するための目標を設定できない。
目標を設定しても、計画が作れない。
計画を作っても、実行できない。
実行しても、継続ができない。
…こんな感じで、「やりたいこと」(≒夢)を実現するまでに、いくつものハードルがあるからです。
上記のすべてのハードルをクリアして、夢が実現に至るわけですが、それが簡単ではないのはご存知の通り。
世の中で「夢を実現した人」の少なさを見てもわかると思います。
上記のプロセスのうち、特に1番問題になるのは、「実行する」のフェーズです。
なんとか目標を設定して、計画も考えて、Todoリストなどにして「やるべきこと」を洗い出す。
ここまでは、少し頑張れば何とかなるんですよね。人や状況によっては簡単ではないかもしれませんが、一般的にはそこはまだ何とかなることが多い。
ところが、格段に難しくなるのが「実行する」というフェーズです。
理由はシンプルにそこが1番しんどいからで、特に「強制力」が働かない環境では、実行力が低下しやすいです。
例えば、ほとんどの人は、会社や学校に毎日満員電車に乗ってでも通勤・通学することができます。
こんなしんどいことが出来てしまうのは、「行かないと大変なことになる」と言う強制力が働いているからです。
欠席が続いたら会社ならクビ、学校なら退学になるリスク=実害がありますから。
会社や学校には、こういった実害が発生するリスクによって強制力が働くわけですが、
自分のやりたいことやプライベートの目標等は、仮に実行できなかったとしても、直接的な実害が(すぐには)ないことが多いため、強制力が働かず、「実行する」のが非常に難しくなるわけですね。
まさに「緊急ではないけど重要」な第二領域。
ところが、そういった実害がなくても、ほとんどの人が「あっさり実行できてしまう」場合があります。
例えば、最近新しく彼氏・彼女ができたヽ(´▽`)/
付き合ってしばらくした頃、そのパートナーが家に来ることになった。
ところが、今住んでいる自分の家は一人暮らしで、部屋がめちゃ汚い。こりゃいかん!
自分1人だと汚部屋でもあまり気にならないタイプなので、散らかり放題。掃除も全然できていない。まずい、まずい、まずい!
こんな汚部屋を見られたら、明らかにドン引きされる。ヘタしたら嫌われて別れ話になるかも。それだけは絶対避けねばならぬ!(-。-;
この状況で、自分のパートナーが初めて家に来るなら、ほとんどの人が部屋をしっかり掃除するはずです。(大慌てで)
ほら、「実行」できたでしょう?
この状況なら、ほとんどの人が普段面倒でしんどくて、やりたくない掃除・整理整頓を、「しっかり実行できてしまう」のです。
なぜ実行できたのですか?
答えは簡単で、
「恥をかきたくない」
からです。
上の例では、わかりやすくするために「付き合いたて」のシチュエーションにしましたが、長年付き合っていても、婚約していても、
同じ部屋の状況で久しぶりにパートナーが家に来るなら、掃除・整理整頓はする人がほとんどでしょう。
それは「相手への配慮」という側面も当然ありますが、それ以上に、自分自身が「汚い部屋を見られるのは恥ずかしい」からです。
前回、私が新しく始めるサービスは、
「実行せざるを得なくなる仕組み」
を導入していると言いましたが、その1つが“これ”です。
つまり
「人に恥ずかしいところを見られたくない」
という心理が持つ巨大なパワーを利用して、自然に実行力を高める、という仕組みになります。
パートナーが突然家に来ることになり、慌てて部屋を掃除したとして、
この時、あなたは心理的に「しんどい」ですか?
イヤイヤ、しぶしぶ、掃除をしますか?
その掃除に「心理的なストレス」はどれぐらいあるでしょうか?
そんなマイナスの思考が入る余地がないほど、ほとんど体が勝手に動くレベルで、慌てて掃除をしてしまいませんか?
もし、あなたがこのシチュエーションで掃除をするときに、思わず体が動いてしまう感じで掃除ができるなら、
あなたには、本来「夢を叶えるための実行力」が備わっている可能性が高いです。
ただし、何もしないで勝手にその“秘めたる実行力”が出てくるわけではないので、
「仕組み」
で引き出せるようにします。
自分自身の尊厳と結びついている、この
「恥をかきたくない心理」
には、自然な形で実行力を大きく高めるパワーが備わっているのです。
人間は結局自分が1番大事なわけで、自尊心=自分ですから、その自尊心が崩れる「恥」は極力かきたくないわけですね。
その「恥をかくのを回避したい強いパワー」を、逆に前向きに利用すればいいのです。
どうやってそのパワーを引き出すかについては、まもなく詳細を公開しますので、興味のある方はお楽しみに。
なお、新しくパートナーができて初めて家に来るのに、平気で散らかった汚部屋を見せられる大物タイプの方には、効果は薄いと思われます笑
それではまた。