- 2022-10-22
- 働き方・キャリアの話, 未分類
こんにちは、中西です。
ここ数回は、最近の国内外の調査結果や私の体験談などをもとに、今後の大きな流れとして増えつつある
「在宅ワーク」(リモートワーク)
「週4日労働」(週休3日制)
が、衰退していく日本経済における希望になる…と言う話をしています。
前回は、今年の6月からイギリスで実施されている世界最大級の週4日勤務に関する調査(70社、3300人が参加)の中間報告で、
9割近くの企業が「週4日勤務でうまくいっている」と回答していて、
従業員の勤労意欲・生産性・収益
の全ての面で向上した、という話でした。平たく言うと
「みんながハッピーになったよヽ(´▽`)/ 」
と言う事ですね。
さらに、この実証実験に参加した企業の約9割が
「実験終了後も、引き続き週4日勤務を継続したい」
とまで回答していました。
今回は少し別の角度から、在宅ワークと週4日勤務についてお伝えします。
結論から言うと、
【 在宅ワークも週4日勤務も、ともに睡眠時間が大幅に増えて幸福感が高まる 】
と言うことが複数の研究でわかってきました。
▼週4日勤務制に移行した人々は、睡眠不足を解消している…7時間未満の人が激減。最新の調査で明らかに
睡眠時間が「7時間未満」の人が「激減」したと言うのは、シンプルにいいことですね。
少し考えれば当たり前で、在宅ワークなら、当然通勤のための準備と通勤時間をカットできるので、その分を睡眠に当てられるわけです。
また週4日勤務でも、上記で紹介されている経済学者のジュリエット・ショア氏によると、週4日に移行した従業員の平均睡眠時間は7時間58分で、
週5日勤務の従業員より1日あたり1時間多く睡眠をとっていたとのこと。
そしてこの睡眠時間の大幅アップは、「幸福感」の向上にもつながっているわけですね。
と言うわけで、
「在宅ワーク」(リモートワーク)
「週4日労働」(週休3日制)
はどちらか一方でも睡眠時間の増加につながり、両方組み合わさると、さらに大幅な睡眠時間の増加になる結果、
【 日中のストレスが低下し、健康になり、生産性も高まり、幸福感も高まる 】
と言うことになります。
仕事の特徴的に「在宅ワーク」はできない業界業種もありますが、「週4日勤務」については、本質的にはほとんどの業界業種で可能なはずですからね。
この勤務体系は令和においてどんどん広まっていくと私は考えていますが、
自民党と財務省によって確実に衰退していく日本経済において、この2つだけは雇用者の方の希望になっていくと思われます。
それではまた。