- 2022-10-18
- 未分類, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
前回は私が毎朝やっている短時間のストレッチの話から、逆に「寝る前」の短時間のストレッチの効果を調べてみた結果、
【 寝る前の軽いストレッチは、睡眠改善とストレス減少に効果がある 】
と言うことが、研究で判明していた話をしました。
▼寝る前の軽いストレッチは睡眠改善とストレス緩和に有効|研究の紹介│体力医学研究所│公益財団法人 明治安田厚生事業団
▼低強度のストレッチ運動が軽度睡眠障害者の睡眠およびストレス反応に及ぼす影響
で、ついでにこの流れで、「ストレッチ以外」の「寝る前の短時間の運動」でも、睡眠に対して効果があるのか少し調べてみました。
そうしたところ早稲田大学の研究で、このテーマで実験しているものがあったのですが、それを読むと結論的には
【 寝る前に短時間の腕立て伏せ(などの運動)をすることで、寝つけが良くなる】
と言う傾向が示唆される結果が出ていました。
この研究では「1分間の腕立て伏せ」を就寝前に行って調べているのですが、データを見ると確かに「1分間の腕立て伏せ」を行った日には、
「寝つきが良くなっている」(=入眠までの時間が短くなっている)
ことがわかります。
ただ残念ながら、この研究では「睡眠の深さ」にはほとんど影響が見られない結果になっていますが、これは「1分間」と言う「短時間」の運動だからでしょう。
というのも他の研究では、日中にしっかり運動をしておくと睡眠が深くなって睡眠効率が高まることがわかっているからです。
つまり「1分間の腕立て伏せ」ぐらいの短時間の運動では、
「睡眠の深さ」
が良くなるまでには至らない可能性が高いのですが、
「寝つきの良さ」
の効果は得られる(可能性が高い)ということです。繰り返しますが、今回はあくまで寝る前の「短時間」の運動の効果の話ですので。
早稲田大学の研究者によると、この一分の腕立て伏せで寝付きが良くなる要因として、「深部体温が急激に低下したからではないか」と言う可能性を指摘されています。
これは入浴の時もそうですが、深部体温が上がって、それが急激に下がるときに眠気が発生するのが人間の体のメカニズムです。
「1分間の腕立て伏せ」で、その作用が働いたのではないかと言うことでした。
というわけで、いずれにせよ「寝る前の短時間のストレッチ」が睡眠を改善してストレスを減少させるのと同時に、
「寝る前の1分程度の短時間の腕立て(などの運動)」
によって、入眠までの時間が早くなり、
「寝つきが良くなる」
といえますので、布団に入ってもなかなか寝付きが悪い人は、よかったら寝る前に少しだけ、軽く運動してみてください。
それではまた。