- 2014-3-19
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
少し前に、私の好きな著名人のある対談を
YouTubeで見ていたのですが、
その対談というのが10年くらい前の対談でした。
テーマは普遍的なものだったので、
動画を視聴しても古さを感じなかったのですが、
唯一「やっぱり昔の動画だなぁ」と思ったのは、
携帯電話の話になったときです。
「ついに携帯電話にカメラが搭載されるみたいですよ」
「えっ!携帯にカメラ!?それは本当ですか!?
すごい時代になりましたね!」
というような話があったのです。
どう考えても、古さを感じざるを得ません(笑)
今や携帯からスマホになり、
カメラどころか動画も当たり前。
かつてSF映画の世界だった「指紋認証」なんてものも、
中学生が持ってるスマホに普通に搭載されています(゚口゚;。
スマホ(携帯)の便利機能はどんどん増えていく。
ネットの世界も、測定不能なほど無限に拡大していく。
この流れの当然の帰結ですが、
1日の中で「スマホの利用時間」が
若年層を中心に異常なレベルで増加しています。
数日前のニュースでビックリしたのがこちら。
さらに、1日に12時間以上
スマホを利用する人も1割いたとか。
6時間以上が4割!?
10人に1人が12時間以上使ってるとな!?ヽ(゚Д゚;)ノ!!
どうやったら12時間以上になるのか意味が。。。
以前、ある有名な経営コンサルタントの方が、
ネットの世界について
「もう1つ地球ができたようなもの」
と表現していました。
まさに我々は、現実の地球上で生きてるのか、
スマホの画面の向こうにある
「もう1つの地球」に生きてるのか、
なんだかよくわからない状況になっているようです。
12時間以上使っているのが本当なら、
起きている時間の半分以上を
スマホの画面を見てすごしてるわけです。
それはつまり、「人生の半分以上」ということです。
つまりこの調子で行けば、
今の10代が老人になったら
「おばあちゃんの人生の半分はのう、
スマホの画面を見てすごしたんじゃ。」
と孫に自慢することになりそうです(゚д゚;)
少なくとも今の女子高生が
貴重な青春時代の半分を、スマホの画面を
見てすごしているのは間違いないわけです。
ここまでスマホが生活に浸透というか“浸食”してしまい、
“究極の便利機器”になった時代においては
「スマホをいかに効率的に使うか」
という問いの立て方は
もはや違うのではないかと思います。
ついその方向で考えてしまいがちですが、そうではなく
【 スマホをいかに使わないようにするか 】
を最初に考えないといけない時代ではないかと。
この「スマホをいかに使わないようにするか」を
先にしっかり考えた上で、あくまでその範囲内で
「いかに効率的に使うか」
を考えるべきではないかと思うのです。
「スマホをいかに効率的に使うか?」
という問いかけのみでは、結局は
「スマホを使いまくる」ことが前提になります。
この方向で考えていくとスマホ依存の人生、
“スマホの住人”のような人生から脱却できません。
スマホは“究極の便利機器”だといえますが、
だからこそ「いかに効率的に使うか」ではなく
「いかに使わないようにするか」
をまず考える。
これが中高生や受験生に限らず、
現代人にとって時間を有意義に使う
(人生を有意義に生きる)カギに
今後ますますなって行くはずです。
本当に自分の人生をリアルに充実させたいなら、
あちら側の「もう1つの地球」にいる時間を最小にして、
こちら側の「本物の地球」を楽しむ時間を
可能な限り増やして行くことを考えるのが
スマホ時代を生き抜く最大のポイントになると思います。
P.S
今回の話に共感できた方は、
こちらの記事がとても参考になるので
一読してみることをおススメします。
「壊れてよかった!」スマホなしの生活を3カ月続けたら戻れなくなった理由
http://www.lifehacker.jp/2013/02/130205smartphone_broke.html