- 2021-3-22
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こんにちは、中西です。
昨年からコロナによって自宅でオンライン授業を受ける学生さんや、リモートワークで働く社会人の方など、
自宅で勉強や仕事に取り組まなければならない状況の人が激増しています。
これに加えて今週から春休みに入りますので、
「時間の自由度が高くなる」
状況下で在宅で集中しなければならない人が、この時期は非常に多いです。
時間の自由度が高いと言うのは一見するとプラスのことのように思いますが、
よほど自己管理能力が高い人でない限り、1日の生産性を高める上で「自由度が高い環境」というのは、プラスよりもマイナスになる可能性の方が高いです。
理由は言うまでもなく、全く強制力がない中で、自分ですべて管理しなければならないからです。
学校や会社がある日と言うのは、必然的に始業時間も終了時間も決まっていますし、集団生活の中なので強制的にやらされますから、
自己管理能力の影響力は相対的に下がるわけです。
ところが自宅で1日中しっかり集中して高いパフォーマンスをたたき出すとなると、誰も強制しない中での自分との戦いになるわけですから、
自己管理能力の高い人と低い人とで、恐ろしいほどの差ができてしまうわけですね。
では自由度が非常に高い1日を過ごす場合に、どこに注意しなければならないのでしょうか。
これについての回答は多数あるわけですが、私がこれまで自分で体験し、多くの受験生を見てきた中で、トップクラスで重要なポイントというのが、
【 1日の勝負は「前日の夜」でほぼ決まる 】
と言うことです。
どういうことかと言うと、1日のスタートというのはその日の朝始まっているように思えますし、
実際朝から午前中にかけてどれだけ集中して高い生産性で過ごせるかというのが1日の生産性を大きく左右するのですが、
ではその1番重要な「朝の集中力」というのはどこから生まれているかと言うと、その朝の時間からではなくて、
「前日の夜(寝る前ごろ)」
の時点から、
「翌日の1日のスタート」
に実質的にはなっているのです。
わかりやすい例で言えば、夜ゲームをしたりYouTubeを見すぎたりして夜更かししてしまうと、
必ずと言っていいほど翌日の起床に悪い影響を与えます。
起きる時間が遅くなったり、予定通り無理矢理起きたとしても、眠気が取れないまま1日を過ごしたり、
眠気レベルまでの自覚はなかったとしても、潜在的な睡眠不足で本来発揮できる集中力が何割も低下した状態で1日を過ごすことになります。
そんな感じで確実に翌日に何らかの悪い影響が出てくるわけで、
そう考えれば「1日のスタート」と言うのは、その日の朝起床した時点ではなく、
「前日の夜」
の時点から、既に1日のスタートが始まっていると言えるわけですね。
この事実を理解できれば、
「夜の就寝タイムに近づくほど、細心の注意を払って過ごさなければならない」
と言うことになるのです。もう必然的にそういうことにならざるを得ない、と言う感じ(ーー;)
ところがこの事実を理解できていないと、自由度の高い時ほど、
つい夜にダラダラしたり、暴飲暴食をしたり、自分の睡眠時間を過信して深夜までスマホを触ってしまったりすることになります。
夜と言うのは最終的には寝るだけですから、ついなんとなく
「まだまだ時間はある」
「もうちょっと起きていても大丈夫だろう」
みたいに考えてしまいやすいわけですね。
しかしそのイメージは完全に錯覚だと言うことです。
と言うわけで、自宅で過ごす時間が増えて自由度が高い毎日になった時ほど、
【 1日のスタートは「前日の夜」にある 】
ということを頭のど真ん中に入れておいてほしいと思います。
多くの人が気が緩みがちな1日の終わり(就寝前)に近づくほど、時間の使い方や過ごし方に細心の注意を払って、
「今この時間の過ごし方が、明日1日にめちゃくちゃ大きく影響するんだ!」
と言うふうに言い聞かせて、油断しないようにしておいてほしいと思います。
もちろんリラックスタイムを確保する事は重要ですが、毎日就寝前になるたびに気が緩みまくっていると、
そのせいで翌日1日がうまく回らず、なのに夜寝る前になるとまた油断して…を繰り返して、
あっという間に時間が過ぎていく(゚o゚;;
ので注意しておいてください。
それではまた。