- 2021-3-23
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こんにちは、中西です。
前回は
「1日の勝負は『前日の夜』に決まる」
と言う話でした。
1日の集中力・生産性と言うのは、元をたどるとどこから始まっているかと言うと、スタートは「その日の朝」のように思いがちですが、
実際のところ、朝ではなく「前日の夜」の過ごし方に大きな影響を受けている、と言う話。
それはつまり、毎日「夜から寝る前までの時間帯」に細心の注意を払わなければならないと言うことです。
特に夕食後の時間帯が最も重要になってきます。
通常この時間帯と言うのは1日の終盤に差し掛かっているので、脳も体も疲労が溜まってきている時間帯です。
また1日の終わりでリラックスタイムとして過ごす場合も多いので、緊張感が解けて気持ちも緩んできやすくなります。
1日中緊張感を持ち続けることはできないので、夕食後から就寝前までのどこかのタイミングでリラックスタイムを確保している人は、もちろんそれ自体は問題ありません。
ただこのタイミングで1番危険なのは、間食(飲み物含む)を食べすぎたり、遅い時間に間食をすることです。
これをすると何が問題かというと、寝るときに内臓に食べ物が残っているため、消化活動が終わらないまま睡眠に入るため、睡眠が浅くなるのです。
その場合、同じ睡眠時間であっても、朝起きたときに眠気が取れていなかったり、
翌日1日中集中力が何割か低下した状態で過ごすことになります。
食べる内容も注意が必要で、スナック菓子など消化に悪い油物のお菓子をその時間帯に食べていると、
単に消化しきれずに睡眠が浅くなるだけでなく、翌日も朝から胃がもたれたような状態で午前中を過ごすことになります。ひどい場合は半日以上続くこともあり得ます。心当たりのある方も多いかと。
また「飲み物」も注意が必要で、その時間帯に刺激の強い飲み物(強い炭酸や冷たすぎるものなど)やカロリーの高いもの、
さらにカフェインやアルコールなどを飲んでしまうと、やはり睡眠効率が落ちるリスクが高まります。
カフェインがダメなのは言うまでもありませんが(カフェインは7時間位影響が続きます)、そもそも就寝するタイミングで胃の中に飲食物が残っていると、
結局は睡眠密度にマイナスの影響が出て、翌日に響いてくるからです。
これは「逆の状況」を体験すれば、その悪影響が一発でわかります。
こういうのは習慣のものですから、夕食後の遅い時間(寝る少し前位)に間食をしたりたくさん飲んだりする人は、毎日のように同じことを繰り返しています。
だからその状態で就寝するのが当たり前になっていたりするのですが、それで翌日も調子があまり良くないことも当たり前になってしまっていて、その状態を普通だと思い込んでいたりするのです。
ところが、そういう状況が習慣化してしまっている人も、夕食後に間食を一切食べないまま、飲み物も最小限で就寝すると、
翌朝びっくりするほど目覚めが良かったり、睡眠の密度も高くなっているので翌日1日中元気だったりして、明らかにその違いがわかると思います。
もしその時間帯に間食(飲み物含む)をすることが多い人で、ここまでの話を聞いてなんとなく自覚があったり、なんとなく自分もそうじゃないかと思う人は、
一度だまされたと思って、夕食後に極力何も食べないで最低限の飲み物だけで過ごして、そのまま就寝してみて下さい。
翌朝の目覚めの良さと、1日の調子の良さ・集中力の高さが普段とあまりにも違い、驚くと思います(゚o゚;;
と言うわけで、1日の勝負は実は「前日の夜」に決まっているのですが、その過ごし方のポイントはいくつかあり、今回お話しした
「就寝前の間食・飲み物はできるだけ控え、就寝するときに胃の中が空っぽに近い状態で寝る」
ようにすると、睡眠効率が非常に高くなって、朝の目覚めが良くなったり、翌日1日の集中力が高まりますので、
ここまでの話を聞いて心当たりがある人は、ぜひ一度試してみてほしいと思います。
それではまた。