- 2021-2-9
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こんにちは、中西です。
前回は
「短時間でもいいので、1日の中に心が喜ぶ瞬間(ワクワクする瞬間)を組み込もう」
と言う話でした。
自分が好きなことや楽しい事で、ちょっとしたことでもいいのでそういう時間を入れておく。
「心が喜ぶ瞬間」
が朝から晩までどこにもないと、心が乾いて疲弊してしまい、気づいたときには集中力も低下してしまうリスクが高まるからです。
ただし「YouTubeとSNSは原則禁止」とお話ししました。
YouTubeやSNSと言うのは主体的にコンテンツを消費するわけではなく、
ほとんどの場合、受け身的にプラットホームから流れてくる関連動画や情報を「ダラダラと見続ける」ことになるからです。
なぜそうなるかと言うと、YouTubeやSNSなどのプラットフォームは、一度入ると、そこから抜け出しにくくなるように設計されているためです。
もともとYouTubeもSNSもプラットフォームの製作者自身が
「利用者が依存するように作り込んでいる」
と言うことを証言しています。普通に考えて当たり前ですが。
今のネット上のビジネスと言うのは、
「消費者の時間やマインドのシェアの奪い合い」
なので、「自分たちのプラットフォームに依存させた側が勝利する」というビジネス戦争になっています。
だから必死になってどの企業も研究に研究を重ねて、利用者が自分たちのプラットフォームに依存するように、恐ろしいほど考えに考え抜いて、徹底して作り込んでいるのです。
簡単に言えば「自分たちのプラットフォームの依存症を作り出す」のが彼らのビジネスと言えます。
作り手側はそれを当然よく理解しているので、例えばスティーブ・ジョブズは自分の子供たちにスマホを持たせませんでした。
つまりスマホの中にあるYouTubeやSNSやアプリと言うのは、
もし依存症になる危険性を意識することもなく、楽しいからと快感に任せて利用していると、
「ほぼ必然的にYouTubeやSNSやアプリの依存症になるようにできている」
と言うことです。
したがって利用している限りそのリスクは完全には避けられないのですが、依存しすぎないコツとしては、
「コンテンツ消費のメタ認知能力を高める」
のが重要になります。
つまりYouTubeやSNSを利用していながら、
「自分は今、YouTube (SNS)を利用して時間を使っている」
と、自分の姿をもう1人の自分が防犯カメラで見ているようなイメージで、自分のやっていることを客観視すると言うことです。
このメタ認知的に自分自身の状況を客観視することで、
自分の短所の改善や、メンタルの改善、生産性アップなど、あらゆる面でプラスのメリットがもたらされることが研究でわかっています。
普通に考えても、YouTubeやSNSに没頭しすぎていたら、あっという間に膨大な時間が過ぎていくのは誰でもわかるかと思います。
アプリや設定などで物理的に制限時間を設けると言う方法もありますが、
もっとシンプルで簡単に効果が出やすい方法としては、この
「自分が今YouTubeやSNSで時間を消費している」
ということをメタ認知的に客観視する方法だけでもかなり効果がありますので、YouTubeやSNSを利用する時は
「コンテンツ消費中の自分の状況を客観視するメタ認知」
を途中で何回か意識してみてください。
それを意識しておかないと、自分の貴重な人生が依存症を作り出すプラットフォーム業者に奪われ、
誰かのコンテンツをダラダラ消費し続けるだけの、受け身の人生で終わることになります。
それではまた。