- 2012-3-23
- 1ヶ月100記事企画, 受験勉強のスタート準備, 志望校・進路の決め方
◎今回の記事は・・・
「現役なのに浪人になることが頭にチラつく人」が対象です。
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
ときどき現役の高校3年生でいるのですが、これから受験勉強を開始するにあたり、
「浪人して2カ年計画で合格する!」
と豪語する人がいます。私の友人にもいました。
おそらくこう考えてしまう理由は、今現在の成績が良くないのと、
目指す志望校のレベルが高すぎるために、「とても1年弱では無理だ(*_*)浪人したら何とかなるだろう。」と思ったからでしょう。
が、こういう計画を立てると、2つの確実な未来が待っています。
1、確実に浪人することになる
2、確実に1年計画よりも実力がつかない
1年間真剣に頑張って、それでも何とか入れるか入れないか、というのが大学受験です。
それを最初のスタート段階から、「2年計画」が頭にあるようでは、とてもじゃないですが、目指すレベルの大学は偶然で合格する可能性すらないです。
つまり、「2カ年計画だが、あわよくば1年で合格したい」という気持ちがあったとしても、
その考え方では「あわよくば」は絶対ないということです。
また、「2カ年計画」が頭にあると、緊張感が一気になくなります。
この緊張感の無さは致命的で、その状態で1年もすごしてしまうと、1年後には他のライバルと比べて大きな実力差がついてしまいます。
おそらく、その差は浪人の1年では取り返せません。
結果、浪人しても大して実力は変わらず、E判定、D判定も連発してあせってしまい、
結果的には「浪人したのに、受かる可能性が大して高くない」という危険な状態で、本番を迎えることになります。非常に高い確率でそうなります。
で、「去年も真剣に勉強しておけばよかった(;д;) 」などと泣きをみることになるのです。これが「2カ年計画」の典型パターンかと。
というわけで、現役の高校3年生の人で、これから受験勉強をスタートする人は、かりに経済的・時間的に浪人がゆるされる状況であっても、
計画そのものは、間違っても「2カ年計画」などというものは考えないようにしてほしいと思います。