- 2011-5-1
- 英語の勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今日は時間がないので短めに行きます。
3月から無料で配信しているこちらのメール講座、
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全部で13回のメール講座になっているのですが、最終回で希望者にご感想を送ってもらってるんですね。
で、そのご感想フォームの中に
「今後このブログで書いてほしいことってありますか?」
っていう項目が1つあるんですが、ここにわりとよく受講者の方が書いてくださる内容に
「科目別の勉強法も教えてほしいです!」
という要望がけっこうあります。
求められているのはわかっているのですが、このブログの読者さんにはいろんな大学の志望者がいて、受験科目も人それぞれなので
あんまりつっこんだ科目別勉強法は書きづらいという背景があります。たとえば物理の勉強法を書いたとしても、
物理で受験しない人には関係なくなりますからね。大半の文系の人にも関係ない話になります。
また、そもそも私は特定の科目の先生ではありませんので、その意味でどこまで科目別勉強法に責任持てるのかという問題がありますし、
何よりこのブログは
学校や塾では聞けない話しか書かない
というモットーで書いてます。
まあ、いろんな先生がいるのでたまには聞いたことある話も出てくるかもしれませんが、
基本、学校や塾のような「科目の内容を教えてもらうところ」ではなかなか教えてもらえない、
けど受験では重要になってくる数々のポイントをお伝えするというスタンスで書いております。
なので、今後もあまり科目別勉強法には、事細かにはつっこんで書くことは少ないかと思います。
そんなわけで、今日は科目別勉強法を1つお話します。
(えっ!?(゚o゚;))
いや、前フリと逆の展開になるのですが、そんな科目別勉強法的なことはあまり書かないブログですが、今日はそれを1つ(どっちやねん)。
といっても、誰もが関係する英語のオススメ参考書の話。
以前も英語については私のオススメ英単語帳の記事を書いたことがあります。
<関連記事>
私のオススメ英単語帳はコレ!
今回は、熟語および文法を含めた英語の頻出問題を一冊にまとめた信頼度の高いロングセラー(知ってる人なら、もうこの時点でわかるくらい)。
その参考書とはこちら、
大学入試英語頻出問題総演習(桐原書店)
です。通称「英頻(えいひん)」。
はっきり言って、英語の文法に関してはこれ1冊で完璧だと思います。熟語も相当なところまで網羅されてます。たしか受験の神様、和田秀樹先生もオススメされてました。
この本に出ないような問題は他の受験生もほとんどわからないでしょうから、それができなくても差はつかないでしょう。
非常に素晴らしい参考書(というか問題集に近い)だと思いますし、
私がいくつかのいわゆる難関大学と呼ばれる私大に合格できたのも、これをやったのが理由の1つと言っても大げさではないくらい。
(解説の量が少ないという特徴がありますが、それを補って余りある良書かと思います。名前が「英語頻出問題総演習」となっているように、文法にとどまらず、英語の基礎力の底上げになる本。)
ただ、1つ残念だったのは、私はこれに出会ったのがかなり遅かったのです。浪人してから出会いました。
いや、厳密には高校3年の時に出会ってたんですね。
Tさんという女の子が私の前の席にいたんですが(名前の順で座ってたのでTさんは中西の前にいた)、
そのTさん英語がすごくできる女の子でした。で、あるとき、試験前に彼女がこれをやっていたのです。それを見て
「なんか難しそうな参考書使ってるなぁ。さすがTさんはレベル高いわ」
みたいに思っておりました。実はぜんぜんそんな難しい本ではないんですが、パッと見のイメージでそう判断(・ω・)今思えばもったいないことをしました。
この本は有名なので、受験生なら知ってる人も多いかもしれませんが、
もし初めて聞いたという人で、現在英語の文法・語彙の分野の問題集がこれでいいのか悩んでいるという人は、念のため書店で立ち読みした上で、
今からこちらに変更しても遅くはありません。まだ5月入ったばかりですからね。
英文法に限らずなんですが、何かの分野をマスターするには、
1冊を完璧にする
のが、もっとも近道かつ効率的です。
私は高校と予備校を通して、先生から英文法の参考書や問題集・テキストを何冊も配られました。
が、どれも中途半端で終わりました。それぞれの参考書・問題集は悪いものではなかったのです。
学校・塾としても、「それぞれ重要なテキストなんだから、どれも完璧にマスターしていきなさい」ってことだったと思います。
でも、「1つの分野をマスターする上で、やることが何冊もある」というのは、致命的なマイナスポイントがあります。
それは、やることが何冊もあると、
心理的に、それをマスターすることに向かうテンションが下がる
という点。かりに、そのどれもが良質なテキストだったとしてもです。
そんなふうに1つの分野で何冊もやるよりは、
「これ1冊だけ完璧にすればいい」
と思える1冊を見つけて、それを繰り返しやったほうが、確実に実力はアップしやすくなります。
目の前のその1冊を見て「これだけをやればいいんだから!」と思えること。これがやる気を高めるのです。
その意味で、文法については完璧に網羅されているこの「英頻(えいひん)」は、「これ1冊だけやればいい」と安心して思える良書です。
私はこれを、たしか10回以上は繰り返しましたが、そこまでやれたのも、「これ1冊だけやればいいんだ」と思える安心感があったから。
まあ必ずしも「英頻(えいひん)」でなくてもいいんですが、
あなたも「英文法はこれ1冊だけやればいいんだ」と思える1冊を見つけて、
それを「何回も繰り返す」ようにしてくださいね。