- 2014-2-12
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
最近は私立大学の受験真っ盛りですが、当会が運営しているOCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)でもメンバーは連日受験に向かっています。
そんな中、個人的に軽く感動した話を。
昨日、あるメンバーの女性(大学受験ではない人)が、大学受験生の女の子のメンバーに「誕生日のお祝いコメント、わざわざありがとう!!」といったお礼の書き込みをしていたんですね。
その大学受験生の女の子は、今週だけでも私立大学の受験日が4日間もあります。先週も3~4日は併願校の受験でした。
新受験生の読者さんも多いので一応説明しますが、毎月1~2回コンスタントに模試を受けるだけでも大変なのに、その子は「毎週」「3~4日」も受験の本番をこなしているわけです。
こうして受験の本番を連日受けながら、後日受けることになる第一志望のための総まとめ学習も同時にしていかなければなりません。
もちろん、これはその子に限らず、少なからずこの時期の大学受験生はそういう状況になっています。
避けては通れない部分とはいえ、人生の修羅場とはまさにこのことではないかと思います。
ただ、そんな大変な状況だからこそ、その人の“本当の姿”が出やすいと思うのです。
その女の子は、どう客観的に見ても、今週は朝から晩まで自分のことで精一杯のはずなのです。
ドライな見方をすれば、こんなときに他人のことなんて考える必要はないとも言えます。自分の受験のことだけ考えて、他人の状況が目に入らなかったとしても誰も文句は言いませんから。
この修羅場の状況の中で、彼女は自分のことはいったん脇に置いて、同じOCPメンバーの誕生日へのお祝いコメントをしてあげていたわけです
私は彼女の今週の超大変な状況を知っていたので、すごいなと思ったのです。これ、自分(中西)が受験生のときなら、できたか?と。
・・・・いや、私が受験生の頃にOCPがあったとしても、こんなことは絶対できなかったです。自分の受験のことでいっぱいで、たぶん人の誕生日を祝うなんて発想すらなかったと思います。祝わなかったとしても、誰も絶対に文句はいいませんから。
私はだからこそ、それが出きる人を尊敬します。自分が大変なときに周りのことを考えられる人。私はそんな人が一番素晴らしい人ではないかと思うのです。
どこかの軍隊の話ですが、リーダーを選ぶ際にドッキリのような形でチームがピンチの状況に陥らせ、
そのときに自分のことより周りのことを考えて行動した人を見つけ、その人をリーダーに選出する、という話を聞いたことがあります。
どんなに才能があっても、ピンチのときに自分のことだけ考えて行動した人はリーダーには向かないと。
ちなみに私はどういうタイプかというと、チームがピンチになったら、真っ先に自分だけ逃げ出せるタイプです(笑)。
タイタニックに乗っていたら、たぶん誰よりも一番に脱出する気が(-_-;)。。もちろん女性と子供でいっぱいの救命ボートのスキマに飛び乗り、自分だけ男一人でも平気です。・・・って最低やん。
アメリカンジョークはさておき、自分が大変な状況のときにも、周りのことを考えられる人間になりたいものですね。
そういうタイプの人は、受験の結果がどうなろうと、どんな仕事に就こうと、きっと幸せな人生を送れます。(実際、私の友人知人で何人かそういうタイプがいますが、例外なく幸せそうな人生を送っているのです。)
そのプチ経験ではないですが、いま大変な状況にある受験生は、その状況を乗り越える努力を必死に行いながらも、
心のどこかであなたのことを見守ってくれている、気にかけてくれているご両親(を含めたご家族)、先生、友人たちがいることも決して忘れないでください。可能なら、そんな周りの人たちに、今だからこそ感謝してみてほしいのです。
それがきっとあなたを一回り成長させてくれるはず。
どんな大変な環境で勉強している受験生も、自分一人だけで受験している人なんて、絶対いませんから。
OCPでコーチングをするコーチでいながら、逆に受験生からそんなことを教えられたのでした。