- 2013-11-19
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生にとって、今現在の「受験生活」というものは、良くも悪くもその後の人生に大きな影響を与えます。
受験の「結果」(=合否)がその後の人生に大きな影響を与えるのは当然として、私は合否にかかわらず、この受験生活の「プロセス」自体も、その後の自分のあり方にかなり大きな影響を与えると思っています。
「プロセス」というのは、つまりは今現在のあなたの状況ですね。
今現在のあなたがどのように毎日をすごしているか、そのすごし方によって受験終了後の自分のあり方までが大きく変わってくるのです。
私は自分自身の経験と、OCPで多くの過去のメンバーの受験時代とその後(受験終了後)のあり方を見ていて、最近ますますそれを確信しています。
なんとなく受験時代というと「自分の人生の中の特殊な時代」とでも言うようなニュアンスが含まれていて、
大変な受験時代→合否発表→その後の楽しい人生
みたいに、合否を境として「受験時代」と「その後」という形で自分の生き様が断絶されるようなイメージがあるわけですが、
受験終了後に生活そのものは一変するとはいえ、結局は受験時代もその後も、自分の人生のいちプロセスであるわけです。断絶されているどころか、明確に連動していると考える方が自然だと思います。
冒頭で「受験時代のすごし方」と書きましたが、ここでいう「すごし方」というのは日常生活や勉強生活の話というよりは、
その生活プロセスから生まれた「自分自身に対する認識」(いわゆるセルフイメージ)の持ち方のことを指しています。受験時代の今、自分自身をどう認識してすごしているか、ということですね。
私が言っているニュアンス、ピンときたでしょうか?なんだかちょっとわかりにくかった気がするので、表現を変えてもっと端的に、噛み砕いて言いますと、つまり、
「今の自分は好きですか?」
ということです。
実は、受験後の自分のあり方を決定づける、今現在の自分自身についての正しいイメージがどのようなものかについては、突きつめれば、この問いに「YES!」とハッキリ答えられるかどうかで決まると私は考えています。
この話はいっけん受験勉強と直接関係ないように見えるのですが、実のところ合否に大きく関係しています。
「今の自分が好き!」と言えない人は、合格できる可能性が大きく下がっていきます。
そして何より重要なのは、今そう言えない人は受験の後の人生でも、同じようにいつまでたってもこの問いに「YES!」と言えない確率が高くなるということです。
だって、自分にとって一番大事な時期に「今の自分が好き!」と言えなかったわけですから。そういうタイプは、引き続きその後の人生でも同じ状態が続く可能性が高くならざるをえません。
そういう人が、受験後の通常の時期に、自分を好きになれるかというととても難しいのです。少なくとも受験時代にこの問いに「YES!」と答えた人よりは、その確率が著しく下がるのは間違いないでしょう。
今回の話は、具体的な受験生活のノウハウではありません。どういう生活を送り、どのようにすごした時に「今の自分が好き!」とあなたが言えるようになるのか、それはあなた自身の基準によりますから。
その基準がどういう内容であるべきかとか、そういった部分はこちらからどうこう言う気はないです。ようするに、受験生活を送りながら、自分の中で「今の自分は好きだな」と思えるかどうかです。これがめっちゃ重要なわけです。
つまり今の自分に対する納得感、満足感があるかどうかということですね。
これが今現在どの程度あるのかという点が、今後の自分に大きく影響を与えるということです。
だから、受験生の間は「私は今の自分を好きといえるか?」と何度も問いかけてみてください。
そしてこの問いかけに「YES!」と言えなかったり、どこか弱々しい「い・・・いえ・・YES!」みたいな状況なら(笑)、しっかり「YES!」と自分に言えるように改善すべき箇所を改善して行ってください。
受験終了後も「受験生だったあの頃の自分が大好き!」と生涯言え続けられるように。そんな「今」を送ってください。
今の自分が好きな人ほど、合格する確率は上がります。これが受験の真実ですね。