- 2013-10-25
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今までこのブログで「勉強のやる気が出ないときの対処法」として、「軽い運動」をおススメの方法の1つとしてご紹介してきました。
運動と勉強というのは一見真逆の行為のようですが、実は密接に関連しています。
簡単に言えば、運動をすると脳のやる気を司る部位が刺激されて、勉強のやる気も出てきやすいわけですね。
実は、運動にはこれ以外にもう1つの効能があります。
受験生にとって、一番やっかいともいえる「ある感情」を取り除いてくれるのです。・・・さて、どんな「感情」のことかわかりますか?
「この感情さえなければ(orこの感情が小さければ)、もっと快適な受験生活を送れるのに(>_<)」
といえるような、常に大半の受験生につきまとう「ある感情」があるのですが、それは何か。
まあ、そんなもったいぶるところでもないので(笑)回答を言いますと、その感情とは「不安」です。
受験生にとって受験が終わるまで決して逃れることができないもの。それがこの「不安」という感情です。
この感情は個人差こそありますが、受験生は常に心のどこかにこの「不安」を抱えながら勉強しています。
この感情は、個人差もありますし、「時期」によっても大きさが変わります。単純に、受験本番が近づけば近づくほど、不安も増大していく傾向があります。
私のところに届く受験生からの相談メールも、秋の終わり~年末年始頃までがピークになります。
とにもかくにも、受験生にとってこの「不安」という感情にどこまでうまく対処できるかは、受験を突破するためのとても重要なカギを握るわけですね。
実はこの不安をうまく抑える方法の1つも、「運動」なのです。
運動をすると、セロトニンという神経伝達物質が脳内で活性化し、不安が抑えられることがわかっています。
とくにウォーキング・ジョギング・サイクリングなどの「単純な動作」を繰り返す有酸素運動をすると、セロトニンは分泌されやすくなり、不安が抑えられる傾向があります。
だから、押し寄せる不安を少しでも抑えて受験勉強をしたいなら、できるだけそういった有酸素運動を1日の生活の中に取り入れたほうがいいわけです。
とくに大学受験の場合は、「一年で最も寒くなる季節」と「受験の直前期」が見事に重なります。
結果、受験で一番不安になる時期が、一番運動をする気持ちが起きにくい季節になっています。ここはしっかり意識しておかないと、どんどん運動不足になって、不安も大きくなりがちです。
これから寒い季節になっていきますが、日々不安が大きくなるのを感じる人は、1日の中でなるべく有酸素運動を取り入れていくようにしてみて下さい。