- 2013-6-24
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験生というのは運動不足になりがちなので、できるだけ一日の中で運動する時間をもうけた方がいいです。
運動不足が続くとやる気の低下につながることがわかっていますし、先日別の記事でも書きましたが不眠症の原因にもなります。
そこで、一日の中で歩いたり自転車に乗ったりするような「移動時間」もほとんどない生活を送っている人は、
できるだけ「まとまった時間(30分~1時間)」をとって運動をしたほうがいいです。
このまとまった時間をとって運動をするときに、一つ考えておく必要があるのが「食前と食後、どっちの時間に運動をすべきか?」という問題。
食後というのは、しばらくすると眠気が襲ってくることが多いので、眠気飛ばしと休憩がてら運動をする、という考え方もあると思います。
ただ、もしあなたが「せっかく運動をするなら、少しでもやせたい(>_<)」という気持ちがあるなら、正解はハッキリしていて、「食前」の時間帯のほうがいいです。
なぜ食前がいいかといいますと、太ってしまう原因である「脂肪」を燃焼しやすい時間帯が食前だからです。
そもそもの話、なぜ余分な脂肪が体についてしまうかというと、体としては必要以上のエネルギーを摂取してしまった場合、
その余分に摂取されたエネルギーを、もしものときにそなえて「蓄積」しておこうというメカニズムが働くからです。
人類の歴史の99%は飢餓との闘いだったわけですから、ある意味当然。
その蓄積されたエネルギーが脂肪なわけですが、この脂肪は上のとおり「もしものとき」のための予備電池みたいなものですので、
その「もしものとき」が起こらないと予備電池を使ってくれないわけですね。
地震などの「もしものとき」のために、防災食を倉庫に保管しているご家庭も多いと思いますが、
この防災食を日頃からしょっちゅうパクパク食べる人はいません(笑)。「もしものとき」のために蓄積しておかないといけないからです。
体の中の脂肪は、まさにこの「防災食」のようなものなので、あなたが簡単に防災食に手を出さないように、
体もそう簡単には脂肪に手を出してくれません・゚・(ノД`;)・゚・。つまりそうやすやすとは脂肪を燃やしてくれないのです。
ではどうすれば脂肪が燃えやすくなるかといえば、それが
【「もしものとき」に近づいたとき】
です。つまり「空腹状態」のときです。飢餓で死なないように、そんな「もしものとき」にそなえて脂肪が蓄積されているわけですから、
逆に言えば、そこに近づく(つまり空腹になる)と脂肪は燃えやすくなります。だって「死亡」したくないからね!
(全然面白くはないのは理解してます。安心してください。私のギャグセンスはすごすぎてもう一周してるのです)
わかりやすく言えば、「ぷち飢餓状態」を作り出すということです。
すると体が「お!ご主人様がちょっと飢餓になりかけてるぞ!もうそろそろ予備電池を使わねば、ご主人様がヤバいかも!」ということになり、
この状態で運動をスタートすると、体内のエネルギーがあまりない状態からの運動ですので、体は予備電池を使い始めるのです。
よって、食事前に運動をすると、脂肪という予備電池が燃焼されやすくなるため、同じように運動をしても「やせやすくなる」わけですね。
つまり、ダイエットをかねたいなら、食後よりも「ぷち飢餓状態」の「食前」がいいということになります。
さらに、食前に運動をして、その後食事をすると、食べた分のエネルギーを体が燃やしやすくなるので、
脂肪として蓄積されてしまう率も減少します。つまり、一石二鳥でダイエットになるわけです。うーん、エクセレントヾ(´▽`)ノ
というわけで、健康ややる気アップのためだけでなく、ダイエットをかねて運動をするなら、食後ではなく「食前」に行うことをお勧めします。
P.S
ただし、それでおなかが減りすぎて、食べすぎないようにご注意ください(笑)