- 2022-12-22
- 効率的な時間管理術
こんにちは、中西です。
自宅で机に向かっていてイマイチ集中できず、ダラダラと過ごしてしまう人も少なくありません。
そうなってしまう理由は多数ありますが、ある一つの大事なポイントを押さえられていない人は、そのポイントを実践するだけで、一気に集中力が高まる場合があります。
そのポイントは非常にシンプルな、テクニックとすら言えないものですが、案外、そのポイントを押さえられていなくて、本来発揮できる集中力の半分も集中できていない人が多いです。
その大事なポイントと言うのは、
「1日の終了時刻を決める」
ということです。意外とこれを決めずに、それが原因で「夜はいつまでも時間がある」などと無意識で思ってしまっていて、結果的に、自分でも気づかないうちに集中できなくなっていることがよくあるのです。
ただしこれだけでは少し足りなくて、より正確に言うと、
「1日の終了時刻を決め、それを『絶対守る』と、強く決意する」
ということになります。これが集中するための必須条件なのですが、集中できていない方は、このポイントを押さえていたでしょうか。
もしこのポイントを押さえていなくて、集中できていなかった人は、たったこれだけのことで別人のように集中できるようになる可能性があります。
「1日の終了時刻を決めて、それまでの間に、できる限りタスクを詰め込む」
と言う感じで、「1日の時間の枠」を決めて、その枠は決して動かさずに、その枠内に出来る限り詰め込む。
イメージとしては、透明のガラスの瓶を思い浮かべてください。
そこに「石ころ」をできるだけたくさん入れていくイメージです。
ただし、石ころを詰め込んでも、石ころと石ころの間に結構隙間ができていたりします。つまり石ころでいっぱいになったように見えても、まだ詰め込む余地があると言うことです。
その余地がある限りは、石ころは無理でも、「砂利」(ジャリ)を入れていく。
そうすると、石ころがいっぱいで、これ以上詰め込むのはもう無理かと思っていたのに、まだまだ砂利を入れる隙間があったことに気づきます。
こんな感じで「瓶の大きさは変えない」で、「瓶の中に可能な限り詰め込んで行く」というイメージで、勉強や仕事を「終了時刻までの枠」に詰め込もうと必死で頭を使って工夫するわけです。
最近、映画が大ヒットしているスラムダンクを見ていても、バスケットボールはあれほど動き回る大変なスポーツなのに、選手たちはダラダラせずに緊張感を持ってプレイできるのは、
「終了までの残り時間が決まっているから」
ですね。「終り時間が厳格に決まっている」というのは、それほど底力を生み出すパワーがあるわけです。
「終了時刻を延長する」
というのは、最も簡単で頭を使わない安易なやり方で、これが癖になってしまうと、1日中緊張感が得られなくなり、常に集中できない状態が続いてしまいます。
もちろんタスクの内容や状況・仕事内容などによっては、どうしても終了時刻を厳守(固定)することができない場合もあると思いますが、
大体は終了時刻と言うものを決められますし、そうでなさそうに思える仕事(勉強)でも、自分で気づいてなかったり見落としているだけで、本気で終了時刻を決めて守ろうと思えば、守れる場合も多いです。
大事なのは、まず一度本気で
「1日の終了時刻を決め、それを『絶対守る』と、強く決意する」
という形で開始して、実践してみることですね。
もしこのポイントを押さえずに集中できていない人は、まずはこの部分から改善するだけで、
突然劇的に集中できるようになることもありますので、心当たりのある人はよかったら試してみてください。
それではまた。