- 2021-8-25
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こんにちは、中西です。
勉強や仕事の生産性を高める上で重要になるのが
「切り替え」
です。切り替えというのは、休憩やリラックスしている状態、 あるいは別の作業をしている状態から、切り替えて今やるべきことに集中する事ですが、
これがうまくできるかできないかでトータルの生産性が全く変わってきます。
リラックスしてスマホを見ていて「そろそろ机に向かわなきゃ」と思いつつも、なかなかその状況を切り替えられない。
そこから10分20分経過し、気づいたら1時間近く経っている。それでようやく重い腰を上げる。ひどい時はそのままやる気がなくなって1日が終わる。
こういうことを繰り返していると、いつまでたっても前に進めないわけです。
従って切り替えが上手いかヘタかというのは、大げさではなく人生を左右するといっても過言ではありません。
このメルマガではこれまでそんな切り替えのコツやテクニックを複数お伝えしてきましたが、
今回紹介するのは最近(といってもここ数ヶ月)自分でふと思いつきでやってみて、結構な効果を実感している切り替えテクニックです。
実は結構恥ずかしいテクニックなので、自分の中である程度うまくいくという確証が持てるまでは紹介することができませんでした。
ただ思いついてからここ数ヶ月実践してみて確かに効果を感じるのと、効果を感じる理由を自分なりに分析してみて、それなりに納得できる根拠も見つかったので紹介することにします。
その切り替えテクニックというのは、
【 切り替えたい時に、自分自身の状況を自分で「実況中継」する 】
という方法です。これだけでは意味が分からないので笑、説明します。
例えば休憩や食事の後のリラックスタイムでスマホを見ていて、そろそろ机に向かおうと思ったとします。
ところが気持ちがなかなか乗らず、ソファーやベッドや床など、今リラックスしている場所から移動して机に向かう気持ちが起きない。こういう状況だとします。
このタイミングで、 自分のその状況を、独り言のように喋りながら実況中継するわけです。
イメージとしては、もう一人の自分が少し離れたところで自分を見つめているような感じです。
幽体離脱や守護霊目線という感じ。あるいは部屋に監視カメラがついていて、別の自分が自分の姿を見ながら実況中継していくような感じです。
実況中継のやり方はこんな感じ。(ここからがちょっと恥ずかしい)
「さあ、山田太郎(自分の名前)が今切り替えをしようとしてもがいています。
このままズルズルとリラックスしたまま時間を無駄にするのか?それともスパッと切り替えて机に迎えるのでしょうか。
机に向かったら待っているのはわりと単純な作業です。あまり気乗りがしないのでしょう。
今考えているのは、机に向かったらしんどいかな、いや案外机に向かったらそのまま集中できるんじゃないか、そんなところだと思います。色々考えているようです!
さっさと机に向かえばいいと第三者は思ってしまいますが、本人は本人なりに苦しんでいるのでしょう。
ここで机に迎えるかどうか今日の勝負を決めそうです。
果たして山田太郎は机に迎えるのか。そろそろ動くのか?まだこのままか?
おっと!まずはとりあえず立ち上がりましたよ!(後略)」
・・・ね、かなり恥ずかしいでしょ?笑(ノ∀`*)ノ
上記の「実況中継」はあくまで一例なので、自分がアナウンサーになったようなつもりで自由に実況中継してみてください。
ポイントがいくつかありまして、
1,必ず声に出す
2,姿だけじゃなく心の声(気持ち)も中継する
3,実況中継なのでだらしない状態を実況しつつも、そこから乗り越えて変化していく様を「応援する」ように話す
実際のアナウンサーの実況中継でも、 完全に客観的に実況している場合もあれば、 応援しながら話している場合もあります。今回は後者の立場で話します。
最初は完全に思いつきでやってみたらあっさり切り替えができまして、偶然かなと思いその後何回も試しているのですが、 私の場合は百発百中で切り替えができます。
本当に超絶に疲れている時や眠い時などは実況中継する気力すらなかったりしますが、その場合はそもそも切り替えても集中できませんので、疲労を取るか睡眠をとってから机に向かいます。
そこまで重症じゃなく軽めの症状で、単に気乗りがせずにスイッチが入らないというよくあるパターンであれば、
この実況中継(ごっこ)をするだけで、私の場合はほぼ確実に切り替えることができるようになりました。
実況中継している時間もかなりの短さで、短い時なら15秒前後、長い時でも1分はかからないぐらいです。
なので実況中継とは言いましたが、何分も延々と喋り続けるということはあまりないんじゃないかと思います(個人差はあるでしょうが)。
問題はなぜこれで切り替えが出来るのかです。
「自分を実況中継するといいんじゃないか?」
というふとした思いつきで試しにやっていきなり上手くいったので、根拠は自分で考えるしかありません笑
私なりに導き出した答えは、
1、声を出すこと
2、自分を客観視できること
この2点だと思われます。この二つは別に適当に導き出したわけではなく、別の科学的な研究でメンタルや脳の活性化(つまりやる気アップ)の面での効果を認められている方法だからです。
音読の勉強が効果があるのは、 黙読ですと目という一つの器官しか使いませんが、音読の場合は口と耳も同時に使うからです。使う器官が多い方が記憶にも残りやすくなりますし、脳も活性化します。
またそもそも声を出したり人と話すことで、メンタル面にプラスの影響が出ることも分かっています。
2については、メタ認知能力が高まると生産性が高まることも研究でわかってるので、自分を客観視するというのはメタ認知的に自分を見ることになるため、そう考えれば辻褄が合います。
まぁ実際のところ何が原因かははっきり判明していないのですが、だいたい上記のような原因で効果が出るのだと思います。
このテクニックの場合、実践するのに何の害もないので、うまくいく根拠をはっきり確定させなくても、うまくいくならまあいいでしょうm(_ _)m
というわけで、休憩やリラックスモードからなかなか切り替えられずにいつまでもダラダラしてしまう自分に嫌気がさしている人は、
一度その状態で、「自分自身を応援するアナウンサー」になったつもりで実況中継してみてください。
なぜか体が動き出して、おそらく1分以内に机に向かっていると思います。
それではまた。
P.S
まだ成功事例が1人分しかないので笑、もし効果を感じた人は良かったら簡単にメールください。このメールに返信すると届きます。
余談ですが「サンプル数が1」のアイデアや体験談をバカにする著名なインフルエンサーがいるようなのですが、
私はそういう個人の成功事例にこそ、多くの人の問題を解決するヒントが存在すると常々考えています。
サンプル数などいくら多くても、所詮他人の事例なので自分に合うかどうかは別問題です。
そのテクニックが最終的に自分に合うかどうかは、結局自分で確かめるしかないですからね。