- 2012-7-26
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
言うまでもなく、受験勉強においては
「勉強法」などのノウハウを学ぶことはとても重要です。
それ無しで勉強を進めていくことは、
カーナビ無しで車で目的地を目指すようなもので、
非常に大きな遠回りをしてしまいかねません。
もちろん、カーナビなど無くても
直感と土地勘だけで目的地まで行けなくもないですが、
カーナビが1台ついている車の方が、
目的地が遠ければ遠いほど、
最短コースで進んで行くことができるわけです。
これと同様に、勉強法などのノウハウの有無は、
効率化するためには欠かせない存在であるといえます。
ところが、ここには落とし穴があって、
ノウハウというのは集めれば集めるほど、
▼自分が成長している錯覚
▼エネルギーの分散
が発生してしまい、かえってとんでもない非効率になって
しまうことが少なくありません。
上の例でいえば、車の中にカーナビが5台置いてあって、
地図も3冊あり、携帯電話にもカーナビと地図機能があって
そのすべてを見ながら走っているような状態です(;´Д`)
たくさん地図がありすぎて、余計混乱するわけですね。
このように、人間は選択肢が増えれば増えるほど混乱し、
決断ができなくなるのです。
実はそれを証明した面白い実験があります。
被験者たちをAとBの2つのグループにわけ、
Aのグループには6種類の高級ジャムを渡し
Bのグループには24種類の高級ジャムを渡しました。
すると、Aのグループでは30%の人がジャムを購入したのですが、
Bのグループでジャムを購入した人は
たったの3%だったのです。
なんと選択肢が4倍あるにもかかわらず、
Bグループでは10分の1しか購入者がいませんでした。
つまり、人間は選択肢が増えれば増えるほど
行動を起こしづらくなるということです。
ノウハウばかり集めすぎると、人間は行動できなくなるわけですね。
くれぐれも「勉強法マニア」「受験ノウハウコレクター」には
ならないようにご注意を。
勉強法なり受験ノウハウも重要ですが、
ある程度学んだら、そのあとは
実行・実行・実行!
です。
目的地に最短で着きたいなら、
カーナビを1台だけ設置して、
あとはアクセルを思いっきり踏むだけなのです。