- 2020-1-28
- その他・雑談
こんにちは、中西です。
ここ1週間ほど、武漢で発生した新型肺炎の情報を連日お伝えしています。
もうトップニュースでやっているのでご存知の方も多いと思いますが、本日ついに
「武漢渡航歴のない日本人」
の感染者・一人目が発覚しました。
「危険を煽るな」と寝ぼけたことを言っていた想像を絶するほど頭の悪い専門家もいたので、世間ではこのニュースを聞いて驚いて急に動き出した人も多いようですが、
このメルマガの読者さんはすでにマスクなどの準備は万端だと信じております(一週間前から散々強く言いましたし)
私自身はこの武漢渡航歴の無い日本人初の感染者発覚にどう感じたかというと、 「当たり前」の一言です。ここまでのメルマガをご覧いただいた方はわかると思います。
ただ私の予想よりもだいぶ早かったです。武漢渡航歴の無い日本人の感染者第一号は、春節の初日から計算すると、1月末日から2月上旬頃だとか判断してお伝えしていたのですが、
春節の1月24日以前に武漢の旅行者が日本に来ていて、 1月8日から1月16日の間に武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手でした。
つまりまだこの騒動が発覚する以前から、実はすでにこの国に危機が襲来していたということです。
しかも今回の新型肺炎は「潜伏期間中に他人にうつす」「無症状の場合もある」という特徴があるため、もはや現時点で日本で何人の感染者がいるか全く想定ができません。
中国当局の発表では私がこの原稿を執筆している現在で、感染者4500人、死亡者100人以上です。
「中国の公開データだけを信じましょう」と言っていたアホな専門家もいましたが、上記の中国当局の発表する数字など言うまでもなく「実数とは大きくかけ離れて」いる可能性が激しく濃厚です。当たり前。
イギリスの大学などの研究チームの調査によると、今回の新型肺炎の感染者数は
「2月4日までに武漢市だけで25万人に達する」
という調査結果を発表しました。
▼新型コロナ“武漢市だけで25万人以上に” 日テレNEWS24
私は死亡者100人も全く信じていませんが、この情報も「ある大事なこと」が抜けていることにお気づきでしょうか。
何が抜けているかと言うと、「亡くなった100人の年齢」です。これが一切公表されていません。
数日前の本メルマガで「亡くなった人は皆高齢者ばかり」という情報を紹介しましたが、
現時点で死亡が確認された100名は全員高齢者なのかどうか。これはとても重要な要素なわけですよ。
ところがいつのまにかその重要な情報がすっぽり抜けている。
でもだいたい分かるわけです。要するに「年齢を公表できない」ことが答えなのでしょう。 (データご存知の方がいたらソースと共に教えてください)
ちなみにここ連日、私の近所は中国人訪日客が多いので、この街中でマスクをしている人の割合(=危機を認識できている人の割合)と考え、ざっと目視でチェックし報告してきましたが、
昨日までずっと2割程度で推移してきたマスク割合が、本日急に増えて驚きました。ほんと、いつもこのパターンですが。3割~4割近くになっていたような気がします。
おそらく今週中に町中の店頭からマスクが一切なくなるでしょう。
余談ですが、ある投資家さんの話によると株式市場ではマスク関連銘柄・防護服・細菌グッズを製造しているメーカなどが1月17日から爆上がりしているようで、
この1週間で100万円を投資していた人は、1週間で30万~70万くらい資産を増やしています。
1000万投資してる人は、1週間で300万~700万ほど資産が増えています。ほぼ何もしないで。これが資本主義社会の現実の一面。
ちなみにこんなことはテレ東でも普通にやってるレベルのニュースですが。
▼動画:新型肺炎で株式市場に“異変”(テレ東ニュース)
勉強していないと、この手のことが当たり前のように起こっていることも知らないと。これマスコミの普通の情報ですからね。
余談の余談ですが、私は「どこの会社」が爆上がりしたかも複数知ってます。なぜ知ってるかというと、一部の人が読んでいる有料メルマガで紹介されていたからです。
こういうお金を惜しまず情報を仕入れてるから、資産を増やすチャンスも恵まれると。一応言っておきますと、私は今回の件で儲けてませんが、儲けてる人を一切否定しません。
資本主義の構造を理解していれば当たり前。モラル的にも問題なし。
先日紹介した福沢諭吉先生の言葉そのものですが、「勉強してるかどうか」で「裕福になれるかどうか」が決まるのが、この社会だということなんです。あくまでその一例ですが。
とにかく一週間前からずっと言ってきましたが、 中国政府はもちろん、日本政府も過去20年国民に嘘をつき続けている「客観的事実」があり、まったく信用できないので、
「玉石混交の情報の中から、どれが真実に近い情報かを見極め、複数の情報の奥にある現実に想像力を働かせ、自分で考え、自分で判断し、自分の責任で持って行動する」
「正常性バイアス・同調性バイアスに注意する」
・・・こういったことが鬼のように重要になってきます。
過去の歴史上、正常性バイアス・同調性バイアスという認知のゆがみによって亡くなった人が一体どれほどの数存在するか。
亡くなった人たちは全員、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」と思っていたわけです。
あなたはその状況になってませんか?
私は連日お伝えしてますが「いつ自分が感染してもおかしくない」と一週間前から考え、皆さんに警告してきましたし、(なんならすでに感染しているかもとすら思ってます)、
「まだ大丈夫」などと呑気なこと言っていた専門家に激怒しておりましたし、
「すでに緊急事態」「今は非常時ですよ」とこの一週間メルマガで語ってきました。
そして危機管理の基本というのは、「最悪の事態を想定する」とお伝えしてきました。だから私は笑われても全く構わないと言ってきました。
ところが残念ながら、一週間ほど前に今回の件をテーマに配信し始めた時に考えていた「最悪の事態」よりも、
現実はさらに「最悪の事態」を招く可能性が高いというのが、少なくともここしばらくずっと情報収集していて強く感じることです。
私は今、専門家やこのテーマを配信する情報発信者に求められるのは、
「大げさなこと言ってたわりに、実際大したことなかったじゃないですかw」
と普通の人に嘲笑されるのを覚悟で、「危機を煽る」ことだと考えています。
少なくとも私は今回の件で「危機を煽るな」と言っていた専門家・インフルエンサーを、今後信用することはないです。
あなたは中西を信用しますか?
違いますよ。今は誰も信用できない非常時なんです。
誰かを信用するんじゃなくて、情報を集めて自分の頭で考え、自分で判断してください。
こんなことを言われると、普段「必ず確かな答えを求めてばかりいる脳みそ」が出来上がってる人は、イラッとするかもしれませんが、
自分の頭で考え、自分で判断し、自分の責任の元で、自分で行動する
・・・という「当たり前のこと」が出来ない人は、非常事態でも生き残れないですし、
それに生き残っても、資本主義社会で生き残れないか、地獄を見ることになります。少なくとも今の日本では。
それではまた。
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