- 2013-3-18
- 2013年の記事
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強において「計画の立て方」というのは、かなり重要な要素の一つになるわけですが、
厳密にいえば、個々の目指すレベルや残り時間、個々の環境などによっていろんな計画パターンがあるわけです。
今回お伝えしたい話は、その一つのパターンで、受験までまだ少し時間的には余裕がある人向けのお話。
(すいませんが、大学受験ではなく資格試験の方で「来月受験です!本番まであと一ヶ月しかありません(゚口゚;」といった緊急事態の人には今回の話は関係ないのであしからず)
たとえば、受験本番まであと半年から一年くらいある人、あるいは受験なんてもっとまだだいぶ先だよヾ(´▽`)ノ、って人(新高1~高2など)や
さらに「勉強計画を立てるのが苦手な人」には、一つの特効薬になると思うのですが、それは何かといいますと、
【 時間を味方につけて成績をアップさせる 】
という方法です。
どういうことかと言いますと、「綿密な勉強計画をたてて勉強していく」という方法とは対象的に、
「とくに計画なんて立てて勉強したわけではないんだけど、○○の分野は得意科目!
だから、模試ではいつも○○の分野は得点源なんだよねヽ(*^^*)ノ」
という強みが一つある大変気持ちいい状況を、ほとんど無計画で成立させるという鬼のシステムです。
この○○に当てはまるのは、もちろん何でもOK。今のあなたにとって得意分野にしてしまいたいジャンルの勉強をチョイスしてくださいませ。
そしてどうするか?
もうあまりにも簡単な答えなんですが、そのチョイスした分野の勉強を、
毎日(毎週)決まったタイミングで勉強することに決める
のです。タイミングというのは、必ずしも「時刻」でなくてもよくて、たとえばよくある例でいえば、「通学(通勤)電車の中」とか「寝る10分前」とか「帰宅した直後」とか。
いつでもいいのですが、その勉強をやるタイミングを固定してしまいます。
もしそれがある特定の問題集で、「毎日やるのはしんどい」ってことであれば、
毎日でなくてもたとえば「毎週水曜日の夜」とか「毎週土日の午前中」といった週ごとの周期でもかまいません。
いずれにしろ、ある特定の周期で、必ずそのタイミングが来たら、その勉強をするように決めてしまうわけですね。
あとは、その自分ルールをただ守り続けるだけ。そのジャンルについての「勉強計画」なんて難しいことは考えない。
こうしておくと、その自分ルールをただ坦々と守っていくだけで、時間の経過とともに、自動的にそのジャンルの実力がついていくのです。
これはかなり精神的には楽です。だって、それが習慣化すれば、その時間になったらほとんど機械的に勉強をするだけですからね。
ポイントは、一度決めたその時間帯なりタイミングに、「浮気をしない(-_-)」こと。
私もそうだったんですが、ついね、なんとなく「今日は例外であれやろうっと」みたいな「浮気」をしちゃうわけですが、
男女間でも受験勉強でも、浮気というのは大変よろしくありません(-_-;)。
それと美容院の浮気もよろしくありませんね。あれをすると次にもとの美容院に戻ってきたときに超気まずいから。髪切ってもらってるときに
「あれ・・・中西さん、前回は他のお店行かれました?」
って言われたり、言わなくても内心思われたりして、優しそうな美容師のお姉さんにちょっと悲しそうな目をされるのが怖くて怖くて。それだけが理由で美容院の浮気ができないとかなんとか。。。
話を戻しますと、ようはその決めたタイミングに、浮気することなく頑として決めたジャンルの勉強をやり続けることで、
一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月・・・・と時間が経過していくごとに、自然に、ストレスなく、ちびりちびりと、でも確実に(←ここ重要)、当該ジャンルの実力がアップしていくというわけですね。
個人的人は、とくに勉強するのにストレスがかかるような苦手科目をこの方法で勉強するといいと思いますね。ただでさえ苦手なのに、短期間で一気に成績をあげようとして、
綿密な計画の元に苦手科目を克服しようとすると、私みたいな性格ムラだらけの典型的なO型テキトー人間は挫折しがちですから。
というわけで、「時間を味方に付ける勉強法」は、ほぼノーストレスで確実に成績が上がっていく方法なので、
少なくとも何か一つ二つのジャンルを、この方法で長期的に勉強していくことをおススメしますね。