- 2012-7-14
- 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
このブログの読者さんには、高校1~2年生といった
これから進路を決めていく年代の人も多いです。
(意外に30~40代の方もかなり多いのですが(;・∀・))
あるいは受験生の人でも、ちょっと遅いタイミングではありますが
これから志望校・志望学部を決める人も多々いらっしゃると思います。
そういう方に一つ知っておいてほしいのは、
【 大学で在籍していた学部と、仕事の内容がリンクしている人は稀(まれ) 】
という事実です。つまり、大学で学んだ内容が、仕事で直接的に役に立っている人は、
かなり少数派ということ。
どっちがいいか悪いかの話はさておき、事実として大学で在籍していた学部と
今の仕事が直結しているという人は、正確な統計をとったわけではありませんが、
たぶん1割を切っていると思います。
たとえば法学部を出て弁護士になったり、医学部を出て医者になったり、
教育学部を出て教師になったり、薬学部を出て薬剤師になったり、
・・・・・こんな感じの「学部⇒仕事直結型」の進路の進み方をしている人は
本当に少ないです。
理想を言えば、そういう「直結型」の進路の進み方の方が無駄もなく美しいわけですが、
「進路とは、そうあらねばならない(´Д`)」
などと、直結型の人生を歩むことに固執してしまうと、
たぶんなかなか学部も決めかねるだろうし(直結型なら学部が一生を決めることになるから)、
仮に決めたとしても、18歳までに決めた判断で一生迷わずに行ける可能性は
非常に低いです。
上記の直結型の進路を歩める人は幸せだと思いますが、
一般的な話でいうと、先にも書いたように、そんな直結型人生を歩める人は少数派ですし、
また、そうである必要性は、必ずしも・・・というより、
ぜんぜんと言っていいほど無いです。
もちろん、ある種の専門職においては、大学でその関係の学部に在籍していることが
条件となっていることもあるので、学部選びの段階でも多少は自分の未来が規定されると言えますが、
それは進路の選択肢の多さからしたら、ごくわずかです。
あるいは、社会に出てから「やっぱり、この仕事に就きたい。だから○○学部に入りなおそう!」
となって、社会人で再受験したっていいわけです。
私の友人にもそんな人は複数いますし、OCPメンバーにも何人もいます。
その場合、たしかにスタートは多少出遅れるわけですが、
社会人になってから決めた進路というのは、
知識も経験もない18歳で決めた進路とは比べ物にならないくらい
「その職について仕事をしたい!」という思いのアツさや確信の度合いが強いです。
なので、「学部選び」というのは、もちろん真剣に考えるに越したことはないのですが、
あまり延々と、「何学部がベストなのか?」「自分にピッタリの学部はなんだ!?」と
何ヶ月もかけて考えるようなものではないと私は思います。
学部選びについて悩み続けている人は、それ以上あまり延々と考えすぎないで、
ある程度は直感とか思いっきりで決めてみても、その点でそんなに大きく進路で失敗することはないはずです。
学部選びで悩みの泥沼にはまっている人は、参考にしてみてください。