- 2012-7-15
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
昔、私が関西で働いていた時に、
すごく仕事のできる上司がいました。
(これまで何度か過去の上司の話をしたことがありますが、
この方の話は初めてです)
その会社は大阪、京都、神戸、名古屋と支店があったのですが、
その支店長(以下、Aさん)は、全支店の中で常にトップの売り上げを
上げていたやり手でした。年齢は30代前半。
といっても近づきがたいような怖いタイプではなく
すごく優しい気さくな方でした。
上からも下からも厚い信頼を得ている人で
私も近くで仕事をしていたので、仕事のやり方等を観察して
いろいろ学ばせていただきました。
Aさんの最大の特長は、とにかく無駄がなかったこと。
あらゆる部分において全く無駄がないのです。
ここをあまり突っ込んで話すと仕事方面の話になってしまうので
受験生の方向けの部分で言うと、
たとえば「ペン立て」からして、みんなと違っていました。
会社の自分の机に全員ペン立てを置いていたのですが、
みんな10本、15本とボールペンやら色ペンやらシャーペンやらハサミやら定規やら
いろいろと立てていたわけですが、
Aさんだけ、ペン立てに入っていたのは、
赤・黒のボールペンと赤い太ペンのたった3本のみ。
空き缶くらいのペン立てに、3本しかペンが立ってない状態を想像してみてください。
かなりのシンプルさですよ。
そのペン立てに立てておこうと思えば、
別にハサミでも定規でも、他のペン類でも何でも入れておけるわけですが、
「頻繁に使う3本」以外は、全部机の引き出しに入れていらっしゃいました。
「時々使うもの」のために、ペンを取るたびにいちいちたくさんのペンから
「えーっと、赤ペンはどこだっけか(・・;)」
みたいに迷っていたら、時間が無駄だという考えです。
(ちなみにその時の私のペン立てには「これもいつか使うかもね」思考で、
20本くらいペンとかいろいろ詰まってました。
まるですし詰めの満員電車でした。。(-_-;))
Aさんは一事が万事この調子で、動きにまるで無駄がありませんでした。
トヨタも無駄取りで有名ですが、結果を出すにはやはりこういった
小さな無駄を極力排除していく思考は欠かせないということです。
「これくらい大したことない」と見逃している小さな無駄の積み重ねで
結果、とんでもなく膨大な時間を無駄に費やしていることも少なくないので、
ぜひ一度、ご自身の習慣の中にも小さな無駄が散らばっていないか
念入りにチェックしてみてほしいと思います。