- 2012-2-27
- 大学生活について考える
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学進学を目指す受験生に、こんなことを言うのもどうかと思うのですが、
実のところ、「大学の授業」というのは相当つまらない場合がほとんどです。
大学のホームページやパンフレットは、ある種CMのようなものですから、当然その大学のことはかっこよく書かれています。
授業やカリキュラムも充実していると書かれているでしょう。
ところが、授業の内容そのものは、まあよほど運良くおもしろい先生にでも出会わない限りは、
ほとんどの場合は、まるでおもしろくないです(笑)
もちろん面白い授業、興味深い授業にも出会えるでしょうが、割合的には、全授業の1~2割もそんな面白い授業があったら奇跡に近いと思います。
別に夢を打ち砕くつもりはないのですが、現実をまったく知らないで期待して、あとで夢を打ち砕かれるよりは
現実を事前に知っておいて、それにどう対応するのかを考えておいたほうが得策だと思うから、こんなことを書いています。
誰でもいいので、大学を出た人に聞いてみてください。
大学の授業が面白かったかどうか。
有名大学・無名大学関係なく、ほぼ全員が総じて
「大学の授業はつまらない」
というはずです。
くどいですが、授業に創意工夫されて、
面白い授業を展開している大学の先生もいらっしゃるのですが、
かなり少数派なのです。
なぜそうなるかというと、大学というのは、
システムとして授業が面白くなるようにはできていない
のです。
実は、大学の先生は、授業することがメインの仕事ではありません。
研究することが一番の仕事なんですね。
よって、授業というのは、大学の先生にとっては
(イメージですが)本業ではないような感覚があるのです。
大学での研究成果が評価されることはあっても、
授業自体はどれだけ面白くて生徒に人気があっても評価されません。
人間は、評価されないシステムでは頑張れないんですね(笑)
根本的に、高校や予備校の先生と、大学の先生とでは、授業に対するスタンスがまったく違うのです。
たとえば、予備校の先生が教え方がうまくて、面白い授業をする
先生が多いのは、授業の質がモロに評価されるから。
おそらくこれまで、予備校や塾の授業に満足してきた受験生は、大学入学後、そこで一度かなり戸惑うでしょう。
そのとき、昔の私のように大学側に怒りを覚えるのではなくて(笑)
大事なのは、
大学の授業がつまらない中で、自分をどう磨いていくかを考えること
なのです。その自主性が問われます。
というわけで、あくまで例外はあるにしても、一般的に言って「大学の授業というものはつまらないものである」という事実を
入学後にショックを受ける前に(笑)、まずは知っておいてほしいと思います。