- 2011-6-10
- 未分類, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
アホな泥棒がいるもんです。
<今日のピックアップ>
“良心的”な泥棒…「私は受験生、かばん返して」信じ捕まる=中国 (livedoorニュースより)
以下、引用します。
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貴州省遵義市遵義県で4日、インターネットカフェで高校生のかばんを盗んだとして、男が警察に身柄を拘束された。
高校生は大学受験を予定しており、携帯メールで
「かばんの中の身分証明書がないと受験できない」
と訴えた。
男はかばんを指定の場所に置いて返したが、高校生らは「見つからない」などと再連絡し、探しに来た男を捕まえた。中国新聞社が報じた。
(中略)
かばんを盗まれたことに気づいた高校生は、同級生の携帯電話を借り、自分の携帯電話に
「私はもうすぐ大学を受験します。かばんの中にある身分証がどうしても必要です。お願いですから返してください」
との文面を送信した。
しばらくすると、「かばんは県公文書館の門のところに置いておく」との返信があった。
(中略)
しばらくすると男が現場に現れたので、全員で捕まえて、警察に突き出したという。
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うーん、そんな手があったとは!中国の受験生もやるね!
こんな形で情にうったえれば、意外にけっこうな確率で戻してくれるのかも!?
ていうか、この泥棒も盗むなら盗む、盗まないなら盗まない、とハッキリしろよって感じですが。。
泥棒なんていうと、とんでもない悪人のイメージがありますが、まあ意外に普通の感情を持った、普通の人が多いのかもしれません。
これで、このブログを読まれている受験生の皆さんは、カバンを盗まれてもこれからは安心ですね。
本題。
今日は、よく眠れるようになる(?)ちょっとした小ネタを1つ。
夜によく眠れるかどうかは、日中における様々な行動による脳と体の疲れや、
食事、間食、半身浴(!)などなどが影響してくるわけですが、
寝る前の精神状態 Zzz…(*´~`*)。o○
もかなりのところまで、影響を及ぼします。
つまり、眠りに入る直前に「どんな気持ちになっているか」で、気持ちよく眠りにつけるかどうかが左右されるわけですね。
当然、イライラしたり悲しいことがあったりして、眠りに入るときの精神状態が不安定だと、なかなか眠りに入れませんし、睡眠も浅くなりがちです。
そうなると、翌日も「睡眠時間の割には、今日はなんだか眠いよなぁヽ( ´O`)ゞ」みたいなことも起こりえます。
そこで、私は寝る前の精神状態を安定させるために、あるちょっとしたテクニックを使って、心地よく眠りに入ることを心がけています。
その方法とは、
布団に入ったら「今日あった“いい出来事”」を思い出しながら寝る (〃~∇~〃)zzz。o〇○
というものです。“いい出来事”とは、どんなにささいなものでもOK。
その日1日にあった出来事で、ちょっとした“いい出来事”を思い出しながら寝るのです。たとえば、
▼夕食のオムライスがおいしかった
▼苦手な数学の問題がすぐに解けた
▼朝、クラスの女の子から「おはよう!」って言われた
▼新しく買ったボールペンがめっちゃ使いやすかった
▼友達に言った冗談がウケた
▼満員電車で偶然にも座れた
▼学校の帰り道で綺麗な花が咲いてた
▼学校の帰り道で綺麗なお姉さんと目が合った
▼学校の帰り道でめっちゃ可愛いワンコを見た
▼学校の帰り道でめっちゃ可愛いウンコを見た
▼机の上の掃除をして気持ちよかった
などなど(1~2個変なのが混じってるかもしれない)。
これ、すごくいいんですよ。布団に入って眠りにつくときには、聴覚も視覚も遮断されますから、
頭に思い浮かべるイマジネーション(想像)の比率が日中より高くなります。そのあたりのことを指して、この眠りに入る直前の時間帯は
「潜在意識が影響を受けやすい時間帯」
とも言われています。
なので、この時間帯に「どんなことを頭に浮かべるか」は、眠りに入る上では非常に大事なポイントになります。できるだけ、
快(かい)
を感じる精神状態にしておくのがベスト(「字のデカさが不快」とか言わない)。
「快」とは、文字どおり、快適・愉快・快感などといった快(こころよ)い気持ちですね。
そのためには、ものすごく快の気持ちになれる、たとえば夢が実現したイメージ、
受験生であれば合格発表で合格した瞬間のイメージを思い浮かべることなんかも有効でしょう。
ただ、そこまで未来のイメージまで行かなくても、
「小さな快」であれば、意外に毎日感じていたりするもの
なのです。
上の例のように、まあ探せば、どんなに少なくとも2~3個くらいは必ず見つかりますから。
たとえちょっとしたものでも、その日に感じたリアルな「快」を何個か思い出しながら、眠りに入るわけですね。
これ、非常に精神衛生上もいいです。いい夢見られる率が高くなります(マジです!私の経験則)。
実は、この方法をやり始めたのは、ある小説を読んだのがきっかけでした。高任和夫さんの『起業前夜(上下)』(講談社文庫)という小説です。
タイトルに「起業」とありますが、直接的に起業とはあまり関係なく、証券会社のあるサラリーマンが、自分の会社の不祥事と戦っていくという金融系の企業小説(金融小説は中西のただの趣味)。
で、主人公のサラリーマン雄二が、自分の会社の不祥事で悩んでいたとき、奥さんの康子(やすこ)とやりとりした会話の中で、こんな箇所があります。
———引用ここから——————–
康子「二、三日に一回、素晴らしい体験があれば、それでもう十分に幸福ってことなのよ」
(中略)
「でも、素晴らしい経験なんて、めったにないから、わたし、ちょっとした工夫を考えたのよ」
康子はいたずらっぽい目をした。
「夜、お布団に入ったら、きょうはどんないい出来事があったかしらと考えるの。すると、かならず何かがあるのよね。それで心が安らぐわ」
雄二「一日のいい出来事って、たとえば何?」
康子「たいしたことじゃないわよ。プールで泳いですっきりしたとか、ヴァイオリンの練習でうまく弾けたとか、おもしろい推理小説を読んだとか・・・」
(中略)
「さらに、日常的な、瑣末(さまつ)なことよ。仲間とお茶を飲みながら、おしゃべりして楽しかったとか・・・」
———引用ここまで——————–
あくまで小説の中の1シーンでしたが、これまでの私の中にあった知識と経験から「これは使える!」と直感しました。
で、さっそく実験。
やっぱり思ったとおり!非常に実感として効果大アリでした。
ちょっとした小さな快でも、その快の感情をふたたび思い返しながら布団に入ることで、気持ちよく眠れます。
以来、毎日ではありませんが、精神的にちょっと疲れてたり、よく眠りたいときには、この方法を使っております。
まあ、気の問題かもしれませんが、人間は感情の動物ですからね。こういうのはけっこう重要だと思います。
よかったら、今夜寝る前にでもお試しあれ(笑)。