- 2012-9-25
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強においては、
「限られた時間を寸暇を惜しんで勉強する」
というマインドセットが大切です。
で、このマインドセットがしっかり出来上がったときに
注意しておいてほしい点があります。
それは、
【 リフレッシュタイムを引き算で考えない 】
ということです。
「引き算」というのはどういうことかと言うと
たとえばあなたが1日に計1時間の
リフレッシュタイムを設けたときに、
起きて活動している時間が17時間あるとして
「17時間の中からリフレッシュタイムの1時間が減る」
といった考え方をすることです。
このようにリフレッシュタイムを
「引き算思考」でとらえてしまうと
勉強している時間=生産性の高い時間=○
リフレッシュタイム=生産性のない時間=×
みたいなイメージが染み付いてしまい、
自然な流れとして、
「リフレッシュタイムをもう少し減らせないか?」
といった思考になっていくのです。
こうなると危険。
たしかに物理的な時間としては
1時間減るわけですが、
リフレッシュタイムの1時間があることで
残り17時間の活動時間の質を高めています。
よって、そのリフレッシュタイムがもたらす結果を
数式であらわすなら
17時間-1時間=16時間⇒活動時間が16時間になる
ではなく、そのリフレッシュタイムがあったことで、
残りの生産性が、仮に1.2倍にでもなったとすれば
(17時間-1時間)×1.2=19.2時間⇒(実質の)活動時間が19.2時間になる
と考えるべきです。これが正解。
上の2つを比べてみると、ようするに本質的には
リフレッシュタイムによって「活動時間が1時間減ってしまう」
わけではなく、
リフレッシュタイムによって「活動時間が2時間以上増えた」
といえるのです。
実質の活動時間が1.2倍ということは
生産性も1.2倍です。
生産性が1.2倍ということは
「12ヶ月かかる勉強が10ヶ月で終わる」
ということを意味します。
6ヶ月かかるものなら5ヶ月で終わるわけです。
受験においてこの1~2ヶ月の差が
どれほど大きな意味を持つかは説明するまでもありません。
さらに、これはあくまで残り時間の生産性が
ひかえめに「1.2倍」になった想定ですので
リフレッシュタイムがある場合と無い場合の差は
1.3倍、1.4倍、1.5倍・・・
くらいに開くことはザラにあります。
となると、数ヶ月単位で見たら、
勉強の生産性において、
とんでもない日数の差が出てしまうわけです。
くれぐれもリフレッシュタイムに変な罪悪感を持って
「引き算」で考えてしまわないように
注意しておいてほしいと思います。