- 2011-5-15
- OCPメンバー募集記事, 未分類
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
1億冊以上売れた、日本を代表する青春スポーツ漫画に
スラムダンク
という、鬼のような名作があります。
テーマはバスケット。私はバスケットなんて興味なかったし、今でもやるのは嫌いですが、
この漫画を読む上で、バスケットに興味あるとかないとかはほとんど関係ないのでございます。
以前ニュースでも「後生に残したい漫画ランキング」で見事1位になっていました。
(あまりの名作なので、このブログでも何回か取り上げてますが)
私は、全国のすべての中学校・高校の図書館におくべきなんじゃないかと思ってるほどですし、
自分の子供が生まれて中高生になったら無理矢理読ませる予定です。女子でも!人生で大切なすべてのことが学べるといってもいいくらいの漫画だから。
そういえば、私のちょっとしたある関係の知人が、この漫画の全巻を300回読破したそうです。しかも女性で(゚Д゚)
1巻の1コマ目から、最後の「天才ですから」まで(←読んだ人だけ絵が浮かぶセリフ。)あるいは全部暗唱してるんじゃないでしょうか。
まあ、それはどうでもいいんですが、ようはそれほどの名作なわけです。
このスラムダンクの主人公率いる神奈川県の湘北(しょうほく)高校は、全国大会(野球でいう甲子園のようなもの)を目指していたんですが、
全国大会クラスの超強豪が集まる神奈川県の県大会のリーグ戦で、
惜しくも王者海南高校に破れるんですね。
県大会はベスト4が決まったあと、リーグ戦になっているから、
次の陵南(りょうなん)高校という別の強豪との試合に勝てば、主人公の湘北は夢の全国大会出場を達成できるんですが、
陵南に破れたら、そこで一夏の青春は終わり。
まあ、そんな局面を迎えたわけです。
数日後にせまった陵南高校との試合に備えて練習をすることになった初日、
湘北のマネージャーの女の子がデカい紙に毛筆で
「崖っぷち」
と書いて、体育館に貼りました。
そう、「今、私たちのチームは崖っぷちに立っているんだ!次の陵南に負けたら夢は終わるんだ!」
ということをみんなにしっかり認識してもらうため、
みんな「次の試合ですべてが決まる」とわかってはいるけど、あえて「崖っぷち」と書いた紙を貼ることで、みんなの気をさらに引き締めたわけです。
私が何を言いたいのか、この時点でわかりますか?
受験生のあなたは、このときの湘北高校と同じ
「崖っぷち」に立っているという事実を伝えたかったんです。5月の今現在も。
今は5月ですけど、その「崖っぷち」の危機感はありますか?
おそらく、受験生の中には「まだそんな時期じゃない」とか思っている人も少なくありません。
受験生にとって、勝負が決まる「崖っぷち」とは、「受験直前期」のことなのでしょうか?
私はそうは思わないんですね。受験生にとっての「崖っぷち」とは、「今」なんですよ。
「崖っぷち」は、いつも今
なんです。
残り9ヶ月としたら、崖っぷち度がどんどん後になって上がっていくのではなく、「9ヶ月ずっと崖っぷち」に立っている。
それが、正しい現状認識ではないかと思うのです。でも、多くの受験生は秋も終わり頃になった11月とかに
「も、もしかして、いま自分は崖っぷちに近づいているのかも(゚Д゚;)」
みたいに思ってしまう(実際、11月頃にこのブログに届いたご相談メッセージは、その数は膨大、内容もたいへんにヘビーでございました)。
でも、私が思うに受験生(とくに現役の高校3年生)が「崖っぷち」に立っている感覚になるのがちょっと遅すぎるんです。
秋も深まったころに崖っぷちが近づいてくるのではなく、「受験生である間ずっと崖っぷち」なんです。その認識をリアルにもてるかどうか。
有名な「ゆでガエルの実験」という話があるんですね。
熱湯を器(うつわ)に入れて、そこにカエルをボーンと投げて入れる。
なんちゅー残酷なことするねんって感じなんですが、
実はその熱湯に入ったカエルは、あまりの熱さにビックして器から飛び出して助かるんです。何度やっても。
一方、もう1つの器にはカエルにとって気持ちいい温度のぬる~い水に、カエルを入れるんですが、
この器、実は下からちょっとずつ温めていくんです。もうホントに、ちょっとずつちょっとずつ温めていく。
こうすると、カエルは水の温度が変わっていっても、温度の変化が小さいから全然気づかないんですね。
「なんかちょっといい湯になってきたんちゃうの~アハハン( ´∀`)」
みたいに、なんの危機感も感じない。
で、最後どうなるかというと、そのカエルはゆで上がって死んでしまうのです。外に逃げようともせず。
超熱い熱湯だと、すぐに気づいて飛び出して逃げられるのに、ちょっとずつちょっずつ近づいてくる危機(=崖)には気づけない。
死という崖に落ちてしまったこのカエルにとって、「崖っぷち」はいつだったのでしょうか?
ゆで上がって死ぬ直前でしょうか?
違いますよね。このカエルにとっての崖っぷちは、間違いなく「水の温度が上がり始めたその瞬間」からのはずです。そこですでに「崖っぷち」に立っていた。
でも、ちょっとずつ、ちょっとずつ迫ってくる危機については、カエルはまるで気づけなかった。
でも、えらそうにそんな実験をしている私たち人間様は、「ちょっとずつ迫ってくる危機」を「崖っぷち」として認識できているでしょうか?
ゆで上がったカエルを、私たちはたぶん笑えないのではないかと思うのです。
カエルに限らず人間も、「ちょっとずつ迫ってくる危機」については、本当に鈍感です(もちろん私も含め)。
受験生のあなたも同じです。「常に自分が崖っぷちに立っているんだ」という認識を1年近く1人でずっと持続し続けるのは、
実はそれほど簡単ではありません。
独学や仮面浪人、宅浪と呼ばれる受験勉強のやり方が、一般的に難しいとされるのは、そういうことを指しています。
たった一人で、長期間ずっと「崖っぷちに立っている」という危機感を持ち続けられるほど、人間は強くないのです。
その意味で、塾や予備校には緊張感を途切れさせないというメリットがあります。
ただ、塾や予備校は、あなた一人の個別の状況にまで深くフォーカス(焦点を当てること)してくれません。細かく計画の進捗状況もチェックしてくれません。
本当は個別で行うべきところを、そんなことはやってられませんから、一斉授業という形をとっています。
そしてそれは「科目の内容を学ぶ」という意味では、ある程度以上は当然必要なのです。
しかし、自分1人で緊張感を持ち続けたり、計画を立てて実行するのは至難の業(わざ)だからといって、
勢い、塾や予備校の年間授業カリキュラムに自分の全受験計画をゆだねる人も少なくないですが、それで本当に大丈夫なんでしょうか。
あなたの志望校に合格するための計画を、本当に塾や予備校のカリキュラムに依存していいのでしょうか。これはちょっと危険だと私は思うんですね。
理由はもう説明しません。これまで何度か説明してますので。。
受験という「崖っぷち」は、湘北高校のような「数日後にせまった崖っぷち」ではありません。
ゆでガエルのように、ちょっとずつちょっとずつ、でも確実にせまってきているという意味で、
「いつも常に崖っぷち」
なのです。それに敏感に、来週も来月も再来月も、「気づき続ける」ことができるかどうか。そこにかかっているように私は思います。
あなた自身が「常に崖っぷちに立っていること」を、毎日、毎週気づかせてくれる仕組みとして私がようやっと完成させたのが、今日の23時59分で募集を締め切る、こちら
<関連記事>受験勉強オンラインコーチング・プログラム(OCP)
(高1、高2、社会人もOK)※追記:こちらは終了しました。
です。塾や予備校や家庭教師さんなどを利用して、その日単位、週単位の「崖っぷち感」をいつも持ち続けられている方なら、あえてこれに参加する必要はないです。
でもいろんな環境のせいで、それを持つことができない方は、参加するメリットは大いにあります。それは自信を持って断言しておきます
(価格も今回に限っては塾や予備校の講習の5分の1~10分の1のリーズナブルな値段で、3ヶ月フルサポートですから実は相当オトクなのです。こっちは大変ですが(*_*)
さらに全額返金保証なんていう、塾ではもう絶対やらないすごいことをやっております。あなたのリスクを限りなく0にするためです。
ちなみに家庭教師ですと、1時間1万円払うなんてザラですからね。OCPは、1ヶ月全教科フルサポートチェックで1万円でございます。私は「貧乏暇なし」状態になりますがね(/_;))
実は、本日夕方までに、ようやくすべての採用者に採用通知メールを送らせていただきましたが
(申し込んだのに、まだ私からのメールが届いてない方、万が一いたらメールの着信拒否設定などシステム上の問題も考えられますのでご連絡ください)
今回の採用者の方は、けっこうな割合で、塾や予備校に通えなかった事情の方がいまして、
自宅浪人の方(いわゆる宅浪)
元社会人で独学の方
塾の自習室がどうしても使えない方
といった方がいました。そういう方にとっては、OCPは値段に見合った高い効果を得られますからお得だと思います。
(逆に週5日予備校に通って、さらにOCPという強者もいますが)
最後のほう完全に宣伝モードになりましたが、今回お伝えしたかったのは、
受験生は、いつも常に「崖っぷち」にいる
という認識をもってほしいということ。
だからといって、くれぐれも受験期間中にスラムダンクを最初から読みなおさないようにお願いします。それこそ「崖っぷち」に落ちかねませんから(笑)。
そんなわけで受験生の皆さま、「崖っぷち感」をいつも持ち続けて、「ゆでガエル」のようには決してならないで下さいね。