- 2012-12-10
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先日、ある受験生からこんな質問をいただきました。
日本史の話をしていますが、資格試験の方にも参考になると思います。
内容のポイントだけいいますと
「自分は○大学志望で日本史を履修しているが、
前回の模試でまったく点がとれなかった(´д⊂)。センターレベルも危うい。
本番まであと3ヶ月ほどだが、今から政経に変更するのはアリだと思うか」
ということでした。
なかなか難しい質問です。
・・・というか、私は勉強の集中力UPコーチなんですけど(笑)
ただ、こういう悩みを解決できるかどうかは
勉強の集中力に大いに影響する話なのでお答えしました。
で、私の答えは、簡単にまとめるとこうなります。
「政経の方がかなり勉強の負担が少ないから、絶対ありえない、ということはないが
変更するなら相当慎重に考えたほうがいい。
見極めるポイントは、社会の科目に投入できる時間がどれくらいあるかと、
あと3ヶ月で日本史が【成長の2次曲線】に入れる可能性があるかどうか、です」
ということを話しました。
ようするに、日本史と政経では勉強の負担がかなり違うわけですから
まったく同じスタートラインであれば、
科目の好き嫌いを考えなければ、単純に負担の少ない政経に軍配が上がります。
ただし、この受験生は日本史がセンターレベルも危ういとはいえ
当然、今までいくらか勉強はしてきてるわけです。
その勉強の進み具合自体は実はそこそこ進んでいて、
ただ、現時点では模試の成績に反映されていない、
ということであれば、
【 残り3ヶ月のあいだに、「成長の2次曲線」に突入し
最後の1ヶ月くらいで、一気に日本史の実力が伸びるヽ(;▽;)ノ 】
ということも十分考えられるのです。
実力というのは、右肩上がりではなく、
最初はぜんぜん上がらないのに、後半で一気に伸びる性質があります。
まして、この受験生は現役生だったので、よりその可能性は高いわけです。
いっぽう、そもそもそこまで日本史の勉強自体が進んでいない、
その結果、模試の成績も悪い、ということであれば、
あまりおススメはできませんが、政経への変更も検討の余地くらいはある、
という話をしました。
最終的に、この受験生は日本史をすでにそれなりに勉強しているということで
2次曲線に入る可能性があるので
そのまま日本史で行きます、とのことでした。
このエピソードで私は「科目変更のタイミング」の話をしたかったのではありません。
私がお伝えしたいのは、
【 「成長の2次曲線」を信じながら勉強してください 】
ということです。
とくに現役生は、それが希望になります。
もっといえば、それを信じる以外に希望は無いです。
そしてそれを信じたのであれば1日1日が超貴重になってきます。
とくに後半、成長の2次曲線に入ったとたんに、
1日1日の勉強の進み具合が
合否に直結するほど大きな影響を及ぼすからです。
イメージしてほしいのですが
2次曲線でカーブがなだらかなうちは1日1日の成長は遅いですが、
急カーブに突入してからは、1日1日の成長は、それまでの数倍にもなってきます。
もちろん、今までも十分1日1日が大切でしたが、
とくにここから先は、1日1日が本当にとても貴重になってくるので
ぜひ頭の中では自分の実力が、急上昇のカーブを描いた
【 成長の2次曲線 】
に突入していくイメージをもって、勉強を進めて行ってほしいと思います。
P.S
時間が無さすぎて困ってます。。
こういうときは、つい安易に睡眠時間を削りたくなりますが、
そこは絶対に手をつけてはいけない聖域だと思ってます。
頭をフル回転させれば、時間は必ず作れますからね。
大事なのは、頭を使うこと!!(と、いつも自分に言い聞かせてます)