- 2013-10-17
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
現役受験生(高3)の方は、ここ最近中間テストシーズンの人が多いようなので、今回はその対策のポイントについて。
受験生にとって中間テストを含む定期テストの最大の悩みどころは、「受験勉強との兼ね合い」です。
1日でも惜しい受験生にとって、中間テスト対策に受験勉強の時間がとられるのは、とてももったいなく、ムダな時間を過ごしているように感じられると思います。
ただ、センター試験を受ける人であれば、中間テストで勉強する内容は比較的センター試験と関連性が高いので、そこまで大きくムダな時間になることは少ないともいえますが、
そもそも中間テストにセンターで受験しない科目がある人、センターなど関係ない私立大学を受ける人などは、やはり中間テストの出題内容は、全く受験とは関係ない場合も少なくないわけです。
この場合の考え方ですが、まず中間テストの勉強を捨てることはできないわけですから、そこはある程度の「割り切り」が必要です。
「割り切り」というのは、つまりこの期間だけは中間テスト対策に専念したほうがいいということです。
とはいえ、です。勉強というのは何でもそうですが、中間テスト対策も時間を費やそうと思えば無限に費やせてしまえる部分があります。
いくら勉強を中間テスト対策に切り替えるとはいえ、必要以上にそちらに時間を投入しすぎてもムダなわけです。
だから、テスト勉強に入る前に、このテスト期間の間に「どの範囲を勉強するか」については、超しっかりと明確に「線引き」しておいがほうがいいです。
「この科目は、ここからここまでをやる。それ以上はもうやらない。」ということを、「最初に」「明確に」決めておくのです。
そして、その範囲を徹底して覚えることだけ考える。
当然、先生が「ここは出るかもしれないぞ」などと強調した部分や、過去のテストでその先生がよく出しているような部分
(たとえば教科書の太線とか公式とか、授業でやった問題だとか、黒板で黄色で書いた箇所など、その先生が出題しやすい傾向がある部分)
については、テスト勉強としてやっておく範囲にしっかり入れておく。
そして、実際のテスト勉強では、よほど想定外なほど時間に余裕が生まれない限りは、その最初に決めた範囲を完璧にすることに専念し、それ以外の範囲まで手を出さない。
高1、高2であれば、「出題範囲はくまなく全部やり切るぜ!」くらいの意気込みで、全時間をその範囲の勉強に投入することもできますが、
受験勉強もあり、勉強時間が限られている高3であれば、この明確な「線引き」が非常に重要になってきます。
この「明確な線引き」をテスト勉強に入る前に、やっておくことをおススメします。
私も高3のときは、「受験勉強」と「テスト勉強」の時間配分の兼ね合いがわからず、毎回とても歯がゆい思いをしましたが、
ここはもう全国どこでも「高校3年生の宿命」のようなところですから、ある程度は歯を食いしばって、乗り越えて行くしかない部分なのです。
今回お伝えした話はそんなに難しい話ではありませんので、ぜひ最初にテスト勉強の「明確な線引き」だけはしっかり行って、
この歯がゆい期間(>_<)を何とか頑張って乗り越えて行ってほしいと思います。