- 2013-9-13
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
このブログでは、何度となく「なるべく早めに過去問に手をつけましょう」という話をしていますが、
その理由の1つは、先日も書きましたが「志望校のレベルをリアルに知ってショックを受けるため」です。
早い段階で過去問をやると、まず間違いなくそのレベルの高さにショックを受けます。
でも、それは当たり前で、早い段階で過去問をやってみて、もしスラスラと解けるようならそもそも受験勉強をする必要がないわけです(笑)
当たり前なのですが、そのショックはいい意味での「リアルな危機感」をあなたにもたらしてくれるわけですね。
「こんなハイレベルの問題を、あと数ヶ月後に解かないといけないのか!(゚口゚;」
と思えることは、あなたの受験生活にプラスの緊張感をもたらしてくれますからね。
そして、なるべく早い段階で過去問をやっておくもう1つのメリットは、
【 志望校の傾向がわかるので、受験勉強の精度が上がる 】
ということです。
どういうことかと言うと、過去問をやったことにより、日々の参考書や問題集における受験勉強において、
「この部分は志望校で出題されやすいぞ」
「こういう問題はよく出るから要チェックだ」
「こんな問題はまず出ないよな」
といったことが感覚的にわかるようになるため、勉強に力を入れるポイントがつかめるようになる、ということです。
もちろん、百発百中で出題傾向や範囲がわかるようになるわけではありませんが、少なくとも過去問を一切やっていない状態に比べれば、何倍もその精度が上がるわけです。
受験勉強において重要なことは、受験に関係ない勉強は出来るだけ避けて、関係のある勉強を重点的にやっていくことです。
早めに過去問を実際にやっておくと、その勘が養われます。
単に赤本やらホームページやらに書いてある「出題範囲」だけを見ても、それだけでは決してわからない傾向というものがあるわけですね。
また、傾向を知るために過去問を解かないでパラパラと出題範囲だけを見る人もいますが、
それだけでは傾向を「わかった風」にはなりますが、実際には何もわかっていないといっても過言ではありません。だから、過去問を「読む」「眺める」だけでもダメ。
実際に過去問を「解く」ことで、初めてわかることがとても多いわけですね。
そうやって過去問を実際に解いた経験が、本番までの受験勉強の精度を大きく上げてくれるのです。ときどき、
「過去問を早く解いたら、あとで解く問題の量が減るからもったいない」
などという受験生がいるのですが、その考え方こそが一番もったいないことだと知りましょう。
これから本番までの受験勉強の精度を少しでも高めるために、ぜひ過去問にはなるべく早めに手をつけておいてください。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
と孫子が言った戦い方は、受験生にこそバッチリ当てはまるわけですね。