- 2013-11-13
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これは受験生に限らないのですが、人間は生活している限り、1日の中で「面倒くさい作業」というものに必ず出くわします。
1日の朝から晩まで、1週間の月曜から日曜まで、まったく「面倒くさい作業」に出くわさない人などいません。いるとしたら叶姉妹的なとんでもないセレブの方でしょう。たぶん。(-_-;)
日常生活の中のささいな雑用はもちろん、受験生であれば宿題とか課題とかノルマとか模試の復習とか、そういう勉強系の「面倒くさい作業(勉強)」も含まれてきます。
こういう「面倒くさい作業」を、一番ストレスが少なく実行できるタイミングはいつかというと、それをやるべき時間が来て、心の中でやらないといけないと思った「その瞬間」です。
「この面倒くさい作業をやる時間が来たぞ!」と思った「その瞬間」から時間が経過するのに比例して、当の面倒くさい作業の心理的なハードルが、どんどん高くなって行きます。
心の中でその作業のイメージが、勝手にモンスター級にデカくなっていくわけですね。
ところがそのハードルを乗り越えて実際に作業をやってみると、案外思ったほど大変ではなく、難なく終われることも少なくありません。
作業を終わったあとにふと振り返ってみると、作業を始める前に「今からアレやるのかぁ。面倒くさいな~」と思っていたその「想像苦」と、作業そのもののどちらがしんどかったと言えば、
想像しながら「やろうかどうか迷っている」時の方がよっぽど作業そのものより苦しかったやん(>_<)というオチになることが非常に多いのです。
だから、面倒くさい作業(勉強)をやらないといけない時が来たら、その作業のことを頭でゴチャゴチャと考えないで、
【 まずいきなり体を動かす 】
こと。これが正解です。想像し始めたらアウトです。そう思っておいてください。
その想像(きつく言えば被害妄想)が頭の中で広がるまえに、間髪入れずにいきなり体を動かし、その作業の第一歩めを踏み出す。
ポイントは、その作業の面倒くさい状態を想像する「想像苦」が脳内で広がる前に、さきにパッと体を動かして、
【 想像苦が広がるスキを脳に与えないこと 】
です。そうやってサッと作業をやり出しさえすれば、あとは流れにのれます。そして、繰り返しますが、案外やっている真っ最中は没頭していて、そんなに面倒くさいと感じないことも多いわけです。
私の友人や先輩でも優秀な人は大半そうだったのですが、受験勉強などの自分との闘いに毎日常勝している人は、上のような感覚が習慣化されていて、作業への切り替えに時間がかからない人がとても多いです。
何かやるときに、たとえそれが面倒くさそうな作業でも、立ち止まって考えるよりパッパパッパと次の作業に移っていきます。
結果としてそちらの方がストレスもかからない上に、時間も有効に使え、生産性が高まるわけです。
逆に作業をスタートするまでに時間がかかり、動かずにあーだこーだと考えて想像苦を味わっている(?)時間が長い人ほど、心理的にとてもつらい上に、時間も有効に使えなくなります。
こういう部分から合格が一歩一歩遠のいて行くわけです。作業のスタートが遅いというのは、一見たいした違いではないようで、実のところすごーくたいした違いなのです。
面倒くさい作業をやらないといけない時間が来たら、脳が「何か」を考える前に、忍者のごとく(!)ササッと体を動かしてください。「考えたら負け」と思っておくくらいでちょうどいいです。
以上の内容にご納得して頂いた方は、面倒くさい作業の時間が来たら「考えたら負け!」を合い言葉にして、その合い言葉と同時に体を動かすようにしてみましょう。
それが習慣化できれば、今よりも断然合格へ一歩近づくはずです。