- 2026-5-9
- 石油危機・イラン戦争
こんにちは、中西です。
ホルムズ海峡封鎖による石油危機が、日々刻一刻と深刻さを増しています。
今回の危機で最大のリスクは、大飢饉につながる食料危機のリスクです。
国連も、世界で4500万人が飢餓状態に陥ると警鐘を鳴らしています。
このメルマガでも、食料危機のリスクについて3月初旬から2カ月にわたり、これ以上ないレベルで具体的な証拠と数字を出して警鐘を鳴らしてきました。
また、そのための対策となる備蓄の話も相当詳しくお伝えしてきましたので、すでに備蓄をほぼ終えられた方や、どんどん進めている方も多数おられます。
なので、今回の石油危機で最も力を入れなければならなかったのは備蓄だったわけです。
それは、飢えてしまうと生きることができないからです。
一方で、今回の食料危機は食料だけでなく、生活インフラの崩壊リスクもどんどん高まっています。
特に、ずっと言ってきたのは水と電気のリスクです。
発電所では重油を使いますので、今回の石油危機で重油が足りなくなると、計画停電やブラックアウトなどのリスクも高まります。
実際、少し前に政府関係者の間で節電要請の話が進んでいるという情報もありました。
この状況なら、普通にあり得る話です。
また、下水の処理でも重油を使いますので、最悪の場合、下水が流せなくなるか、流せたとしても下水が処理されず、汚泥と言われる汚い水が川や町にあふれる可能性すらあります。
上水道の水も、浄水場で消毒処理されて水道から出てくるわけですが、その消毒剤が軽油不足による物流停滞で浄水場に入らなくなる可能性もあります。
さらに、すでに起こっている問題として、トラックのディーゼルエンジンに使うアドブルーの容器がナフサ不足で作れなくなり、本体の液体があっても容器不足で運べなくなるという事態も起こってきています。
今後、消毒剤が同じ理由で運べなくなるリスクもあるわけです。
つまり、容器が作れなくなるリスクもあれば、トラックの燃料がなくなって運べなくなるリスクもあるので、水道の水が飲めなくなる可能性もあります。
ついでに言うと、ゴミの焼却でも重油を使いますので、ゴミ回収がストップするリスクもあるわけです。
その重油の枯渇リスクもどんどん高まっていて、最近では日経新聞も報じていました。
▼重油のスポット価格5割高 細る供給、ガソリンより品薄感強く – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB019PE0R00C26A5000000/
これは当たり前の流れですので、3月から予想できていたことです。
このメルマガでもずっとそのリスクを説明してきましたが、どんどん予想通りの展開に進んでいます。
ここからが今回の本題なのですが、
この電気や水道の停滞リスクについて考えていたときに、ふと10年ぐらい前に見た日本映画を思い出しました。
内容はうっすらとしか覚えていないのですが、東京でなぜか電気が使えなくなり、5人ぐらいの家族が東京から逃げるために、自転車で地方へ何日もかけて移動していくようなストーリーでした。
内容はほとんど覚えていないのに、すごく面白かった記憶があり、今のこの状況と非常に似ているのではないかと感じて、AIで調べてみました。
タイトルも「なんとかファミリー」とか「なんとか家族」みたいな感じだったと記憶していて、それをそのままプロンプトに投げかけたところ、完全に該当する映画が見つかりました。
タイトルは、「サバイバルファミリー」でした。
▼「サバイバルファミリー」予告編
キャッチコピーには、「電気消滅!!生き残れ家族!」とありました。
予告編を見ると、ある日突然の大停電からの、家族4人で移動しながらサバイバル生活になっていくようすが描かれています。
ペットボトルの水が2500円になるシーンもありました。
この映画を見た10年前は、さすがにフィクションとしてしか見ていませんでしたが、当時でも全くあり得ない話でもないので、その点でも興味深かったです。
ただ恐ろしいのは、今の日本は、まさにこの映画のような状況になってきているということです。
すでに食料や物の値段は上がってきていますが、ホルムズ海峡がこのまま封鎖されるのであれば、今後ますます爆上がりするのは必然です。
それこそ、飲み水や食べ物が数倍どころか、10倍位になってもおかしくないと言う話は、3月あたりからこのメルマガでもしていました。
終戦直後の各食料のインフレの値段表も書いたと思います。
この映画の細かいストーリーは忘れましたので、今の日本の状況とどれほどリンクしているかまでははっきり覚えてません。
しかし、電気や水道が止まるという点では、シミュレーションとしてこれ以上ないぐらい分かりやすい映像作品だと思います。
今調べてみたら、Amazonプライムビデオで無料で見られるようですので、プライム会員の人なら視聴できそうです。
また、YouTubeでも作品が丸ごと違法アップロードされているようですが、Amazonで見られない人はYouTubeでも普通に見られる状態です。
(違法アップロードのリンクは貼れませんので検索で調べてください。)
内容は面白かった記憶がありますので、私も久々に見てみようと思います。
電気が止まる究極のサバイバル状況というのは、自分の頭で想像するだけではなかなかリアルにイメージできませんからね。
ですので、こういう映像作品で疑似的にでも電気が止まった時の世界を見ることができるのは、とても参考になると思います。シンプルに面白い映画でしたし。
ちなみにAmazonの評価を見たら、5点満点中4.4点もありましたので、評価もかなり高い作品でした。
今ほどこの作品を見るのにベストタイミングはないとも言えそうですので、興味のある人はぜひ視聴してみてください。


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