- 2022-10-21
- 働き方・キャリアの話
こんにちは、中西です。
前回・前々回と
「週4日労働」(週休3日制)
をテーマにお届けしました。今回もその続き。
そもそも、なぜこのテーマを取り上げているかと言うと、
【 勉強や仕事に集中する目的は、自分の人生を豊かにし、充実させるため 】
だと私は考えているのですが、日本経済の未来にあまりにも希望がなさすぎるからです(控えめに言ってます)。
そんな中で「雇用されて収入を得る」と言う多くの人が進む道において、数少ない希望の一つが、私がこのメルマガでもよく取り上げる
「在宅ワーク」(リモートワーク)
であり、もう一つがこの
「週4日労働」(週休3日制)
だと感じるからです。
その考えは、私の実体験をもとにしていると言う話を、前回音声でお伝えしました。
▼音声「中西の週4日勤務(週休3日)の体験談」(13分20秒)
https://shuchuryoku.jp/onsei/mailmaga/shu4kinmu-taikendan.mp3
週4日労働(週休3日制)は、パナソニック・ NTT ・ Yahoo!といった有名大企業にも導入するところが増えています。
在宅ワークと同じで、私はこれを時代の大きな流れだと考えています。
ざっくりいうと、学校でも会社でも、
昭和は週休1日でしたが、
平成は週休2日が当たり前で
令和は週休3日が当たり前になる
という流れになる可能性が高いです。
これは世界的な流れなので、おそらく資本主義社会というか、文明というのは、「労働者の休みが増えていく方向」に進んでいくものなのでしょう。
とはいえ、週4日労働(週休3日制)は、果たして、本当に問題なく実行にうつせるものなのでしょうか?
実は、これについて、興味深い研究が行われています。今年の6月から、
「世界最大級の週4日労働の調査」
がイギリスで行われていて、70社3300人が参加。
今年の12月まで半年かけて行われるようですが、その中間報告が先日発表されていました。
この実験に参加している70社にアンケート調査が行われ、その結果
回答の88%が今のところ週4日勤務が「順調」と回答し、
86%が「実験終了後も週4日勤務の継続を検討したい」と回答している事が判明しました。
実態としても、
従業員の勤労意欲・生産性・収益
と言ったすべての面で向上していることがわかったようです。
つまり、単に労働時間が短くなっただけですと、企業にとっては問題になる可能性があるわけですが、
「生産性」と「収益」
という企業にとって最重要な部分でも向上が見られたわけです。
しかも、納得している企業・実験終了後もこのまま続けたいと考える企業が9割近くにも達しています。そりゃすべての面でプラスになるなら、やめる理由がありませんからね。
まだ中間報告の途中経過とは言え、この時点でここまでプラスの結果が出ているのに、後半の3ヶ月でいきなり突然マイナスの実態が浮き彫りになる可能性は低いと思います。
と言うわけで、週4日勤務(週休3日制)は国内外で導入する企業が増えつつありますが、今のところ、企業と従業員の双方にとってプラスに働く可能性が高そうです。
日本経済の未来は、(自民党と財務省が存在する限り)希望が全くありませんが、昭和・平成の時代にはほとんど見られなかった
「在宅ワーク」(リモートワーク)
「週4日勤務」(週休3日制)
が、世界的な流れも踏まえて、今後国内でも中長期的には主流になっていく可能性は高そうです。
これが本当に実現すれば、先進国から脱落した衰退途上国の中でも、それなりに明るい希望が見えてくるように思います。
それではまた。
※参考:週4日労働を導入したあるイギリス企業は生産性、勤労意欲、収益などすべてが向上…70社3300人が実証実験に参加中 | Business Insider Japan