- 2021-3-9
- 未分類
こんにちは、中西です。
本日3月9日は、3と9が並んで「サンキュー」だから「感謝の日」らしいです。
ということで今回は感謝にちなんだ話を。
実は脳科学的には「感謝」がどういうものかある程度は判明していて、
脳内ホルモンの観点でいいますと
「オキシトシン」
が分泌されることがわかっています。
オキシトシンは有名なのでご存知の方もおられるかと思いますが、別名としては
「幸せホルモン」「愛情ホルモン」
といった形で呼ばれることも多いです。
お母さんが赤ちゃんを抱っこしたり授乳したりしている時だとか、異性と手を繋いだり、ペットをなでたりする時など、
基本的に好きな相手と接触することで分泌される脳内ホルモンです。
特徴的なのは「幸せな気分」に浸れることができるので、見方を変えれば
「幸せと言うのはオキシトシンが出ている時」
と言うこともできるわけです。
幸せホルモンと呼ばれるものは他にもいくつかありますが、オキシトシンは人や動物との接触的なつながりによって分泌されます。
では接触する以外ではオキシトシンは分泌されないかと言うと、実は必ずしもそういうわけでもなく、
例えば目があっただけだったり、植物に水をやったり、動物の映像を見る場合でもオキシトシンが分泌されるという研究結果もあります。
これは結局何を表しているかというと、
「生きているものとのつながり」
を脳が実感したときに分泌されるホルモンと言うことであり、その
「つながりの実感」
が幸せな気分をもたらしてくれると言う事だといえます(ここは私の解釈)。
つまり「つながりを最も実感できる」のが「触れた時」という話なだけで、
「触れる」と言う触覚的な感覚自体は本質ではないわけです。
「触れる」ことが本質であれば、赤ちゃんやペットと同じような触覚の物体(人工物)であれば、それを触るだけでもオキシトシンが出ると言うことになりますが、
普通に考えてその触感だけで赤ちゃんや自分のペットと触れる時と同等の「幸せな気分」になれる人はいないでしょう笑
そう考えると必ずしも何かに触れていなくても、
愛情のようなプラスの感覚で「つながり」を感じることができるなら、オキシトシンが分泌されると言う理屈は成り立ちます。
人が「感謝」の気持ちを持っているときに脳内でオキシトシンが分泌されるのは、
直接何かに触れているわけではありませんが、この場合言うまでもなく
「感謝する対象の相手」
が存在するわけですから、その相手に対して感謝と言う感情を持つことで、
その相手との「つながり」を必然的に脳が感知することになりますので、
「感謝でオキシトシンが分泌される」
のは論理的にも納得いくものだと思うわけです。
嫌いな相手やむかつく相手に感謝をする人というのはおそらくいないはずで(よほど高レベルの精神修養を目指している方は除き笑)、
普通は感謝をする相手と言うのは、当然感謝するだけの何らかのことを相手にしてもらっているわけですから、
お母さんが愛情をかけている赤ちゃんや、かわいいペットや好きな異性と同様、
限りなく自分にとって「ありがたい存在」であるわけです。
とすれば、たとえその相手本人が目の前にいなかったとしても、
その相手を脳内でイメージして感謝することで、そのありがたい相手と「つながる感覚」を脳が感知し、愛情ホルモンのオキシトシンが分泌されて、
【 感謝をした自分自身が幸せな気分になる 】
と言うのは、やはり論理的に考えても必然的だと言えそうです。
ちなみにオキシトシンを始めとする幸せホルモン系は、
脳内で分泌されると、集中力の大敵である「ストレスも解消(緩和)」していくことがわかっていますので、
【 感謝をすると集中力が高まる 】
と言うのも、決して飛躍的な論理でも何でもなく、科学的に必然的な現象と言えるのです。
実際私はストレスが溜まってきたり疲れたときに、感謝をすることでストレスを解消させ、
その後の勉強(仕事)や作業に向かう集中力を高める、というかなりディープな高等テクニックも時々実践しております(*´-`)
感謝でストレスが解消していく、と言うのは実感としてわかりますね。
特にイライラや雑念などの精神的なストレスは、感謝によるオキシトシンパワーで解消させやすいと感じます。
感謝自体が精神的な行為なわけですから、肉体のストレスよりも「精神的なストレス」により効果を感じやすいと言うのも自明の理かと。
と言うわけで、本日は感謝の日と言うことで感謝パワーを取り上げましたが、
別に今日に限らず、毎日いつでも即効で利用できるテクニックですから、上記の話を読んで興味のある人は、よかったら参考にしてみてください。
ストレス解消や集中力アップの効果をどこまで実感できるかは個人差があるでしょうが、
幸せホルモンを自分で分泌させて、幸せな気分になって損をすることは何もないですからね笑
それではまた。