- 2013-3-15
- 2013年の記事, 特集カテゴリ1(倉庫)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私が小学校のときに、小学校のすぐ真隣に住んでいる女の子がいました。
ホント、もう目の前が小学校ですので、その気になれば、始業の1分前に家を出ても間に合うレベルです。
小学生の私は、その女の子のことを、尋常じゃないくらいうらやましがったものですが(ちなみに私の家は小学校から徒歩20分ほど)、
いま思えば、あんな近場に家が無くてよかったなとつくづく思います。
よく考えたら自分の家の前を友人たちが毎日通り過ぎるなんて恥ずかしいやん(>_<)
・・・なんて話ではなくて、ようするに、
朝に「通学」という形で一定の時間歩くことで、それが脳に好影響をおよぼして、授業への集中度をアップさせていた
と考えられるからです。
これを裏付ける研究結果があります。
5歳から19歳の児童・生徒たち約2万人を対象に、デンマークのコペンハーゲン大学とオーフス大学が共同で行った研究があるのですが、
この研究結果によると、学校まで車やバス、電車などの交通手段を使って通学していた生徒よりも、
徒歩もしくは自転車で通学していた生徒たちのほうが、集中力の計測テストで、よい結果が出たのです。
私自身、これは仕事でなんですが、以前、毎日車で通勤していたときがあります。
このときは、自宅の玄関のドアを開けて、3秒ほどちょこっと歩いてマイカーにのり、
会社についたら、7秒ほどちょこっと歩いてオフィスに入る、という通勤形態のことが一時期ありました。
実際の距離的には、会社と自宅はけっこうな距離でしたが、私自身の肉体は、トータル10秒ほどしか動いていないわけです。。
で、このときは「午前中から俺ハイテンション!イエィ!何でもかかってこんかい!!」みたいな状況は少なかったんですよね。
ところが今現在、私は朝と晩の1日2回ジョギングをしているのですが、
とくに朝ジョギングを習慣にしてからの午前中の仕事のはかどり具合ときたら、かつて朝ジョギングをしていなかった頃とは比較にならない集中度なのです。
そのあまりの違いを体験してからは、朝ジョギングは完全に私の生活(というか仕事)から切り離せない、大切なライフスタイルの一部となりました。
というわけで、学問的にも、私個人の経験的にも、
勉強や仕事前に下半身(足腰)を動かしておくことは、集中力アップの非常に大きなポイントになる
と、言い切っていいかと思われますので、
通勤通学では、工夫してなるべく徒歩なり自転車を使って、
一日のスタート前に、足腰を十分に動かしておいてほしいと思いますね。